例年になく早い梅雨明けと、同時に猛暑に襲われ身体を慣らす余裕すら与えられない~下見はAM5時に茶ガ床出発となる。
さすがの暑さの中、14人のメンバーで
観察を始める。
濃い緑の中、オレンジ色がゆれる
岩場にゆれる姿は可憐で
涼感さえ感じます。
アップで見ると
コオニユリ 「ユリ科」
葉腋に黒いムカゴが付いてない事から容易に
見分ける事が出来る。
日陰に車を止めても汗が吹き出る
何時も草刈に会い人目を見ないことの多い
花が今年はシッカリ草刈を逃れている。
コカモメヅル 「ガガイモ科」
原野や藪の中に生える多年草
葉腋に長い花柄を出し分枝し、暗紫色の細かい花をつける
雄蕊、雌蕊が合体して作ったずい柱が中央にある。
この小さな花下見のとき8時ごろ開花してたのですが
お昼前後には花を閉じかけています。
以前こんな事は無かったので、
花さんも暑さ対策をしてるのでしょうか?
中々花芯が見えるほど開いてくれないのです。 |
小さな花の開花を |
コイケマ 「ガガイモ科」
葉脇より葉柄より短い枝を出しその頂に多くの細かい
淡黄緑色花を散形に開く。
続いてまた極小の花です
さあ~なんのお花でしょう
小さな虫に例えた名前です
アリノトウグサ 「アリノトウグサ科」
此方を蟻塚に花を蟻に例えた名前だそうです。
雄蕊8本が先に垂れ下がって、黄色い花粉を風に送り
花弁が散り落ち、雌蕊が代わりに伸びてくる
4本の花柱をもち柱頭は赤く房のように裂ける。
葉は対生、ヘリに鋭い鋸歯がある。
面白い花です。
ルーペで見ないと見れない位小さな花です。
次は女性が好きな名前のはな
シンジュガヤ 「カヤツリグサ科」
草原にそよぐ真珠、
真珠に似た果実をつけるのでこの名前があるようです。
花 |
果実 |
花は燐片に囲まれ雄花に3個の雄蕊、雌花に1個の雄蕊が
あり花柱は3裂する。
オニドコロ 「ヤマノイモ科」
別名:トコロ
雄花 |
雌花 |
雌雄異株 雄花の花序は直立し分枝し、雌の花序は垂れて枝が無い 雄花には雄蕊6、雌花には雌蕊1本緑色の大きな子房が、花被の下にあり3花柱を持つ。
長寿を祝うためお正月にさく果を飾りとして使っていた。
老人のひげを、ヒゲ根に例え エビを海老と書くように
山に生えるので「野老」と書くようです。
ギンギンギラギラの青空
涼しい山桜の下で昼食~”ウッド”の手作り弁当が嬉しい。
色んな工夫を凝らして子孫を残して
行く花達。
ダイコンソウ 「バラ科」
花柱に間接があり、これから先に落ちる事が多い
落ちた後は先が鉤型になっているので、動物の身体に着いて
運ばれるような仕組みらしい。
ヒオウギ 「アヤメ科」
花行儀良く2列に並び代表的な単面葉の形で
日本名は此処からきてる様です
また「ぬばたまの闇」などという古語は
ヒオウギの種子を指す言葉です。
涼をさそう花のいろ
逆光を上手に捉えて紫をすかしています。
キキョウ 「キキョウ科」
この科の植物はどれも切り口から白い乳液を出し
花冠は普通五裂し雄蕊は5本、子房は花の下につき
だして、中は2,3,5に区切られている。
暑い日差しの中
何方の異常なく元気に観察が出来ました。
今日の花調:石田美津子
ムラサキニガナ
サイヨウシャジン
アキノタムラソウ
ムカゴソウ
カワラナデシコ
等を観察することが出来ました。
暑い中お疲れさまでした。
次回はお盆の為
8/11日(月曜日)です.
お間違いの無いようにお出でください。
記録:森 ふさ恵