hiro_tagebuch

アマチュアVn&Va弾きの日記です

生音とメディア音

2009-12-12 06:34:13 | Musik
まずは昨日アップの新巻鮭



↑ お頭
お頭の部分は痛みが早そうなので、保存せずに
アラ汁にしていただきました、美味~

調理後は、写真も撮らずに食べちゃいました
なので、調理後の写真は無し。

だしのたっぷりでた汁はまだ残っているので、明日はまた
別の料理になることでしょう


では本題

生音とメディア音について。

実は昨夜、Janine JansenがTVに出ていました
ヴィジュアル的にもかなり違って、ぱっと見に彼女だとわからなかった
という点もありますが、まぁそれについてはここには触れず、、、

今日の主題は、「音」

正直、TVを通して聴こえてくる音色は、よろしく無かったです
なんか下手な音だなぁ、でもストラドらしい、誰だ?
と思って観ていたら、Janine Jansenでした。
先日、生音のすばらしさに感心していた直後だったので、その違いにびっくり

もちろん人間なので、その都度の調子もあるでしょうし、ホールの違いも
あるのでしょうが、それを差し引いても違いすぎ

この違いがあるから、より忠実な音や効果的な音を目指して
音響メーカーの技術が進むのでしょう。
が、まだ残念ながら違いはありますね

ところで、この違い、実はプレーヤーによって、違い自身に差があると思います

大昔、友人とこの話で盛り上がったこともあうのですが、
メディア向けの音色と、生音向けの音色がある気がします
そこまで言うほど、素晴らしいオーディオ機器を持っているか?
といわれるとそこまでではないですが、そこそこ忠実な音がする
機器をそろえています(TVはあくまでTVですけど、すみません)

以下、個人の感想ですので、優劣を意味しているわけではありません。
また、生音を聴いたプレーヤーもごく限られた人数での中のコメント
ですので、ご留意下さい、念のため

例えば、アルバンベルクSQのピヒラーの音は断然メディア向け、
一方、内声のシュルツ、カクーシュカの音は断然生向けかと思います。
録音ではピヒラーの美音が響き渡っているのですが、生でこのSQを
聴くと(もはや聴くことは叶いませんが)、断然内声の
二人の暖かい柔らかい音色が会場を包みます
エルベンはどちらもOKかな?

また、樫本大進さんも、生向けかと。
かなり以前の話で、ベルリンフィルコンマス試用期間中の今とは
違うかもしれませんが、当時、TVを通していると、硬い音色だと思って
いたのですが、生演奏を聴いて、その素晴らしい音色に感動した記憶が
あります

生音もメディア音もどちらも素晴らしいと思うのは、ツィンマーマン、
ヒラリーハーンでしょうか


もちろん、クラシック楽器は基本的にはまずは生演奏ありき、だと思います。
往年の巨匠の中には録音嫌いの人も少なくなかったようです。

一方、物理的に聴く機会は限られるわけで、今の時代はメディア向けの音色も
軽視できません。正直、CD/DVD/BDやTV/Radioなど、メディアの方が
断然聴く機会は多いわけで、この中で認知度や評価もかなり変わると思います。

どちらが優先ということは、もはや今の時代には無く、どちらもプレーヤーに
とっては大事ですね。

そんなことを思いました。
久しぶりに(?)、ちょっとマニアックな話題でした