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◎アーバニティで複勝的中!
【馬場】Aコース。内の外も伸びる馬場。時計は少し掛る。
12.1 - 10.8 - 10.7 - 10.7 - 11.4 - 12.2=1:07.9
高松宮記念史上初の連覇を飾ったキンシャサノキセキ。10㌔減と大幅に馬体を減らしてきたが、馬体の張りは良かったし、何より落ち着きがあるのが良かった。レースでは課題の発馬を決め、手綱を押して出して行く。折り合いに難のあるタイプだけに半ば冒険に近い戦法である。実際に3角入口では外からダッシャーが切れ込んできた時に手綱を引っ張り、リズムを崩した。だが、そこからの立て直しが早く三分三厘ではスムーズに加速して4角で3番手までポディションを上げて行く。前のダッシャーを目標に早めに仕掛ける。直線の坂下でスッと左手前に替えると、坂上で馬体を併せる。ゴール前でバテたダッシャーを振り切り、スプリント戦としては決定的な1馬身1/4の着差を付けて快勝した。正攻法の強い競馬だった。テンから出して行っても折り合いを欠くことがなかったが一番の勝因だ。チークの効果が出たか。
2着には末脚鋭いサンカルロ。ポンと好発を決めたが、手綱を押しても行き脚がつかず例によって後方からの競馬になる。手綱をがっちりと抑えて脚をタメるのではなく、終始気合を付けながらの追走。3角では中団馬群の直後あたりまで取りついたが、直後に故障馬の煽りを受けて手綱を引っ張るロスが。直線入口でも後方のまま。直線は大外を回るのではなく、馬場の3分どころに突っ込む。前が壁になり、進路を探りながらの追い。坂上で進路を見出すと、一完歩毎にグイグイと猛追。一瞬の切れ味で突っ込んできた。スムーズならもっと際どかった。ここ2走はある程度出して行く競馬で結果を出した。不発がなくなっている。1400㍍までなら強いし、直線の短いコースで一瞬の脚を生かすタイプだろう。
11番人気のアーバニティに◎を打った。6㌔馬体を減らしたが、下見どころから闘志を内に秘めて抜群の気配だった。ポンと好発を決めて先団を狙える手応えだったが、前走同様に四位騎手が手綱をがっちりと抑えて後方に控える。引っ張り切りの物凄い手応え。3角で故障馬の煽りで手綱を引っ張るシーンはあったが、すぐに立て直す。4角まではインの経済コースをロスなく立ち回り直線へ。前のショウナンアルバがフラつき、左手綱を引いて外に出す。そこからは一完歩毎にグイグイと伸びてきた。首の上げ下げに屈したが、見どころ十分の内容だった。強い競馬だった。差し脚を生かす競馬が完全に板に付いた。
4着入線はダッシャーゴーゴーが入った。阪神スプリント戦では不利な13番枠。先行タイプにとっては内枠が絶対有利のコース形態だ。手綱を押して先団を取りに行く。しかし、すぐに迎える3角で内に切れ込んでしまったため、ジョーの進路をカットしてしまう。3角からは抑え切れない感じで逃げ馬に絡み、10秒7と息を入れることができず。直線で早め先頭に立つも、坂上で末が鈍ってしまった。降着はすぐにコーナーを迎えるコース形態が大きな要因で、どうしても手綱を押して出して行く必要がある。そのためにエンジンが掛って必要以上に前へ行ってしまった。だが、馬自身は馬体の成長とともにテンの脚が強化されている。今回はすべてにおいて外枠が敗因だ。1200㍍なら相当強い。
ビービーガルダンはブリンカーを外し、中間は佐藤哲騎手が付きっきりで調教に跨って呼吸を合わせた。レースでは12番枠からスーッと先行策を取る。前走よりテンは行き脚がついた。だが、3角で外からドッと来られた時に怯んだし、直後にジョーカプチーノが下がってきた煽りも喰らった。一旦ブレーキをかける形になったし、リズムを崩した。前走までのビービーならここで沈んだだろう。だが、4角で再び加速して直線は大外へ。グンと一瞬の脚で急追。上位馬とは追い比べで見劣ったが、まだまだやれることを証明した。3角から被されることなく競馬ができたのがよかった。
レッドスパーダは最内枠発走から手綱を押して先団へ。前走同様にいい位置を取りに行くのに脚を使わされた。道中は勝ち馬と馬体を併せる形で3番手のインからの追走。だが、3角に入ってからもレースの流れは緩むことなく一貫とした流れ。終始、気合いを付けながらの追走。直線でステッキが入るも、それに応える脚が残っていなかった。GIのスプリント戦で距離適性の差が出た。大きなフットワークだけにどこかで息を入れたかった。
スプリングソングは前走同様にテンに手綱を押しても前に進まず。3角手前ではサンカルロより後ろの位置取りだったし、3角では故障馬の煽りをモロに喰らった。最後は良い脚で追い込んできただけに勿体なかった。今は1200㍍は忙しい。
1番人気のジョーカプチーノは人気に応えることができなかった。課題だった発馬は決めることができたが、その後の行き脚が今ひとつ。手綱を押してもスッと先手を取れなかった。3角でダッシャーゴーゴーに進路をカットされてブレーキをかける形に。そこから一気に手応えが怪しくなった。4角でもズブくて手応えが悪く、直線は外から被される苦しい形に。揉まれて馬群に沈んだ。テンの行きっぷりと不利があったとはいえ、手応えが悪すぎた。本来のデキにはなかった。
ショウナンアルバはどうしてもトモが甘いために発馬で行き脚がつかず後方からの競馬になってしまう。それに折り合いに難があるために出して行くこともできない。非常に乗り難しいタイプ。最後は良い脚で追い込んできて力は確かにあるが、嵌らないと。
エーシンフォワードは13番枠発走から手綱を押して行くも、いつもより行き脚がつかず後方からの競馬に。道中も気合いを付けながらの追走。3角では故障馬の煽りを喰らった。最後はバテずにジリジリと伸びてきているが、見せ場はなかった。久々は動かないタイプか。
ワンカラットは外枠からレースの流れに合わせて先行したが、勝負どころで早くもステッキが入るなど手応えが悪く、直線は筒一杯で馬群に沈んだ。なし崩しに脚を使わされたとしても負け過ぎ。一気に馬体を減らしすぎたか。
◎アーバニティで複勝的中!
【馬場】Aコース。内の外も伸びる馬場。時計は少し掛る。
12.1 - 10.8 - 10.7 - 10.7 - 11.4 - 12.2=1:07.9
高松宮記念史上初の連覇を飾ったキンシャサノキセキ。10㌔減と大幅に馬体を減らしてきたが、馬体の張りは良かったし、何より落ち着きがあるのが良かった。レースでは課題の発馬を決め、手綱を押して出して行く。折り合いに難のあるタイプだけに半ば冒険に近い戦法である。実際に3角入口では外からダッシャーが切れ込んできた時に手綱を引っ張り、リズムを崩した。だが、そこからの立て直しが早く三分三厘ではスムーズに加速して4角で3番手までポディションを上げて行く。前のダッシャーを目標に早めに仕掛ける。直線の坂下でスッと左手前に替えると、坂上で馬体を併せる。ゴール前でバテたダッシャーを振り切り、スプリント戦としては決定的な1馬身1/4の着差を付けて快勝した。正攻法の強い競馬だった。テンから出して行っても折り合いを欠くことがなかったが一番の勝因だ。チークの効果が出たか。
2着には末脚鋭いサンカルロ。ポンと好発を決めたが、手綱を押しても行き脚がつかず例によって後方からの競馬になる。手綱をがっちりと抑えて脚をタメるのではなく、終始気合を付けながらの追走。3角では中団馬群の直後あたりまで取りついたが、直後に故障馬の煽りを受けて手綱を引っ張るロスが。直線入口でも後方のまま。直線は大外を回るのではなく、馬場の3分どころに突っ込む。前が壁になり、進路を探りながらの追い。坂上で進路を見出すと、一完歩毎にグイグイと猛追。一瞬の切れ味で突っ込んできた。スムーズならもっと際どかった。ここ2走はある程度出して行く競馬で結果を出した。不発がなくなっている。1400㍍までなら強いし、直線の短いコースで一瞬の脚を生かすタイプだろう。
11番人気のアーバニティに◎を打った。6㌔馬体を減らしたが、下見どころから闘志を内に秘めて抜群の気配だった。ポンと好発を決めて先団を狙える手応えだったが、前走同様に四位騎手が手綱をがっちりと抑えて後方に控える。引っ張り切りの物凄い手応え。3角で故障馬の煽りで手綱を引っ張るシーンはあったが、すぐに立て直す。4角まではインの経済コースをロスなく立ち回り直線へ。前のショウナンアルバがフラつき、左手綱を引いて外に出す。そこからは一完歩毎にグイグイと伸びてきた。首の上げ下げに屈したが、見どころ十分の内容だった。強い競馬だった。差し脚を生かす競馬が完全に板に付いた。
4着入線はダッシャーゴーゴーが入った。阪神スプリント戦では不利な13番枠。先行タイプにとっては内枠が絶対有利のコース形態だ。手綱を押して先団を取りに行く。しかし、すぐに迎える3角で内に切れ込んでしまったため、ジョーの進路をカットしてしまう。3角からは抑え切れない感じで逃げ馬に絡み、10秒7と息を入れることができず。直線で早め先頭に立つも、坂上で末が鈍ってしまった。降着はすぐにコーナーを迎えるコース形態が大きな要因で、どうしても手綱を押して出して行く必要がある。そのためにエンジンが掛って必要以上に前へ行ってしまった。だが、馬自身は馬体の成長とともにテンの脚が強化されている。今回はすべてにおいて外枠が敗因だ。1200㍍なら相当強い。
ビービーガルダンはブリンカーを外し、中間は佐藤哲騎手が付きっきりで調教に跨って呼吸を合わせた。レースでは12番枠からスーッと先行策を取る。前走よりテンは行き脚がついた。だが、3角で外からドッと来られた時に怯んだし、直後にジョーカプチーノが下がってきた煽りも喰らった。一旦ブレーキをかける形になったし、リズムを崩した。前走までのビービーならここで沈んだだろう。だが、4角で再び加速して直線は大外へ。グンと一瞬の脚で急追。上位馬とは追い比べで見劣ったが、まだまだやれることを証明した。3角から被されることなく競馬ができたのがよかった。
レッドスパーダは最内枠発走から手綱を押して先団へ。前走同様にいい位置を取りに行くのに脚を使わされた。道中は勝ち馬と馬体を併せる形で3番手のインからの追走。だが、3角に入ってからもレースの流れは緩むことなく一貫とした流れ。終始、気合いを付けながらの追走。直線でステッキが入るも、それに応える脚が残っていなかった。GIのスプリント戦で距離適性の差が出た。大きなフットワークだけにどこかで息を入れたかった。
スプリングソングは前走同様にテンに手綱を押しても前に進まず。3角手前ではサンカルロより後ろの位置取りだったし、3角では故障馬の煽りをモロに喰らった。最後は良い脚で追い込んできただけに勿体なかった。今は1200㍍は忙しい。
1番人気のジョーカプチーノは人気に応えることができなかった。課題だった発馬は決めることができたが、その後の行き脚が今ひとつ。手綱を押してもスッと先手を取れなかった。3角でダッシャーゴーゴーに進路をカットされてブレーキをかける形に。そこから一気に手応えが怪しくなった。4角でもズブくて手応えが悪く、直線は外から被される苦しい形に。揉まれて馬群に沈んだ。テンの行きっぷりと不利があったとはいえ、手応えが悪すぎた。本来のデキにはなかった。
ショウナンアルバはどうしてもトモが甘いために発馬で行き脚がつかず後方からの競馬になってしまう。それに折り合いに難があるために出して行くこともできない。非常に乗り難しいタイプ。最後は良い脚で追い込んできて力は確かにあるが、嵌らないと。
エーシンフォワードは13番枠発走から手綱を押して行くも、いつもより行き脚がつかず後方からの競馬に。道中も気合いを付けながらの追走。3角では故障馬の煽りを喰らった。最後はバテずにジリジリと伸びてきているが、見せ場はなかった。久々は動かないタイプか。
ワンカラットは外枠からレースの流れに合わせて先行したが、勝負どころで早くもステッキが入るなど手応えが悪く、直線は筒一杯で馬群に沈んだ。なし崩しに脚を使わされたとしても負け過ぎ。一気に馬体を減らしすぎたか。