今日のジャズは、日本が誇る偉大なピアニスト中村八大、羽田健太郎、前田憲男の三人がクラシック音楽をジャズ風にアレンジしたアルバム「JAZZ CLASSIC 中村八大、羽田健太郎、前田憲男」を聴いている。三人が一緒に演奏する曲は含まれていないが、夫々がクラシック音楽の名曲の美しいメロディを残しながらアレンジしたジャズは、雨の日曜日の朝には最適かもしれない。どの曲も素晴らしいけれど特に羽田健太郎さんの「雨だれ」(原曲はショパンのプレリュード第15番「雨だれ」)に注目して聴いた。こんな光景が浮かんできた。
最初は、しとしと雨粒が降ってくる。道がぬかるんでうまく歩けない、どこかで雨宿りでもしようか。ますます雨雲の様子がおかしい。暗くなってきて雷が落ちた。そして豪雨がしばらく続き、やがてまた、しとしと降り注ぎ、やがて空が明るくなってきた。
NHKの「らららクラシック」という番組でも、この雨だれの秘密が放送されていたし、音楽のバックにある物語をいろいろ想像すると、もっと楽しく音楽に引きこまれてしまう。