愛の塩焼き

友人の薦めで勢いで開設してしまったよもやま日記。
早いもので16年を超えた。。。。

佐倉学  その4

2010年08月30日 18時51分42秒 | Weblog
 1日公示の民主党代表選、小沢さんが出るの出ないのと騒がれておりますがどうなるのでしょうね。

 鳩山さんは首相との間に立ってちょこちょこ動き回っているようですが、人の間に入って調整する能力があれば、あんなに早く退陣することもなかったろうに…




 さて、まだまだ続く「佐倉学」


 武家屋敷に続いて訪れたのが旧堀田邸です。

 屋敷の主、堀田正倫は最後の佐倉藩主でした。


 建物は、現存する明治期の旧大名家の邸宅としては数少ない貴重なもので、2006年に国の重要文化財に指定されています。


 ここでは、ボランティアのガイドさんがマンツーマンで着いてくれ、しっかりと歴史のお勉強をさせていただきましたわ

 いや~、勉強になりました。
 で、まぁ、ここでツラツラと書き記すのもなんなので、撮ってきた写真だけ。
 (本当は書いた方が自分用の記録になるんだけどね)









 この門は非常に格式の高いものだそうです。

















 庭を管理したのは当時腕の良い職人が集まっていた現在の東京・巣鴨の職人さんだそうです。
 見事な百日紅がたくさん植えられていましたが、当時は貴重なものだったとか。
 これだけ大きな百日紅を見たのは初めてでした。

 千葉県松戸市にある旧誰それさんの屋敷(忘れました)、鹿児島にある旧島津家の屋敷、そしてこの旧堀田邸の3つが、個人宅の庭園として貴重なものなのだそうです。





 これは住居として使用していた部屋の一部。奥の床の間のある座敷は、今年末にNHKで放送予定の「坂の上の雲」のロケで使用したそうです。(昨年、第一部が放送されていましたね。もっくんが主役のやつです)





 これは釘隠。字の通りです。釘が使われたはしらにそれを隠すために施された細工。
 各スペース毎に模様が違っていました。









 この邸宅は当時としては本当に贅の限りを尽くしていたようで、引き戸の絵に明治を代表する女流画家、跡見花蹊の絵が用いられたり、上の写真のようにインド更紗が使われたりしています。









 この縁側のガラスもある意味貴重なものだそうです。
 二枚目の写真で、ガラスが歪んでいるのが分かりますか?
 当時の技術ではこうしたガラスしかできなかったそうなんです。
 いまはこうしたガラスが作れないので、割れてしまって、補修した場所には歪みのない平らなガラスがはめ込まれていました。

 歪んでいた方が味があります。










 上の二枚は湯殿で、最初が「化粧の間」次が湯を浴びるところで、床は斜めになっています。
 この湯殿は大正天皇が皇太子の時にこの地を訪れ、休憩場所として指定された時に、皇太子の汗を流すためだけに増築されたそうです。


 以上、旧堀田邸の模様でした。

(つづく)



コメント (12)
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