今回の記事はタイトル通り少し重い内容です。
でも、姫のことを書くには避けて通れない問題でもあります。
そして、出来るだけたくさんの人に知ってほしい現実です。
「重いのはちょっと…」という方はスルーしていただいた方がいいかもしれません
姫が「発達障碍かもしれない」とスクールカウンセラーのT先生から遠慮がちに告げられて
病院を紹介してもらい、発達検査の予約を入れました。
ネットの検索や書籍を頼りに「発達障碍」について調べました。
そして、調べれば調べるほど「発達障碍に当てはまるけど、何だかしっくりこない」
姫の不可解な行動があったのです。
☆ 嘘をついていない筈なのにのに、事実と噛み合わない
☆ 自分の手足なのに「動いてない!」と言い張る
☆ 面と向かってきつく叱られてるのに、ぼんやりとして聞こえていないような様子
☆ さっきまで泣いて怒っていたのに10分もしないうちに何事もなかったかのように甘えてくる
そこで、T先生に疑問をぶつけてみました。
「発達障碍に当てはまるとは思うんですが、それでも何だかおかしいような気がするんです。
例えば、精神科の先生にも診ていただいた方がいいような・・・
発達障碍があると思って改めて姫と向き合っても、やっぱり何か引っ掛かるんです。
私の考えすぎでしょうか?」って思ったままを話しました。
T先生に「どうしてそう思いましたか?」と聞かれて
先に書いたこと(☆)をお話ししました。
そして私が姫を出産するまでは精神科医のもとで働いていたことも。
「お母さんがそこまで気づかれているのならお話します。
姫ちゃんは精神的にも辛い状態にあると思われます。
ただ、ここでの私の立場からそのことをお伝えするわけにはいきませんでした。
ここは教育現場の相談機関でしかないのです。
医療機関ではありません。相談であって診療ではないのです。
でも、お母さんからそのことを切り出されたのですから
私は専門医に相談することをお勧めします。
心当たりはありますか?
私から紹介することも出来ますが、どこの専門医も予約待ちでいっぱいなのが現状です。
可能であればお母さんのツテを頼られた方が早いかもしれませんね」
そこで私はまず養護教諭のS先生に相談しました。
児童精神科医の先生をご存知ないですか?と。
S先生はすぐに市の医療・療育相談をされているN先生を教えてくださって
「N先生ならきっと姫ちゃんのことを解ってくれますよ」と早速N先生の予約の手続きを取ってくださいました。
「お母さんが気づいてくれてホントに良かった」
その時、S先生は何度も何度も仰いました。
N先生とはやはり病院外での相談という形なのですが
「グレーの子ほど心配なのが二次障碍。
この子の知能からしても自分が人と違うこと、
出来ないことを嫌というほど自覚してるはずや。
言ったら悪いけど、いっそ何も解らん方が楽やねん。
おそらくこの子は乖離を起してるん違うかなって思う。
辛いことから逃げるため、自分を守るために他の人格を作ってしまう。
僕は『叱られ人格』って呼んでるけど、叱られる時はその人格に任せてしまう。
元の自分は隠れてしまう。だから叱られた後は何事もなかったように振る舞える。
実際この子は嘘をついてるわけじゃない。
ホンマに知らんか、解ってないねん。
身に覚えのないことで怒られたら辛い。辛いから逃げる。
それが悪循環になってしまう。
確かにこの状態ではグレーやから大丈夫とは言えんな。
けど、今すぐこの子自信のカウンセリングはこの子を追い詰めるだけかもしれん。
今の状態で『自分は他の子と違うんや』って思わせるのは良くない。
まずはお母さんのカウンセリングから始めよう。
お母さんがまず、かかわり方を勉強したり、気持ちの拠り所を作ってもらう。
お母さんが変わってくれば姫ちゃんも少し落ち着くやろう。
それから姫ちゃんのカウンセリングを始めてもらう。
教育センターには僕から直接連絡入れます。
早い方がいい。お母さんの為にも、姫ちゃんの為にも。
大丈夫。今ならまだ十分間に合うから。
この子は幼すぎて、同じ年頃の子の中で渡り合っていくのは無理や。
大人が守ったらなあかん子やと思う。
今回の騒動も、結局この子がはめられたんやろうな。
けど、この子ははめられたなんか思ってへんし、
何でこんなことになったんかも解らへん。
解らへんから、どんなに責められても、自分が不利になっても説明なんか出来ん。
困ったことに、このタイプの子はみんな同じような目に遭ってしまう。
辛いけど、こういう現実もあるっていうことや。
友達関係は出来るだけ気をつけて見てあげて。
年頃になってもっと酷い目に遭う子がおるのも現実やから。
お母さんや周りの大人で守っていかなあかん」
N先生のおかげで教育センターでのカウンセリングが始まり、
今は私も姫も随分元気になりました
初めてのWISC-Ⅲの検査結果の時、臨床心理士の先生も
「診断は付くか付かないかのグレーゾーンと思われます。
でも、検査では測れない部分、私が受けた印象から
姫ちゃんは大丈夫と言いきれないところがあります。
ですから、もし、また困ったことがあったら相談にいらしてください」
と仰っていました。
本当に心配なのは発達障碍そのものよりも
周囲の無理解や生き難さから引き起こされる二次障碍だと痛感しています。
余談ですが、男の人が苦手な姫ですが、N先生は平気みたいです
N先生、見た目は体育会系で「優しそう」って感じではないです
N先生、ごめんなさい
姫に聞いても「解んないけど、N先生は嫌じゃなかった」そうです
姫は本能で「自分を助けてくれる人」を見抜くのかもしれませんね
でも、姫のことを書くには避けて通れない問題でもあります。
そして、出来るだけたくさんの人に知ってほしい現実です。
「重いのはちょっと…」という方はスルーしていただいた方がいいかもしれません
姫が「発達障碍かもしれない」とスクールカウンセラーのT先生から遠慮がちに告げられて
病院を紹介してもらい、発達検査の予約を入れました。
ネットの検索や書籍を頼りに「発達障碍」について調べました。
そして、調べれば調べるほど「発達障碍に当てはまるけど、何だかしっくりこない」
姫の不可解な行動があったのです。
☆ 嘘をついていない筈なのにのに、事実と噛み合わない
☆ 自分の手足なのに「動いてない!」と言い張る
☆ 面と向かってきつく叱られてるのに、ぼんやりとして聞こえていないような様子
☆ さっきまで泣いて怒っていたのに10分もしないうちに何事もなかったかのように甘えてくる
そこで、T先生に疑問をぶつけてみました。
「発達障碍に当てはまるとは思うんですが、それでも何だかおかしいような気がするんです。
例えば、精神科の先生にも診ていただいた方がいいような・・・
発達障碍があると思って改めて姫と向き合っても、やっぱり何か引っ掛かるんです。
私の考えすぎでしょうか?」って思ったままを話しました。
T先生に「どうしてそう思いましたか?」と聞かれて
先に書いたこと(☆)をお話ししました。
そして私が姫を出産するまでは精神科医のもとで働いていたことも。
「お母さんがそこまで気づかれているのならお話します。
姫ちゃんは精神的にも辛い状態にあると思われます。
ただ、ここでの私の立場からそのことをお伝えするわけにはいきませんでした。
ここは教育現場の相談機関でしかないのです。
医療機関ではありません。相談であって診療ではないのです。
でも、お母さんからそのことを切り出されたのですから
私は専門医に相談することをお勧めします。
心当たりはありますか?
私から紹介することも出来ますが、どこの専門医も予約待ちでいっぱいなのが現状です。
可能であればお母さんのツテを頼られた方が早いかもしれませんね」
そこで私はまず養護教諭のS先生に相談しました。
児童精神科医の先生をご存知ないですか?と。
S先生はすぐに市の医療・療育相談をされているN先生を教えてくださって
「N先生ならきっと姫ちゃんのことを解ってくれますよ」と早速N先生の予約の手続きを取ってくださいました。
「お母さんが気づいてくれてホントに良かった」
その時、S先生は何度も何度も仰いました。
N先生とはやはり病院外での相談という形なのですが
「グレーの子ほど心配なのが二次障碍。
この子の知能からしても自分が人と違うこと、
出来ないことを嫌というほど自覚してるはずや。
言ったら悪いけど、いっそ何も解らん方が楽やねん。
おそらくこの子は乖離を起してるん違うかなって思う。
辛いことから逃げるため、自分を守るために他の人格を作ってしまう。
僕は『叱られ人格』って呼んでるけど、叱られる時はその人格に任せてしまう。
元の自分は隠れてしまう。だから叱られた後は何事もなかったように振る舞える。
実際この子は嘘をついてるわけじゃない。
ホンマに知らんか、解ってないねん。
身に覚えのないことで怒られたら辛い。辛いから逃げる。
それが悪循環になってしまう。
確かにこの状態ではグレーやから大丈夫とは言えんな。
けど、今すぐこの子自信のカウンセリングはこの子を追い詰めるだけかもしれん。
今の状態で『自分は他の子と違うんや』って思わせるのは良くない。
まずはお母さんのカウンセリングから始めよう。
お母さんがまず、かかわり方を勉強したり、気持ちの拠り所を作ってもらう。
お母さんが変わってくれば姫ちゃんも少し落ち着くやろう。
それから姫ちゃんのカウンセリングを始めてもらう。
教育センターには僕から直接連絡入れます。
早い方がいい。お母さんの為にも、姫ちゃんの為にも。
大丈夫。今ならまだ十分間に合うから。
この子は幼すぎて、同じ年頃の子の中で渡り合っていくのは無理や。
大人が守ったらなあかん子やと思う。
今回の騒動も、結局この子がはめられたんやろうな。
けど、この子ははめられたなんか思ってへんし、
何でこんなことになったんかも解らへん。
解らへんから、どんなに責められても、自分が不利になっても説明なんか出来ん。
困ったことに、このタイプの子はみんな同じような目に遭ってしまう。
辛いけど、こういう現実もあるっていうことや。
友達関係は出来るだけ気をつけて見てあげて。
年頃になってもっと酷い目に遭う子がおるのも現実やから。
お母さんや周りの大人で守っていかなあかん」
N先生のおかげで教育センターでのカウンセリングが始まり、
今は私も姫も随分元気になりました
初めてのWISC-Ⅲの検査結果の時、臨床心理士の先生も
「診断は付くか付かないかのグレーゾーンと思われます。
でも、検査では測れない部分、私が受けた印象から
姫ちゃんは大丈夫と言いきれないところがあります。
ですから、もし、また困ったことがあったら相談にいらしてください」
と仰っていました。
本当に心配なのは発達障碍そのものよりも
周囲の無理解や生き難さから引き起こされる二次障碍だと痛感しています。
余談ですが、男の人が苦手な姫ですが、N先生は平気みたいです
N先生、見た目は体育会系で「優しそう」って感じではないです
N先生、ごめんなさい
姫に聞いても「解んないけど、N先生は嫌じゃなかった」そうです
姫は本能で「自分を助けてくれる人」を見抜くのかもしれませんね