
短夜や乳ぜり泣く児の
須可捨焉乎
竹下しづの女の句
これは昨日、
師匠に選んでいただいた
中のボツ
作品。

これは平凡だよねぇ~と
瞬殺ボツだったわ

まぁ、やっぱりって
感じでしたが、
この句が持つ
クスッと
笑ってしまいそうな
お母さんの奮闘ぶりが
暖かくて、
書きたくなってさ。
真夏の熱帯夜。
ただでも寝苦しいのに、
何度となく
泣く児に起こされ
授乳する・・
眠りたい
疲れた
ああ
もうっ


この児を捨てたら
どんなに楽になるだろか。
なんて思うけど、
そんなの嘘だよ~ん
って

児を思う気持ちが
『捨てちまおうか』と
書かずに
『須可捨焉乎』と
当て字にしている所に
表れていて
思わず
ほっこり
しちゃう句です

竹下しづの女は
1887年生まれ。
子育ても家事も
大変な時代
だったでしょうね。
なんて
アイス2本食べて
ゴロゴロしながら
ブログ書いてる私。
須可捨焉乎じゃなくて
生ゴミの収集日に
出されそうですわ

あっ、粗大ゴミか
