作って遊ぼう&学校の応援

 小学校でオモチャを身近な材料で作っています。また、最近プログラミングで学校支援アプリを制作しています。

キッチンペーパーアニマル教室の作品です。

2024-10-19 07:39:22 | 作って遊ぼう教室
昨日18日最寄りの小学校のクラブ活動に行ってきました。準備があり時間の30分前に行きましたが図工室は閉まっていました。15分ほど待って、担当の◯◯先生が来てくれました。準備を始めると児童が来てみんなに手伝いをお願いしました。そのお陰で始まりの時間まで準備が終了しました。さ〜活動です。 
 最初はちょっと騒がしかったですが「今日はキッチンペーパーアニマルです。」と事前に私が作ってきた作品を見せると「カワイイ」と好評です。



 これです。「1年生だったら3個ぐらい作れるのですが、皆さん高学年は何個か楽しみです。」というと制作意欲がguu〜と高まった感じです。結局準備した200個分のキッチンペーパーの組が50組程しか余りませんでしたから、一人当たり5つくらいはできたようです。
 ここに児童が工夫した作品を紹介します。

 最初は「失敗した」と見せてくれたものですが、


 作り方の説明がよくわからなかったみたいでこのように作ってありました。「可愛いじゃないか、どんなにも工夫していいんだよ!」と写真を撮らせてもらいました。
 次は、


 耳が面白いですね。色紙の準備として、耳作成用に折り曲げた色紙をいっぱい提供していますが、その黒をそのまま耳にしてありました。目の色もいろいろです。

 次は、


 昔漫画で見た宇宙人のような表情です。「目に丸を貼ったら?」と話したら「目は糊を付けているんです。」といることだったので、よ〜く見ると糊を付けてあるので光っていました。

 次は、


 口が可愛いですね。その子の作品には全〜
んぶこんな口でした。

次は、


 たぶんキッチンペーパーで形を作るときに左右から巻きますが、ゆったりと巻いたんでしょう、こんなにも太ったワンちゃんになりました。可愛らしさはNo.1です。

 児童の作品には`工夫`がいっぱいです。それが全部、作品の個性になっています。魅力的ですね。明後日の月曜日は別の小学校で12年生の放課後子ども教室です。ここも工夫いっぱいの子どもたちですから、どんなものができるか楽しみです。

 いつもパソコンから投稿していますが、今日は初めてスマホから投稿しました。

 こんなキーボードで入力しています。
 ボタンが小さいので誤入力ばかりですが、AIが修正して`変換候補`には正しい文字が用意されていて助かりました。
 私の間違いはAIにはちゃんと予測できるんですね。隣のボタンを押してしまう間違いを把握しているようです。
 これだったらまた投稿できそうです。
 最後まで読んでいただきありがとうございました。


〔動く教材〕〔シミュレーション〕太陽と地球と月の動きVer.1 中学校理科 高校地学

2024-09-18 07:20:10 | 教材の開発
ひと月ほどかかりましたが、やっとできました。「太陽と地球と月の動き」というこれらの太陽系での配置と動きと見え方を学習するものです。中学校理科で学習するんですが、記憶にありますか。ぜひ次の説明を聞きながら思い出してもらうと嬉しいです。最後にネットにアップしたものをお知らせしますので、実際に使ってみてください。
 では早速説明します。見出しの画像を見てもらうと、2つの画面から構成されています。左が図1「太陽系を北の方向から見たもの」です。太陽が中心にあり、その周りを地球が半時計方向に回ります(地球の公転)。地球は地軸が23.4度傾いて回っています(地球の自転)。ちょっと見難いですが地球の中心よりちょっと右にずれたところの黒い点がその地軸です。その地軸の右側に赤い点がありますが、そこが地球北半球の観察者(私)のいる場所です。地球の自転は赤い点が黒い点を中心に反時計方向に回ることでわかります。その地球を月が半時計方向に回ります(月の公転)。起動したときには、いつもこの位置からスタートします。地球が冬至の方向にありますから冬至(12月20日ごろ)です。赤い点が太陽と反対側にありますから真夜中の0時です。月も地球から見て太陽の反対側にあります。この時の月は「満ち欠けはどうかな?どこに見えるかな?見えないかな?」など〔学習〕しますというより、これを使って〔研究〕できます。
 右の図2は地球上の赤い点にいる観察者(私)が見る東南西の方向です。昼夜で色が変わります。太陽と満ち欠けする月を見ることができます。

※ 地球の地軸の歳差運動については対応しておりません。それは約25772年に時計方向に1回転しますからその分季節がズレてくるというわけです。図1では冬至春分夏至秋分が時計方向に回転するということになります。その大きさをこのプログラミングで計測して見みると、1年に約20分ほどになります。この分だけ季節が早く訪れます。

 詳細に説明したのが次の図です。


 このプログラミングの最大の特徴が3つあります。
1 図1と図2が完全に連動しています。「図1がこういう配置だから、観察者には図2のように見える。」と理解が進む第一歩となります。
2 画面の上のほうには時間と公転自転の詳細なデータがわかります。
3 時間を操作できます。早く進めたり、止めたり、逆進させたり できます。上のデータ欄を見ながら時間をコントロールして仕組みを考えることができます。


 いかがですか、どんなプログラムかわかっていただけたでしょうか。 太陽・地球・月 の動きをこのようなシミュレーションで解明していくためのものです。動きを見ているだけでも楽しいですから〔千倍〕〔一万〕〔十万〕・・〔千万〕のボタンを押してみてください。

 昼の画面です。

 図2の西の空に太陽がありますが、太陽が出ているときが「昼」ですね。何時ごろかな? そのときの図1はこんな感じです。図1の配置を見ただけで図2の太陽の位置、時間などが判るようになれば「理解できた」ということになります。

 夜の画像です。

 図2では西の空に三日月が見えています。このときの図1はこんな位置関係にあります。図1がどうなっていると夜なのかわかりますか? 三日月が見える理由は? 太陽と地球と月の位置からわかリますね。そんなことを言われても、う〜ん、判りません。 ヒントは「赤い点の位置」です。ちょっと見にくいですから拡大して見てください。

 〔位置表示〕のボタンを押したときの画面です。

 画面には月しか見えていませんが、太陽はどこにあるんでしょう。図1にはちゃんとありますね。太陽は見えないところにあります。それを「ここ」と示してくれるのがこの機能です。地面の下に白い点がありますが、ここが太陽の位置です。つまり地球の裏側にあるので見えないんです。〔画面表示ボタン〕はこんな機能です。同じように見えない月の位置も「黄色い点」で現します。地球の裏側にあるときと、昼明るくて見えない空の月です。

 〔補助線〕を押したときの画面です。

 図1の赤い点に茶色い線と黄色い線が現れました。これはどんな意味の補助線でしょうか?ヒントは図2と比較してください。共通点が見えてきませんか!
 実際の画面はシミュレーションですから、遅く早く停止して観察できます。こんな機能です。

 最後に、この図1で実際と違う部分があります。それは太陽・地球・月の大きさと互いの距離についてです。正しい情報を次の図で示します。

 まず大きさです。太陽の直径は地球の直径の約100倍です。月の直径は地球の直径の4分の1です。月の直径を1とすると地球は4、太陽は400です。
 次に互いの距離です。日食ではちょうど太陽と月が重なって見えます。このことから地球からの見かけの大きさは同じというわけです。月の400倍の太陽が同じ大きさに見えるということは、地球から月までの距離を1とすると、地球から太陽までの距離は400ということになります。

 実際に使ってみませんか。これまでの説明が実感できます。もし理科の先生がいたら教えてください。授業で使ってもらったら嬉しいです。興味のある人だったら小学生高学年から大人まで楽しめると思います。
 次の《太陽と地球と月の動き》をタップすると使えます。(私の「開かれた学校HP」へ飛びます。)
 パソコンとタブレットでの使用を推奨しますが、スマホでも十分楽しめます。

《太陽と地球と月の動き》











自己研鑽のためにChatGPT講座を受講しました。

2024-09-04 07:11:56 | 教材の開発
 先月(8月)の27日19:00~21:00 に当市の公民館講座に行ってきました。受講料は500円です。講座名は「上手にリクエストChatGPT講座」というものです。講師はパソコン教室の先生です。日頃から生成AIをどう仕事につかえるかを仲間(会員)を募って研究されているということでした。
 本日はその初級の初級、初めて使う人に向けての講座でした。私自身は、初めてChatGPTがメディアで紹介されたとき使ってみましたが、チョットかじって「すごいな~プログラムを作ってくれるんだ」と驚いたのですが、私の質問に対して「こうすれば作れますよ!」と部分的なプログラムを提供してくれました。しかし、それをどう活用すればよいかわからずそれまででした。
 今回の講座の資料の表紙です。

 2時間で学んだ内容です。

 これらの内容はChatGPTを使えるようになって
・「生成AIとは何ですか。」
・「あなたに手伝いをお願いするときの注意点を教えてください。」
・「あなたはどんなことができますか。」
 などと聞くとChatGPT自身が教えてくれます。

 生成AIはChatGPTだけではなくて他にもいっぱいありそうでした。

 生成AIというと、鉄腕アトムのような知能と感情を併せ持つ存在のように思いがちですが、実は「事前に質問されそうな内容をいっぱい集めて学んでいて、それをストックしていて、質問に合わせてそこから引き出してくるそうです。それで不足するものをネットから探し出して提供する」という仕組みだそうです。生成AIの種類によりますが、その出典を照会してくれるものもあります。それにしてもチャット〇〇〇というくらいですから、私たち人間と話をしながら作業をしてくれる存在には驚かされます。
 実際に使ってみました。読者の皆さんも一緒にできるようパソコンでの一歩一歩を紹介していきます。スマホの場合も画面は違いますが、同じ手順ですのでご一緒にやってみてください。
 検索画面で「chatGPT」と入力して検索してください。するとこんな画面が表示されます。

 ChatGPT-OpenAI というのが一番上に表示されます。これをクリックすると、

 このようなChatGPIの画面になります。中央下の黒くなっている〔Start now〕をクリックします。すると、

 ChatGPTの入力画面「ChatGPTにメッセージを送信する」になります。この入力する言葉を「プロンプト」というそうです。
 ではさっそくプロンプトを入力してみましょう。

 ちょっと文字が細くて見えにくいですが、「熊本城を背景に武者姿の日本犬を描いてください。」と入力しました。入力欄の右の↑を押すと10秒ほどして

 こんな絵を描いてくれました。こんなことができるんです。「秋田犬」というところを「日本犬」と書いてしまいました。しかしその辺にいるような犬が甲冑を着て兜をかぶっていて、背景は黒ずくめの城が描かれています。私の想像した絵に近いものが描かれていました。凄いです。
 絵を描かせるとき固有名詞を入力すると、誰かの著作物を使わざるをえなくなりますので、それを避けていると理解しました。ここのように「熊本城」を描けというと一般的な「城」を代用しているのでしょう。
 他にも、私の今の仕事であるJavascriptプログラミングについて聞いてみました。
 「Javascriptプログラミングで、アナログストップウォッチを作ってください。」と入力しました。↑を押すと、これも10秒ほどでJavascriptプログラムが表示されました。それをコピーして動かしてみると

 こんな望みどおりのアナログストップウォッチができました。プログラムを詳しく見ると私の知らない関数がいっぱい使ってあって短くすっきりとしたプログラムです。勉強になります。更に「100分の1秒まで測れるようにしてください。」と入力すると1秒で一回転する100分の1秒針が加わったプログラムを示してくれました。

 また、私の活動を仲間内の新聞に掲載したいと依頼を受けていますが、その原稿を校正してもらいました。やり方は入力欄の左に〔添付〕のクリップマークがありますね。それをクリックしてマイクロソフトのメモ帳で作った原稿のテキストファイルを選んで添付します。そして「この添付ファイルは新聞に掲載する原稿です。この校正をしてください。」と入力しました。すると誤字脱字送り仮名の訂正、言葉の足らないところの付け加えなど校正された文章が出力されました。

 講座参加者の中にはスマホだけの人もいましたので、私もスマホでやってみました。次の写真はストアからダウンロードした生成AIのアプリです。全部無料のアプリです。

 まず左から ChatGPT/Gemini/リートン/ChatOn AI です。生成AIの種類によって、ログインの必要のないものやログインを要求してくるものがありますが、特段違いはないようです。ログインしたからと言って有料になることはありませんでした。但し、「無料体験版を使ってみませんか。」とたびたび表示されるものもあります。これは「有料版の最初の一か月は無料です。」というものです。私もうっかり押そうとしたときがありました。周りをよく見ると「有料版・・・一か月・・・無料・・後・・月3000円・・・」という記述がありました。有料版は月3000円程度だそうです。いっぱい使いたい人はこれでもいいようですが、私の場合、制限のある無料版でも特段困らないようです。制限としては画像数や文字数に制限があるようです。制限が来てしまったら「他の生成AIを使う」で対応できるところもあります。

 最後にCopilotについてです。


 パソコンでマイクロソフトの検索サイトを使っています。つまりマイクロソフトのプラウザです。その画面の右上か右下に、このロゴがありました。「これは生成AIだ!」と気づきました。検索し表示させなくてもこのCopilotの生成AIはこのロゴをクリックするだけで使えるのです。さっそくクリックしてみました。これまで紹介してきた同じことをすることができました。

 ということでスマホにもストアからこのアプリもダウンロードしました。ログインしたものはパソコンとスマホが連携されています。
 
 これからどう活用していけるか楽しみです。
 講座では、「仕事の有能な文句を言わない助手です。」ということでした。
 また、AIに仕事が取って替わられるというのもありかもしれませんね。これについては、AIを助手として使う人はどんどん仕事が今以上にできますが、使わない人は〝仕事が無くなる〟のではないかということでした。

 最後に〔間違い〕を一つ見つけました。「私はマラソン大会で123位の人を1人追い越しました。私は何位になりましたか。」と入力すると「あなたは123位の人を追い越したので122位になります。」と答えてくれました。更に「123位と124位が入れ替わったので、私は123位ではないですか。」と入力すると、返答は「マラソンの順位はそんな単純な問題ではありません・・・・・・・」という長い長い文章で122位となることを説明してきます。このようなチャットが10回以上続いたあと、「こんな単純な間違いをしてしまいました。すみませんでした。」と正直に謝ってきました。これも面白い出来事でした。こんなAIの間違いをハルシネーション(幻覚)というそうです。堂々と間違いを主張してきます。このような間違いは意外と多いようですから気を付けて利用する必要があるようです。
 それでも凄いものができました。これからの世界が変わっていきますね。楽しみが増えました。ChatGPTを使うと自分にできることが益々増えてくるのが嬉しいです。
 再びプログラミングのことですが、プログラミングの基本的なところがわかっていなければ、質問も返答の理解もできません。自分で〝できる〟ところまでは学習が必要です。その後、ChatGPTで飛躍的な成長のための学習ができるということになりそうです。プログラミングだけでなくすべての分野においてもいえることでしょう。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。
 使ってみての体験談等ありましたらコメントください。よろしくお願いします。





 



自由研究の書き方 & 自由研究の例〔よく飛ぶ紙飛行機の作り方〕

2024-07-17 09:58:46 | 作って遊ぼう教室
【自由研究の書き方】
 さあ〜そろそろ夏休みですね。永年生徒と取り組んできた私にとって「皆さんのお役に立つチャンス」と考えて、その参考になるものをつくってみました。ご家族に小学生や中学生がいれば、人生の先輩(せんぱい)として一緒に取り組んでみてはいかがですか。私の口癖ですが「理科の成績は関係ありませんよ。自分の力でわからないことを調べたり研究して新しいことがわかってきます。何か疑問に思っていることはありませんか。もっと詳(くわ)しく知りたいことはありませんか。」ということを最初に話していました。全校生徒が1人から4人のグループをつくって取り組んでくれたんです。
「私は勉強は苦手ですが、自由研究は好きでした。」という生徒もいました。

 わからないところや説明が欲しいところがあればコメントの欄に“何でも質問”してください。力の限り応援します。

 資料の中身をちょっと紹介します。いくつか研究題になりそうなものを考えてみました。

○理科的な研究
小学校1年で一番多いのが「あさがおのかんさつ」ですが、この題では研究しようと思った気持ちはちょっと伝わらないですね。
 気持ちのこもった題「たねからきれいなアサガオをさかせたいな~」「大きくてきれいなアサガオは、どうやったらできるんだろう」「元気な朝顔を咲かせるにはどう育てたらいいかな!」

 どうですか?気持ちがこもっていますか。

その他の題例「ダンゴムシはなにをたべるのかな!」「アリの行列に壁を作ってみた 消しゴム・鉛筆・水の川・チューインガムなど」「ダンゴムシの迷路(めいろ)、出口まで行けるかな?」「○○町はどんな天気かな?△△町と比べてみよう。(□□さんと一緒に)」「○○町の地形と風向きとの関係を調べてみました。(数人で調べる)」「水を撒(ま)くと、どれだけ気温が下がるのか。」「○○川の水源地の水温は何度。上流から下流までの水温の変化」「太陽や月は日の出から日の入りまでどんな動きをするんだろう。」「色々な川の水源地の水温を調べて見ました。なんと全て14℃」「良く飛ぶ紙飛行機(ブーメラン)の作り方を求めて!」「プールより海水浴場が浮きやすいてほんとかな?」「○○川の水生昆虫を上流から下流までを調べて見ました。」「ストロー笛を作ってみよう。どうしたら高い音や低い音が出るの。」「冷やしたペットボトルのジュースが長持ちする包み方を考えた。」

○算数・数学的な研究「月の見かけの大きさを測ってみる・・ピンポン球を何m先に置いたのと同じか」「スカイツリーや東京タワーの高さを測りたい。地図と角度を使って」「木の高さを測りたい。歩数と角度を使って」
「水の一滴ってどれくらいの水の量?」「バイクのミニカーを走らせると倒(たお)れないのはどうして。自転車といっしょ?」

○社会的な研究「国道と県道、市道を通る車の種類と台数の違い」「地名は地域の歴史を示す鏡(1000年昔から使われている地名)例伏木氏(ふしき)」「○○町の産物を調べてみました。どこに運ばれているのかな?」「○○の仕事について調べてみました。すごいことがわかった。」「○○用水はどうやって作られたんだろう。」「○○町の昔の道・新しい道」「昔の小学生の遊びはどうだったんだろう。おばあちゃんおじいちゃんに聞いた。」「昔のことが知りたい。○○町史を読んでみよう。」

○家庭科的な研究「布の色々な汚れを落とす方法を試してみた。」
「布団を干すと気持ちがいいのは何でだろう。」「ふっくらなスポンジケーキの作り方はどうするの!」「鏡にこびりついたウロコを取る方法を試してみた。」「こんな家を作りたいな!こんなところを工夫した。」「リンゴを切ると茶色になってしまう。色が変わらない方法を試してみた。」

○体育的な研究
「毎朝2km走る練習をすると体はどう変わるか?心拍数・呼吸数・2kmの記録など」
「バッドのどこに当てると良く飛ぶか、握る場所も考えて!」
「ボールの回転と進む方向の関係、縫い目の影響についても調べてみた。」


 まだまたいっぱい題材となるものがあります。考えてみてください。
 「これだったら、どういう風に研究すればいいんですか?」などの質問も出てきませんか。永年の対応力で答えが出せると思います。コメントで質問してください。

 次の資料がダウンロードできます。ここをクリックしてください。

 資料の字が小さくて見えにくいですから、写真をタップすると大きく拡大されます。このようにして見るかダウンロードしてご覧ください。









 改めてダウンロードするところを掲示します。下のダンゴムシをポチっとしてください。

 いかがでしたか。文字がいっぱいでしたから難しいところもあったかと思います。わからないところがあれば何でも聞いてくださいね。あなたと共同研究者のやる気があれば全力で応援します。


【例 よく飛ぶ紙飛行機の作り方】
 これまで幾種類かの紙飛行機を紹介してきましたが、ここではちょっと視点を変えて、“自由研究”として取り組んでみました。紙飛行機の研究では、〔先端の折り方〕〔先端の重さ〕〔翼(つばさ)の形状〕...など考えられますが、今回は〔先端の重さ〕に注目して研究しました。したがって、折り方はもっとも簡単なもの、翼の形状は面積が十分広く先端の重さや機の長さに左右されないものを工夫してあります。

 研究したものをまとめましたので、まずご覧ください。小さな字・図で見えにくいので、そのあとで大きくして紹介します。(図をタップすると鮮明ではありませんが拡大する図を観ることもできます。)ぜひしっかり読みたいという方がおられましたらパソコンページで見ることができます。また、そこではpdfファイルとしてダウンロードすることもできます。

〔パソコンページ〕


 最後には、もっともよく飛ぶ紙飛行機の折り方を紹介します。

【自由研究】


《文字や絵が小さくて見えないので、以下大きく再掲します。》

【研究の目的】
 良く飛ぶ紙飛行機を作りたいという思いから研究を始めた。今回は、先端の重さを変えて“適当な重さ”を探すというものである。
【研究の方法】
 A3サイズのチラシをA5サイズに切り分けて4枚にして、それを先端となるところを折り曲げることによって先端部を重くする。折り曲げる長さが長ければ長いほど重くなる。それを同じ折り方で折って良く飛ぶものを探していく。一番飛ぶのが“適切な重さ”ということになる。
【研究の結果】
 ABCDの紙飛行機を作った。Aが長さ1/4の先端部分を折り曲げたもの、Bは長さ2/4の先端部分を折り曲げたもの、Cは長さ3/4の先端部分を折ったもの、Dは長さ7/8の先端部分を折ったものである。AからDに行くにしたがって、先端の重さがだんだん重くなっていく。しかし、機全体の長さが短くなってしまう。






 ABCDの飛跡の例を図に示す。



① 先端が一番軽いAは、投げるとすぐ急上昇して失速して急落する。1mも離れることはほぼできない。
② 次に軽いBは、急上昇して失速するが1m以上離れることもある。飛んでいるという感じではない。
③ Cは、投げた方向に向かって進み、ゆっくり降下していく。飛んでいるという感じはある。④ 先端が一番重いDは、投げると急降下して、速度が上がったところで先端を上に向けて失速する。ときには急降下の後、少しは水平飛行することもある。
【研究の考察】
〇 Cが最も良く飛ぶとわかった。
〇 先端が軽ければ、投げたあと急上昇する。そして失速する。
〇 先端が重ければ、投げたあと急降下する。急降下して速度が上がると、上を向いて失速したり、水平飛行をすることもある。つまり、適度な速さでは“平行飛行”をすることができる。
  (追実験で、このことを確かめた。)
〇 これらのことから、Cであっても、無理やり強く投げると“上昇”してしまい、ゆっくり投げると“下降”してしまうことになる。
  (追実験で、このことを確かめた。)
〇 適切な速さで投げるとCは遠くまで飛ぶということである。
【研究のまとめ】
 今回は〔先端の重さ〕に注目して良く飛ぶ紙飛行機を研究した。A5チラシの先端側3/4を折り曲げて、この折り方で折っていくとスムースな飛び方で飛ぶことができる。この紙飛行機なりの“適切な速さ”があるので、投げるときの速さもその“適切な速さ”にしたとき、もっともよ良く飛ぶ、つまり遠くまで飛ぶことができる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 最後に、良く飛ぶ紙飛行機の作り方を示します。ぜひ作ってみてください。








 いかがでしたか!

 最後まで見ていただいてありがとうございました。さらに研究してご披露したいと思います。


 

〔パソコンページ〕



自由研究の続きはNo.2です。


 

ぶんぶんゴマづくり教室を開きました。(放課後子供教室&クラブ活動)

2024-07-14 11:55:03 | 作って遊ぼう教室
 7月1日(月)車で20分ほどの小学校の放課後子ども教室12年生、7月12日(金)に最寄りの小学校クラブ活動456年生で「ぶんぶんゴマづくり教室」を開いてきました。どちらもやる気十分で取り組んでくれました。
 ”ぶんぶんゴマ”はご存じですね。昨年度の教職員の研修会で制作に取り組みましたがその折「教科書に出てきますが、作ってぶんぶん遊べたのは初めてです。」という先生の話を伺いました。言葉では知っていても実際つくるのは少ないようです。できてもどうやって遊ぶかはもっと少ないでしょう。
 まずは準備物から紹介します。こんなものをセットで持っていきます。一人当たり5個は作れる程度です。

 これが全員分の材料の箱です。右が回転部分の牛乳パックの底です。牛乳パックは我が家族3人が2日に1パックほど消費しますからほぼ1年分です。普通の厚紙や牛乳パックの壁面だったら”柔らかすぎて”すぐ穴が壊れてつながってしまい遊べなくなりますが、”底”の場合は、厚紙が折りたたんであって、穴を開けるのは大変ですが、遊んでもなかなか穴が壊れず、いっぱい遊べます。それに折り目を見ると”底”の重心がどこにあるか判るようになっているので「どこに穴をあけたらいいか!」が簡単にわかります。
 左が穴を大きくするための竹製の爪楊枝(つまようじ)です。一般の爪楊枝でもOKですが、柔らかくて穴に差し込むと爪楊枝のほうが細くなってしまうことがあるので、硬い竹製のほうが優れています。もしも折れた場合には”折れた物”と”新しい物”と交換することで紛失してしまうことを防止します。紛失は”危険”ですので、使用する竹製爪楊枝には色を塗って「ここで使った爪楊枝」と判るようにして責任を明確にしています。
 下がタコ糸の束です。ダイソーで40mのタコ糸を買ってきて適当な長さに切ったものの束です。だいたい40〜50本ぐらいです。広告紙で巻いて一方を強く縛っています。他方を1本引っ張るとす~と抜けるようになっています。
 左の上のほうは見本と演示制作物の材料です。見本はよく回るものだけでなく、偏心していてうまく回らないものも混じっています。早く来た児童はこれで遊んでくれますが、失敗を経験することになります。実際に自分で作ったときにその経験が生かされます。調整することの必要性ですね。

 児童に最初に配布する材料です。とうふパックに一つ分の材料を入れています。
 これは「お手伝いをお願いします。」と頼んだら両校とも早く来てくれた児童が準備してくれました。

 竹製の爪楊枝には黒い色を塗っています。もし”この黒く塗った爪楊枝”で誰かがケガをしたら「ぶんぶんゴマづくり教室で作って遊んだ私たちの責任!」ということになるということです。使った後の爪楊枝は、いつもこのパックに入れておきます。
 2つ目をつくるときには、このとうふパックを持ってきて、自分で材料を入れていきます。

 牛乳パックの底には重心(回転の中心点)の左右にタコ糸を通す2つの穴を開ける必要があります。穴にタコ糸が通るほどの大きい穴にするのは爪楊枝でしますが、その前の段階で小さな穴を開けておく必要があります。
 
 ちょうど三角に折り曲げた2つの頂点のところが”重心”でここを中心にして回転したらいいですね。そこで頂点の”これくらいのところ2点”に画鋲を刺して小さい穴を開けておきます。

 これがタコ糸を適当な長さに切ったものの束です。右側の1本を引っ張るとす~と引き抜けます。

 実際、子供たちが使ってみてうまく機能しました。本数が少なくなったとき一回だけ全部引き抜いてしまいましたが、他は慎重に引き抜いてくれてうまくいきました。
 引き抜くほうは切れ目がばらつかないようにボンドやノリを付けて尖らせて固めています。

 竹製の爪楊枝で穴を大きくしているところです。2~3分で大きくなったようです。

 「ゆっくりグルグル回していると大きくなるよ!」と指導するとむやみに折れることはありませんでした。折れた物の交換もよくやってくれました。

 できたものです。


 両校ともよく作ってくれました。

 放課後子ども教室では2年生で4つ作った児童がいました。全員が遊べました。
 「最初はぐるぐる回して引っ張ります。ぐるぐる回って止まりそうになったらまた引っ張ります。チョットずつ強くしていきます。それを繰り返します。するとぶんぶんと鳴りはじめます。」と実演しながら話します。

 クラブ活動では、うまくいかなかったとき”調整”をしている児童もいました。遊び方がうまくいかず何度も私の前に来てやって見せている児童もいて、「ああやったら」「こうやったら」と試行錯誤して・・・「できました~!」ということもありました。

 楽しさいっぱいでした。