(関連記事はこちら→「花よりひも」)
うちでも、目新しいひもを見つけるたびに、熱狂する我が家の猫たちです。
そんな猫の「ひも好き」のルーツは、我が家のすずの子ども時代を思い出すと
すぐに思い当たるふしがありました。
我が家に来てからの、すずのお気に入りは、ピンクの細いリボンがしっぽに
なっているねずみのおもちゃ。口にくわえて放り投げては飛びつき、かみつき、
ひたすら走り回って遊んでいました。
バッグの持ち手のところにも
しばらくして、ムーさんと初めてのご対面。すずは、ムーさんの巨体を
怖がることもなく、早速しっぽに近づいていきました。
すずの目が追う先には、いつもムーさんのしっぽ。
明けても暮れてもしっぽ。
ひたすらしっぽ。
来る日も来る日も、とにかくしっぽ。
(ムーさん、こうして見ると、結構忍耐強いではありませんか!)
被害にあったのはもちろん、ムーさんだけではありません。
「ふき」は、いつも迷惑そうな顔をしていたっけ。
でも、こんな風に、どの子猫もきっと、お母さんのしっぽでやさしく
遊んでもらったり、兄弟猫としっぽを追っかけ合ったりしながら、
遊びの中で狩りの練習をしていたんでしょうね。
ということで、猫たちがひも状の物を見ると、本能の炎が燃え上がる
そのルーツは、こんなところではないでしょうか。
今日もすずは、ボンボンつきの猫じゃらしのボンボンよりも「ひも」の方に
理性を忘れて飛びかかっています。
やがて、それよりもテーブルの上にあった緑のひもが目に入ると、
さっさと、誰にもとられないところに持ち去るのでした。
こうしてみると、すずもメタボ予備軍に見えるかもしれませんが、
すずの体重は3㎏もありません。顔が丸くてでかく、毛が多いので
丸々としているように見えますが、抱っこしてもとても軽いのです。
ちなみに、ムーさん、今日はよく運動しました。
そして、晩ごばんを一度にしっかり食べて、今はもう、いびきをかいて
寝ています
これでいいのだろうか!?