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2022年は客観的な予想を心がけます。

中京記念予想 東北関東大震災被災地支援競馬

2011-03-19 21:09:16 | Weblog
 被災地の方々が依然として避難所生活を強いられている現状で、競馬をしていいのかの気持ちはありますが、3月までは「東北関東大震災被災地支援競馬」として売上の一部が被災地支援のために拠出されるとのこと。競馬ファンとして、馬券を買って微力ながら貢献したいと思います。

小倉11R 中京記念(GⅢ 芝・2000㍍)
◎ダイワジャンヌ
○シャドウゲイト
▲バトルバニヤン
△サンライズマックス
×オウケンサクラ
×ラフォルジュルネ

ブロードストリート
前走の京都牝馬S7着は、道中は発馬直後から手綱を押して行って中団に取り付く。流れが落ち着いた3角手前から馬群のなかで脚をタメる。同じ位置にいた勝ち馬が馬なりのまま直線を迎えたのに対し、同馬は激しく手綱が動き、直線で一気に離されてしまう。直線で手綱を引っ張るシーンがあったのは、狙っていた進路を手応えで上回るストリートスタイルに奪われたから。自身はジリジリとしか脚を使えなかった。マイルでの決め手の差が出てしまった。前々走の愛知杯2着は、5番枠から少し気合いを付けて中団のインを取りに行く。終始、抑え切れないくらいの行きっぷり。インの経済コースを上手く立ち回り、3角から少しずつ加速したが、4角手前で故障馬の煽りを喰らい、急に手応えが怪しくなる。4角から懸命に手綱をしごき、ポッカリと開いたインを突く。最後は勝ち馬との激しい叩き合いの末、僅かに屈した。4走前の府中牝馬S6着は、発馬でトモに重心が掛り、半馬身ほど行き脚がつかず。直後に鮫島Jが手綱を押したためにモロに掛り、道中は頭を上げての追走。終始、インの経済コースを立ち回れたのは良かったが、鞍上と喧嘩してリズムが悪かった。その分、直線を向いて追い出してからジリ脚だった。トモが甘いために追って頭が高い。それが最後のワンパンチ不足に繋がっているし、瞬発力勝負では分が悪い。距離が2ハロン延びているのは間違いなくプラスだし、小回りも対応可能。ただし、乗り難しいタイプだけに鞍上の鮫島Jが上手く誘導できるかがポイントになる。

セラフィックロンブ
前走の日経新春杯9着は、発馬直後から手綱をしごいてハナを主張する。この手綱のアクションで、同型のプロヴィナージュ、ビッグウィークがすんなりと控えたために2ハロン目からハナに立つ。終始、折り合いもスムーズでゆったりとした逃げ。向こう正面に差しかかったところで若干ペースが速くなったものの、その後は至極順調な道中。だが、4角の下り坂で早々と手応えが怪しくなると、直線は馬群に沈んでしまった。内側の馬場がかなり傷んでいたし、強敵相手では仕方なかったか。前々走の愛知杯1着は、テンから気合いを付けての先行策。1角からは3番手のインで脚をタメる。勝負どころでも手綱はがっちりと持ったまま。4角でスパートを開始させると、直線は2着馬との叩き合いを制した。安定した先行策で、スローでも対応できるし小回りも対応可能。予定していた中山牝馬Sが中止となり、急きょ遠征することになった。2走前と同じ舞台で。

オウケンサクラ
前走のマイルCS16着は、スプリント快速馬ジョーカプチーノが飛ばすハイペースの流れをスッと3番手から積極的な競馬。だが、マイルGIで先行馬総崩れの流れで古馬相手。4角の下り坂で早々と手が動き、直線は馬群に沈んでしまった。前々走の天皇賞・秋4着は、長距離輸送で太かった馬体が絞れた。道中はシルポートが作る淀みない流れを2番手から追走。道中は抑えるのに苦労するほどの行きっぷり。トビが大きく中距離で気持ち良さそうに走り、存分に脚をタメられた。その分、直線で粘り強い脚で踏ん張れた。トモの蹴りが強く、行き脚は抜群。秋華賞、ローズSの敗因が今ひとつはっきりとしないが、気分良く走れた時の底力は相当ある。2ハロンの距離延長は間違いなくプラス材料だ。久々になるが、中間は坂路で入念に乗り込まれているし、最終追い切りは首を上手く使った力強い走りだった。いきなり万全の態勢だ。

ダイワジャンヌ
前走のAJCC5着は、道中はゆったりとした流れを中団の外目めを追走。終始、勝ち馬をマークする形。向こう正面で一気に流れが速くなり、3角ではペースの緩急に戸惑って手綱が動く。それでも、直線でジワジワと伸びて3着以下と差のない競馬ができた。別定で外々を通らされる形になったことを考えても、上々の内容だった。前々走の中山金杯6着は、スローの流れでスッと好位を取れた。道中の折り合いもスムーズで、ペースの速くなった三分三厘でも余裕十分の手応え。直線が楽しみになる手応えだったが、外からイケドラゴンに被され手綱を引っ張る。ようやく坂を上り切ったところで進路ができて急追したが、届かなかった。最後まで伸びているだけに本当に勿体なかった。ここ2走を見る限り、6歳にして本格化した。攻め馬でも、前脚をピンと張り出し、全身を柔らかく使ったフットワークで好調さが伝わってくる。予定していた中山牝馬Sが中止となり、急きょ遠征することになった。腹回りはギリギリだけに当日の馬体重には要注意。

サンライズマックス
前走の小倉大賞典5着は、好発を決めるも直後から手綱をグッと抑えて後方に控える。グッとハミを噛んで力んでいたし、1角手前で右手前に替えたために外へ膨れてロスの多い誘導。道中は最後方で我慢する競馬。しかし、3角で動きたくても馬群が密集して動けず。4角でも前がびっしりと壁になり手綱を抑えたまま。ようやく直線で進路を見出したものの、それは大外。明らかに仕掛けが遅れたし大外を通っては届くはずがない。最後は凄い脚で追い込んできただけにスムーズなら間違いなく勝ち負けになっていた。追い込み一辺倒で、どうしても他力本願でロスの多い競馬になってしまう。前々走の中日新聞杯も大外ブン回しで最後はいい脚で伸びているものの届かなかった。最後の脚は確かだが、信頼はできない。

ラフォルジュルネ
前走の関門橋S1着は、2番枠から馬任せでスーッと4番手のインを追走。前脚をピンと張り出して全身を使った柔らかいフォームで無駄がない。終始、抑え切れないくらいの行きっぷり。3角で他馬が手綱を押してスパートするも、同馬は手綱を抑えたまま。進路を自由に選択できる手応えで、4角では迷わず外へ。直線でハミをかけ直され右ステッキが入るとグンと加速。前の馬を交わしたところで手綱を抑えて流してフィニッシュ。最後大外から詰め寄られたのを田辺Jはゴール前まで気づいていなかった。これで差し切られていたら、大問題になったことは間違いない。前々走の筥崎特別1着は、スローの流れを道中は馬任せで中団の外めを追走。4角手前で大外を楽な手応えのまま進出を開始させると、グンと加速。直線は内へモタれて切れ込んだが力の違いで差し切った。条件クラスでは搭載エンジンの違いで押し切れたが、今回はオープン馬相手。とにかく全身を柔らかく使えて切れ味がある。

バトルバニヤン
前走の小倉大賞典2着は、14番枠から後方に下げ、1角でインに潜り込む。向こう正面でインを通ってポディションを上げて行き、4角手前では前から4馬身圏内まで迫る。4角で外めに持ち出し直線はジリジリと伸びて首の上げ下げに持ち込んだ。惜しい内容だった。前々走の京都金杯10着は、シルポートが作る緩い流れを道中は後方から追走。スローで馬群がギュッと凝縮したために三分三厘の下り坂では大外から進出開始。直線ではジリジリとしか伸びず惨敗した。この日の馬場は内断然有利で、スローの大外差しはあまりにも酷だった。マイルも忙しかった。3走前の中日新聞杯5着は、スローの流れを道中は後方のイン追走。向こう正面でかなりレースの流れが緩み、自然とポディションを上げて行く形に。インの経済コースを立ち回り、4角でも手応え十分。直線も詰まることなくスムーズに加速できたが、ジリジリとしか伸びなかった。切れ負けの感。小回りローカル巧者で、向こう正面から長く脚を使うことができる。2000㍍もこなせるし、道悪も大丈夫。今週の坂路での追い切りも、弾むようなフットワークでスピード感十分だった。前半から流れてくれれば。

シャドウゲイト
前走の京都記念10着は、馬任せでスッと中団の外めへ。1角では少しハミを噛んだが、2角からはスムーズな追走。スローの流れを嫌い、向こう正面で少しづつポディションを上げ、3角の上り坂で一気に3番手まで押し上げる。そこで少し脚をタメたものの、4角ではコーナーワークにぎこちなさを見せ、筒一杯。直線は馬群に沈んでしまった。久々で58㌔を背負い、強敵相手では厳しかったか。決して切れる脚はないが、長くいい脚を使えて粘り強い。いかにも小回り向きの脚質だし、前走でテンに行けなかったのは馬任せに行ったためで、決して9歳だから衰えているわけではない。58㌔を背負うが、昨年の中京記念で575を克服している。馬場が渋れば更に。

アンノルーチェ
前走の洛陽S7着は、発馬後に気合いを付け二の脚がついてスッと2番手へ。しかし、レースはテンから速いラップが刻まれる先行馬総崩れの展開。直線は抵抗できずに馬群に沈んでしまった。前々走の小倉大賞典15着は、テンからモロに掛ってしまった。2度叩いてデキは上向いているが、気分良く行くタイプで2ハロンの距離延長はプラスとはいえない。

ナリタクリスタル
前走の小倉大賞典7着は、道中は中団馬群で前のリルダヴァルをマークする形。向こう正面まではスムーズな誘導だったが、3角からは手綱が激しく動く。ズブさを見せて4角では後方までポディションを落としてしまう。直線でエンジンが掛ってからは盛り返してきているものの、気難しさを見せた。前々走の中山金杯3着は、スローの流れを道中は中団の外めから追走。終始、気合いを付けながらの追走。3角でペースが上がった時にズブさを見せたものの、馬群の外めでスムーズに加速。直線もジワジワと伸びてきた。エンジンが掛ればいい脚を使えるが、どうしてもズブくてエンジンが掛るのに時間が掛る。昨夏の新潟のように広くて直線の長いコースなら力を出せるが、小回りの小倉では加速したい三分三厘でゴチャつくリスクが高い。鞍上の手綱捌きに期待したい。