
ムーさんがめずらしくため息ついています。
実はさっき、ひどい目にあったばかりなのです。
数分前のこと、ベッドで休んでいるムーさんのところに
めいがやってきました。

気のいいムーさん、寝ていてもちゃんとめいの相手をしようとしました。


なんて仲睦まじいんでしょと、私もうれしがって見ているといきなり、


ってな感じで、いきなり、パンチとキックをかまされてしまったのです!

ムーさん、茫然・・・

ということで、ムーさんは私の膝の上で、ぐちぐち言っているのです。
ムー 「めいちゃんだけじゃないんじゃ!
ふきちゃんだって、ワシのにおいを嗅ぎにくるくせに、ワシも
嗅ぎ返したら、いきなり怒るし、すずちゃんは、ワシがすぐ近くを
歩いただけで、『ピャー』ゆうて鳴くんじゃ。」

なるほどね。ま、結局は、女子みんなになめられてるってことですね

でも、それを許せる優しさが、ムーさんのいいところだよ。
めいもすずも、本当はムーさんが好きなんだと思うよ。
(ふきちゃんは、本当に嫌いかもしれないけど…

ドンマイだ! ムーさん

