「水晶はパスです」という方針でやってきた。のだけれど、いつの間にかけっこうの数の水晶君がいる。はてさて。
堤防決壊の第一因は青水晶だった。「なんか大きめの青い結晶が欲しいなあ」などという気持ちを持ったのがいけない。で、デュモルチエライトだのラズライトだののインクル・クォーツに手を出した。結局澄んだ青水晶というのは、人工ものしかなかったという落ち。
もう一つは国産鉱物。荒川鉱山の緑水晶に魅せられて、そこから芋づる式に各地の可憐な水晶に惹き付けられて、無色の水晶にも手を出した。竹森、天井沢、湯沼、蛍鉱山……
かくして堤防決壊。(なんかそんなことばっかやってないか?)
「石集めは水晶に始まり水晶に終わる」なんていう言葉もあるらしい。あちきは水晶に始まったわけではないけど、そろそろ「水晶に終わる」になってきたかもしれない。(またまたw)
で、いくつかのものを。
まずは竜王第二鉱山産水晶2つ。
竜王といっても中央線の竜王とは関係ないんですね。長野県南佐久郡北相木村下新井。これじゃわからん。秩父山塊の北端、小海線松原湖から真東へ十数キロ。それでもわからんね。まあ山また山の奥深くですね。
石灰質緑色岩・粘板岩砂岩と石英閃緑岩・石英斑岩の接触交代鉱床、つまりスカルン鉱床。硫磁鉄鉱などを産した。現在は閉山立ち入り禁止。
で、緑水晶。
といってもインクルで緑に染まっているのではなく、クローライトか何かが完全に皮膜を作っている。これ水晶ですか?というくらい。しかしそれがかっこいい。
緑に透き通った小結晶もくっついてはいる。
なんか重厚で、シャープで、とても素敵です。
もう一つは色なし。ヤフオクで2個セット。
これが迫力あるんですねえ。写真だとのぺっとしてしまうけど、実物はうわっと思うくらい。
あちゃこちゃ向いてる結晶の姿もいいし、ちょこっと赤く染まっている所があるのもかわいい。
おちびの方もきりっとした結晶でなかなか。
それほど有名ではないのかもしれませんけど、いい産地ではないでしょうか。
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