愛の塩焼き

友人の薦めで勢いで開設してしまったよもやま日記。
早いもので16年を超えた。。。。

旅の終わりは個室寝台車

2011年06月10日 17時50分20秒 | 読書
 2週間ほど前だったか、埼玉のSさんと呑んだ時、「読んでみる」と渡された1冊の本。


 「旅の終わりは個室寝台車」 宮脇俊三著


 何がきっかけだったかは忘れたけど、「鉄っちゃん」の話題になったときに、

 「実は自分も多少鉄の気がある(あった、だったかな?)」とSさんがカミングアウト。

 バックから引っ張り出したのがこの本。




 「人生で唯一自分で時間を好きに使える時代が学生のとき」と言ったのは、今年卒業式を中止した立教新座高校の校長が卒業生に贈った言葉だったか。

 確かにその通りで、この後自分が時間を操れるのはリタイア後なんだろうなぁ。



 自分も18歳から22歳までは一人旅に時間をずいぶん費やしたので決して嫌いじゃない。「鉄道」。

 小学生の頃には、上野駅に通い、特急列車から降りてくる人たちに特急券や寝台券を分けてもらい、集めていたことを考えると立派な鉄ちゃんかな(笑)

 (当時は、乗車券と特急券、寝台券は別々に発行され、改札を出るのに特急券や寝台券は必要なかった。まぁ、いまも基本はそうなのだろうけど)



 そんなことで、ただ単に「どこからどこまで鉄道で移動した」という単純な話を書いた本書だが、すんなり中に入り込むことができ、あっという間に読破。


 特に北海道紀行の話では、著者が出会った若者の姿が自分にかぶって懐かしい。

 彼らの行動様式がまったく当時の自分だった。



 劣化した紙の臭いがする本書の発行日は昭和59年10月15日とある。

 多少の前後はあるが、やはり時代がかぶっているね。




 忘れかけていた放浪癖がムズムズしだしそうな1冊だった。

 社会的責任を放棄するわけにもいかないしなぁ~

 やはり、リタイアまでおあずけだね。





 今日はとても懐かしい人からお誘いを受けた。この後なので、会社から投稿だぁ~





コメント (8)
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