姫と太郎の賑やかなお家

姫14歳、太郎9歳。高機能広汎性発達障碍の子供たちとの賑やかな暮らしぶりを綴っていこうと思います。

就学前健診

2009-11-06 11:35:55 | 太郎のこと
昨日は太郎の就学前健診がありました。

「5日に学校に行って先生に『もしもし』してもらうからね。
学校の中では上靴を履くんだけど、一緒に買いに行ける?」
「うん、行ける

休みの日に二人で靴屋さんに出かけた時も、
タロはぐずることもなく試着をして真っ白な上靴を買いました。

帰ってからも「お父さん、見て!タロ、学校に行くねん。
お母さんが『これを履くんだよ』ってね~買ってくれた」

10日前では考えられないことです

健診の当日も「今日、学校?」と聞いてきました。

「そう。今日は学校に行く日だよ。
だから、お昼にお仕事が終わったら迎えに行くからね」
一度、お家に自転車と荷物を置きに帰るからね。
お母さんがお昼ご飯を食べて、用意が出来たら学校に行くよ」
「わかった!」飛び跳ねて嬉しそうにしている太郎を見て私も嬉しかったです。

健診はスムーズに終わって、いよいよ教頭先生との『就学相談』
本当なら教育委員会との面談が終わっていなくてはいけないのに
入院の為9日に延期になってしまって
こんな状態でどう切り出せば?と不安でした。

教頭先生の前に座った私は
「今年になって高機能広汎性発達障碍と診断されました。
主治医とも相談したところ、特別支援クラスにお願いしたいと思っています。
学校でのストレスを出来るだけ減らすことを一番に考えたいと思っています」
と切り出し、主治医から保育園宛ての意見書のコピーと検査結果、
現在の療育の経過と就学までの計画書を見ていただきました。
そして家でのパニックの様子から学校でも一人でクールダウン出来る場所が欲しいこと。
友達とのかかわりが苦手なこと。
こんなにたくさんの集団に入ったことがないので私にも全く予想がつかないこと。
そして何より自己評価が低く、傷つきやすいこと。
私なりに精一杯話しました。

上手く伝わっただろうか。
太郎なら見た感じ普通クラスでも大丈夫と言われるだろうか。

ドキドキしていた私に教頭先生は
「そういうことでしたら、特支クラスが良いかもしれませんね」とあっさり

何だか、拍子抜けしてしまってぼんやりしている私に
「集団がしんどいようであれば、特支クラスのようにこじんまりしたところが良いでしょうね。
学習面では個人に合わせていくので、遅れる心配はないと思います。
それよりはやはり学校を好きになってもらわないと。
楽しく通ってもらえうようにしていきたいですね。
特支クラスの見学にもいらしてください。
うちには特支のベテランがおりますから何でも相談してください。
入学後も担任や他の先生方と相談しながらその都度考えていきましょう」
教頭先生の言葉を素直に喜べない自分が嫌ですが
今まで「大丈夫、普通ですよ」とか「知能は高いんでしょ?」とか言われ続けてきたせいか、何だかスッキリしないんです

特別支援クラスに入れるかどうかの最終決定はどこがするんだろう?
学校?教育委員会?
このモヤモヤは9日に持ち越されそうです