今日は、鎌倉芸術館で行われた、湘南・シャンソン・コレクションのステージにスタッフの一員としてお手伝いにいきました。
去年に引き続き2回目です。
私のお友達がシャンソンの先生をされていて、そのご主人が有名なシャンソンのピアニストの岩間南平先生とおっしゃる方なんです。
今日は岩間先生の教えておられる生徒さんのいわば「おさらい会」でした。
ちなみに、私は単にお手伝いだけで、シャンソンの「シャ」の字も知りません。。。。m(_ _)m
リハーサルから始まって、延々と生徒さんがたの、素敵な歌声を楽屋から、聴いておりました。
いやぁ~なんちゅうか、さすがフランスですよね。すべてが愛に満ちた曲ばかりです。
「愛してる」「愛してる」「行かないで!」「ずっと愛して」・・・
すごい表現がストレートですよね。
和物の私から見ると、やっぱ、お国柄って言うのかな、ちがうなーーーって思いました。
シャンソンの歴史を紐解くと(ネットで調べただけなんですが) もともとは、フランス革命のころ、日本で言えば、江戸時代「寛政」のころです。
そこで、シャンソンと新内を比べたのですが、どちらも、悲恋物が多いいのですね。
でも、「悲恋のあり方」が違うことを発見しました。
新内は、恋と言えば、まず、両思いが前提。
ところが、遊女の恋であったり、親の許さぬ恋であったりして、心中したりするお話が多いのです。
それに比べて、シャンソンの場合は、もともと、恋の国フランスですから、結ばれずに心中しなくてはいけない外的要因が無いのかもしれません。
悲恋と言えば、男に去られる女の悲しみを 主に表しているように見えます。内的崩壊でしょうか?
ちょっと現代の日本の演歌に似ています。
江戸時代の唄に(小唄でも、端唄でも)「男に新しい女が出来て去られて悲しい」唄があるかな???今度から注意して、見たいと思います。
都々逸も浮気の唄は多いのですが、そういう感じの唄はあまりみかけません??
でも、私個人としては、色んな曲があるかなで、そういう寂しい唄は、ちょっと苦手です。新しい女に鞍替えする男に、いくら「行かないでと」言ってみても、しょせん無駄。完全に無駄です。それより、しょうがないわね~あきらめましょう♪って唄って見たいです。(笑)
話がそれてしまいましたが、今日は、素敵な衣装と、素敵な歌声に酔った1日でした。