ねことねことねこと…

かわいい預かりっ子たち(保護猫)の紹介や、たま~に我が家の家猫たちとのニャンタスティックな日常を綴ります。

東日本大震災被災っ子のマルシェとともに

2020年03月11日 | 里親さん募集中!
東日本大震災から9年目の今日、
預かり部屋には、その被災猫「マルシェ」がいます。

預かって4日目の今日もやはりまだ私をかなり警戒していて、
自分から私に近寄ってくることはありません。

フードも、昼間や私が部屋にいるときにはいっさい口にせず、
深夜だけ食べるということにしているようです。

ほとんどの時間 ケージに避難していたマルシェが、初めて自分からケージの外に出たのは、
何と、「はるま」のおかげ

「はるま」が預かり部屋に入ってきておもちゃで遊んでいるのを見て、出てきたのです。
(その後、はるまはマルシェの不思議な風貌に驚き逃走しましたけどね~

でも、マルシェの方は、ドアの外で猫の気配がするたびに

 何度も呼ぶように鳴きます。 超ソプラノボイス

そして、ムーさんとも、親愛の鼻チューのご挨拶


そのおかげもあって、私も今は、外にいるマルシェに少しならおさわりを許してもらえています。


なでると、一応のどを鳴らすのだけど、顔つきはめっちゃ不本意そう・・・


でも、ここまでの長毛さんは毛玉ができやすいと聞いたので、
ブラッシングだけは念入りにしなくては・・・と思っているのですが・・・
 (いつも途中でいやがられ、逃げられてしまうんだなあ・・・

今お気に入りの場所は、やっぱりドアの正面の高い本棚の上。
今まで預かった猫たちも、たいていここで、くつろいでいました。

マルシェちゃん、慣れない場所に連れてこられていろいろ不安でしょうが、
とりあえず、ゆっくり過ごしてちょっとずつ慣れていってね。


今日の午後はマルシェの預かり部屋で過ごしながら、
2時46分には黙とうし、
その後も、マルシェを見ながら、いろいろなことに思いを馳せていました。
マルシェは、2018年の6月末に、東北の保護団体から「なないろしっぽ」にやってきたということ。
そのときが4~5歳だったということなので、
大震災の2年後ぐらいに生まれ、その後何年も外で頑張っていたということになります。
毛並みから言って、純血種の飼い猫だった親?が、被災し飼い主さんと別れてしまったあと、
被災地で繁殖した中の1匹なのでしょう。
もちろん、マルシェが生まれた経緯や育った環境など知るよしなどありませんが、
そんな猫が、今私の家にいるということに、不思議な縁を感じています。

2018年といえば、マルシェがなないろに引き取られた10日ほど後の7月初めには、
あの西日本豪雨が起きました。
岡山県でも真備町をはじめ あちこちで大変な被害が出て、
私も今度こそ何かできることをしたいと思って、(東日本のときは募金以外何もできなかった…)
コンタクトをとったのが「なないろしっぽ」代表のちゃんたさんでした。
ちゃんたさんのブログで「被災猫の預かりボランティア募集」という記事を見つけたからです。
・・・でも、被災猫の方の預かりボランティアはすでに足りているということで
その時に依頼されたのが保護猫の預かりボランティアだったというわけです。
それから約1年半、くじけそうになりながらも何とか預かりを続け、
…結果、今、奇しくも西日本ではなく東日本の被災っ子を預かってる・・・

それからもうひとつ・・・
昨日は、我が家の猫長女 故「ふき」の誕生日でした。
そのふきが8歳で亡くなった年が2013年4月。
マルシェは、その年に生まれたのかなあ、ふきが縁をつないでくれたのかなあ・・・なんてことまで
勝手に思いを繋げてしまいました。

マルシェ、幸せになってほしいです。
とりあえずは、おばちゃんのそばに来て~~~~~~!

 (長々とすみません。最後までお付き合いくださった方、ありがとうございました。)