コモンオパールのついでに。
兵庫県大屋鉱山産の「ニッケルオパール」。ヤフオクで510円。
「ニッケルオパール」なんて聞いたことがなかったです。まあ、オパールはいろんなものを取り込むので、オワイイー・ブルーはクリソコラ・オパール、ニッケルが入っていればニッケルオパールということになるのでしょう。
確かにニッケルらしい明るい黄緑。前にピメライトというニッケル鉱物を上げましたけど、その系統の色ですね。
* * *
もひとつ。「ピンクオパール」。
ミネクエさんからカボッションが5個で600円とえらく安く出たので、子供たちに上げるために購入。一つだけ残した。(一番いいやつでしょw)
オジジのくせにピンクはけっこう好きらしく、ピンクオパールもいくつかある。
これはタンブル。柔らかくて可愛い。
これはお遊びで買った安い六角柱。ちょっと変で楽しい。
一際すごいのは然別湖のやつ。前にも書きました。
然別湖オパールは新鉱物発見の騒ぎでわちゃわちゃしている。あまり近寄りたくない。
けどこのオレンジオパールはとんでもなく美しい。
ところで、ピンクオパールはオパールではないという話をあちこちで見る。
鉱物名は「パリゴルスカイト」だと。
けど、パリ君は本来ピンクではない。何だ?
mindat によると、ピンクオパールは「ケイ化パリゴルスカイト」で、「隠微結晶組織のピンク色の脈」によるものだそうで。何のこっちゃ。
要するにパリゴルスカイトの微細結晶がオパールに入り込んでピンク色に発色しているということなのでしょう。だとすれば「ピンクオパール=パリゴルスカイト」ではなく、ピンクオパールは「パリ何ちゃら入りオパール」ということになるでしょう。
ただしそれはペルー産のもので、西オーストラリアのピンクオパールは「オパール化した放散虫」だそうです。は? 放散虫というのはシリカ SiO2 で殻を作る生物で、その死骸が堆積してチャートになる。放散虫製シリカがオパール化する? わけわからん。
まあピンクオパールはピンクオパールでいいのではないでしょうかね。
しかし、然別湖のものはどうもそういうものとは違うような感じがしますよね。同地ではいろいろな色のものが出ていて、レインボーみたいなのもあるし。
どうなんでしょう。
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