オオオナモミ?(キク科・10月22日撮影)
オナモミは“ひっつきムシ”の代表格。
セーターにくっつけられて取れなくて難儀したのに、自分ではオナモミを探すことができず、やり返せなくて悔しかったのを思い出します。
どこにでもありそうなのに探すと意外に見つからない・・・。いつの間にか絶滅危惧種になっていたんですね。
今身近で見られるものは殆どが帰化植物のオオオナモミ。オナモミは京都ではすでに絶滅した・・・ということになると、これは比較的最近日本にやってきたオオオナモミの方。ということになります。
オオオナモミのほうが葉柄や棘の先が紫色を帯びて、全体に大きいので見分けられるそうですが。
でもこの写真のオナモミはネットで見る他のオオオナモミほど紫色じゃありませんし、栄養が悪かったのか全体に小型です。
オナモミ自体ず~っと昔に大陸から渡ってきた帰化植物らしく、新しく渡ってきたオオ・・・と、決定的な違いは無いように書いてあるホームページもありますね。
セイヨウカラシナも、渡ってきた当時は人の背丈ほどにも伸びて春の堤防を席巻していましたが、いつの間にかおとなしく可愛らしくなって、今では菜の花と変わらないサイズのものが大半です。
オナモミとオオ・・・の違いは、日本の風土になじむ前、なじんだ後、ということなんでしょうか?
学術的なことは分かりません。私のような単なる“草好き”にはとにかくオナモミ、ということで充分ですが。
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