
馬鹿でかい海神のドロドログニャグニャが片付いて、やっと話が動き出したかと思ったら
リッケルトを追いかけてまたまた見飽きたトロールの群れが・・・

特に巨大ハンバーガー状の海神は動きがなく意志もなくて、見ていて退屈なんですよね。
初めの方の巻を読み直してみたら巨大怪物より流血の量は少なくても、ずっと血なまぐさくずっと怖い。
初めのころガッツが戦っているのは「人間じゃねぇ」と言っても人間で、戦うこと殺すことに怖さと意味の問いかけがあったんですが、
巨大海神やトロールは怪物に過ぎず、ストーリー上スルーしてもほとんど影響なさそうで、どんなに退治に苦労しても意味を感じない。
人間離れした強さになってしまったガッツを狂戦士の宿命に追い詰めるためにこの海神達が必要、という判断でしょうが、
グリフィスを相手に戦う中で追い詰められてこそ、テーマが動くんじゃないでしょうか?
なんだかだ言いながら、グリフィスをめぐる大きな謎に惹かれて読み続けてるわけですが・・・

これは最初にドーンと大きなものを提示してしまった方が、ダレ場があっても持ちこたえられるということですね

旅の仲間もまた増えて、全員並べて一言ずつしゃべらせるだけでも大変そう。
ガッツの少年時代の話は、作者は描きたかったのでしょうけど、ベルセルクに期待されてるのはこんなもんじゃないと思います。
体力も視力もそういつまでも続くものじゃないですよ、いやもうひしひしと・・・。
テーマを前に進めてください。