元外資系企業ITマネージャーの徒然なるままに

日々の所感を日記のつもりで記録

今日のジャズはテナー・サクソフォーン演奏者のデクスター・ゴードンを聴いている。最初の「Fried Bananas」は、究極のレシピミュージック

2021-03-18 08:17:24 | ジャズ
今日のジャズはテナー・サクソフォーン演奏者のデクスター・ゴードンを聴いている。
朝からいろいろなアルバムを聴いたが、「Great Encounters Live」(2012年)が特にいいねぇ。やっぱりジャズのアルバムはLive盤がいい。一番、ジャズの特性である即興性とアドリブが生き生きしているし、会場の拍手喝采に加えてプレイヤーの「ああっ」とか「オーイエィ」とかの声を聴けるし。
最初の「Fried Bananas」は、とても軽快でポップな感で、ベースの上げ調子のリズムからバナナが揚っていく様子を見ながら、テナーサックスが「早く食べたい、早く食べたい、早く食べさせろ」と駄々をこねる。「ちょっと待って、もう少し揚げよう」というベースの上がり調子リズム。サックスとベースの見事な掛け合いに、ドラムも「早く食べようぜ、早く食べようぜ」とせっかちにリズムを刻む、そこで「これは甘くて美味しいぜ、みんな待ってろ」と料理していたトランペットが吠える。まさにライブ盤ならではの究極のレシピミュージック。
私は一度も揚げたバナナを食べたことはないが、クックパッドを見るといろんな料理があるんだ。

素晴らしいプレイヤーは、死後もいろいろなアルバムが出るにがいい。ベスト盤とか、ライブを集めたものとか、未発表曲が見つかったとか、Goodニュースも絶えない。