姫と太郎の賑やかなお家

姫14歳、太郎9歳。高機能広汎性発達障碍の子供たちとの賑やかな暮らしぶりを綴っていこうと思います。

教育委員会からの通達

2009-11-19 19:52:49 | 太郎のこと
昨日、教育委員会から通達があったと園長先生から伺いました。
結果はやっぱり「普通学級」

9日の面談の後、なんだか落ち着かなくてブログもあまり更新出来ずにいました。
結果が出たら直ぐに記事にしようと思っていたのですが予想以上にショックでした

1日色々と想いを巡らしてショックの原因が結果ではないと思うようになりました。

なんとなく「ダメかもしれない」って思っていたので結果を聞いても「やっぱり」って感じでした。
では、何がそんなにショックだったか

ズバリ、私に結果を告げた時の園長先生の言葉と態度です。
私が聞いたそのままを文字にすると

「教育委員会から手紙が来てたわ。
でね、普通学級ってことでした。
異議がある場合はもう一度ってことやったけど、どうしても特支クラスよね?
そう言ってもう一度連絡するわね。
それで、その手紙をね、見せなくちゃって思いもってね~
ちょっとごちゃごちゃになってて、どこ行ったんかねぇ~
いまちょっと見当たらへんのよ。明日でいい?
イヤやわ~ どこに置いたかなぁ」

私が祈る想いで待った教育委員会からの手紙。
園長先生にとってはただの紙切れだったようです。
簡単に見失って、笑って私に告げられる程度のものでしかなかったようです。


そして、今日の午前中、教育委員会へ再申請の面談日の都合を聞かれました。
「また電話するから聞いといてくださいって言われたから」と園長先生。

その後、私は今日中に日時の連絡があると思っていました。

夕方になって太郎を迎えに行くと
「結局、電話かかってこなくて・・・明日ってことはないと思うけどね。
明日じゃなかったら、もう来週よね。
クラス編成があるって言ってたのに、来週でいいのかしらね」と。

なんだか怒りを通り越して力が抜けてしまいました。


「大丈夫ですよ。友達とは上手くやってます」

園長先生からはそう言われてるのに、太郎のパニックは治まらなかった。
フラッシュバックしては泣いて暴れてた。

今回のことでぼんやりと真相が見えてきた気がします。

理解あるフリをしてただけなんじゃないかって・・・

太郎がひとり頑張ってただけなんじゃなかって思います。

「いっつも、いっつも、タロだけが怒られる。
みんなタロが悪いって言う。
KSも、SYも、先生も、みんなタロが悪いって・・・」

そう言って泣いてた太郎。

「子供ですからちょっとしたことで言い合いにはなります。
けどね、太郎くんもかなり言い返したり、やり返したりしてるしね。
どっちもどっちってとこはあるんですよ」

そう言って笑ってた園長先生。

太郎ひとりに頑張らせてしまった。
太郎ひとりに我慢させてしまった。
きっと太郎は諦めてしまったんだと思う。

「タロは悪くない!」って言っても無駄だって。
「行きたくない」って言っても保育園には行かなくちゃいけない。
何を言っても無駄なんだって。

これ以上、我慢させたくないなぁ

もう一度、教育委員会と話をして、それでも普通学級だったら・・・
その時は太郎の気持ちを一番に考えよう。

もし、学校がしんどくなって「行きたくない」って言ったら
もう無理に行かせたりしない。

そう心に決めました。


なんとも愚痴っぽくなってしまいましたので、ほっこりするお話をひとつ

「お母さん、タロな、SKの笑った顔、見てみたい」

「え?SKちゃんって笑わんの?」

「うん。朝、SKのお母さんが行っちゃったら泣くやんか。
それからずっと泣いてばっかりやねん。
だからな、笑ったらいいのにって。
泣いてる顔じゃなくてな、笑った顔が見たいねん」

SKちゃんは最近保育園に入ったばかりの子です。
確かに、朝もお母さんを追って泣いています。
帰りも他の子が帰るのを見ては泣いています。

「SKの笑った顔、見てみたい」って言い方が太郎っぽいです

毎日泣いてるSKちゃんのことじ~っと見てるんだろうなぁ

でも、保育園の子供たちの中でSKちゃんに笑ってほしいって思ってる子なんて太郎の他に何人いるんだろう。

太郎のお母さんで良かったって心から思えました