モモをモモ子と呼ぶ男

夜はいつも１２時前に寝てしまう。
モモがいるので私の部屋の戸ははネコが通れるくらい隙間を空けておく。

夕べは夜中遅くに帰ってきた、夫の声がした。
「モモコさん、桃山モモ子さん」何度も呼んでいる。
寝ていてもその声は聞こえてくる。

モモは私の枕元で寝ているので階下には降りていかなかったらしい。
夫は酔っていたので、どうしてもモモに会いたかったらしく、部屋に入ってきて
寝転んでモモをなぜている。相変わらず「桃山モモ子さん」と声をかけている。

私が眼を覚ましてトイレに立つと、「太っちゃって・・・」なんて私をからかうことも忘れずに。

「そんなにかわいいなら、連れてけばいいのに」と言っても、
「おれは２番目の男でいいんだ」なんて、演歌のせりふもどきを言って部屋から出ていくんですよ。
ネコってそんなにかわいいんですかね～
子どもが小さいときより、もろにかわいがっているではありませんか。

モモは、私の枕に頭をのせて寝てるんですよ。
かわいっちゃんですよね。
これで朝４時とかに起こさなければもっとかわいいんですけどね。