昨日の続き。
トークショー終了後、7名の棋士による指導対局。
観客は鈴なりでした。
ひげめがねはゴキゲン中飛車でおなじみ、近藤正和六段と二枚落ちで対局させていただきました。
トークも文章(日本経済新聞に観戦記掲載)もうまく、改めてファンになってしまいましたよ。
さて、将棋の方ですが、対局前は厚く指すことを心がけようと思ったのですが、やはりテンションがあがってしまい猛烈な攻め合いになってしまいました。反省。
図は7五にいた金を進出されたところ。この手が全く見えておらず負けにしたと直感しました。
もうこの時点で近藤六段の次の予定まで10分しかない、ということであと5分で対局は終了するよう係の方より指示がありました。
ここから終局まで5分ということは、次の1手に費やせる時間はせいぜい1分半。しばらく体験したことのないような頭のフル回転に突入。2分弱考えて、そこからはノータイムで刺し続けます。
第1図からの指し手
▲5三と▽7四玉▲7五歩▽同玉▲8七桂(第2図)
第1図から▲6八金打や▲8九金も考えはじめましたが、15秒で却下。深く読めないし勝ち目なさそう。
そうなると攻めるしかないのですが、かろうじて▲8七桂が第1図の時点で見えたのが幸運。ただですが。
第2図からの指し手
▽同金▲7六歩▽8四玉▲8五歩▽同桂▲7五銀▽8三玉▲8四歩▽9二玉▲3二飛成までひげめがねの勝ち。
▲7六歩が打てて、負けても満足。▽同玉は▲6五歩が王手になり、直感的に勝ちと判断。もちろん読み切っていませんが。ただ、逃げられたときにどうなるかは全く読めていませんでした。
残り2分余して終局。終局時は体に震えが来るほどの興奮状態。こんなにうまくいくとは…。火事場の馬鹿力ですね。
近藤先生からも「よく詰ませましたね」とおっしゃっていただきました。
ただ、ひげめがねは思わず「すみません」と言ってしまいました。おそらく逃げ方によって上手玉は詰まなかった、もしくは、もっとまぎれのある逃げ方ができたことを直感で認識していたから。時間がないので、花を持たせていただいたと思ったのです。
その直感は事実でした。実は超難解な終盤戦だったのです。第1図はどちらが勝ちか、お考えください。解答は次回ブログで。以上、内藤國雄でした(嘘)。
トークショー終了後、7名の棋士による指導対局。
観客は鈴なりでした。
ひげめがねはゴキゲン中飛車でおなじみ、近藤正和六段と二枚落ちで対局させていただきました。
トークも文章(日本経済新聞に観戦記掲載)もうまく、改めてファンになってしまいましたよ。
さて、将棋の方ですが、対局前は厚く指すことを心がけようと思ったのですが、やはりテンションがあがってしまい猛烈な攻め合いになってしまいました。反省。
図は7五にいた金を進出されたところ。この手が全く見えておらず負けにしたと直感しました。
もうこの時点で近藤六段の次の予定まで10分しかない、ということであと5分で対局は終了するよう係の方より指示がありました。
ここから終局まで5分ということは、次の1手に費やせる時間はせいぜい1分半。しばらく体験したことのないような頭のフル回転に突入。2分弱考えて、そこからはノータイムで刺し続けます。
第1図からの指し手
▲5三と▽7四玉▲7五歩▽同玉▲8七桂(第2図)
第1図から▲6八金打や▲8九金も考えはじめましたが、15秒で却下。深く読めないし勝ち目なさそう。
そうなると攻めるしかないのですが、かろうじて▲8七桂が第1図の時点で見えたのが幸運。ただですが。
第2図からの指し手
▽同金▲7六歩▽8四玉▲8五歩▽同桂▲7五銀▽8三玉▲8四歩▽9二玉▲3二飛成までひげめがねの勝ち。
▲7六歩が打てて、負けても満足。▽同玉は▲6五歩が王手になり、直感的に勝ちと判断。もちろん読み切っていませんが。ただ、逃げられたときにどうなるかは全く読めていませんでした。
残り2分余して終局。終局時は体に震えが来るほどの興奮状態。こんなにうまくいくとは…。火事場の馬鹿力ですね。
近藤先生からも「よく詰ませましたね」とおっしゃっていただきました。
ただ、ひげめがねは思わず「すみません」と言ってしまいました。おそらく逃げ方によって上手玉は詰まなかった、もしくは、もっとまぎれのある逃げ方ができたことを直感で認識していたから。時間がないので、花を持たせていただいたと思ったのです。
その直感は事実でした。実は超難解な終盤戦だったのです。第1図はどちらが勝ちか、お考えください。解答は次回ブログで。以上、内藤國雄でした(嘘)。