中央競馬徹底研究!

2022年は客観的な予想を心がけます。

シルクロードS(GⅢ)回顧

2006-02-07 00:18:07 | 回顧
2006/02/05 2回 京都 4日目 晴(良)
11R サラ系4歳以上 シルクロードS(G3) ○国際□指(ハンデ) 芝1200
【馬場状態】A→B2週目。先週あたりから除々に外差し馬場になり、今週は完全に外有利の馬場で、内、外の伸びの違いは歴然。

12.2 - 11.1 - 11.1 - 11.0 - 11.5 - 12.0 1:8.9
(34.4-34.5)

【展開】ギャラントアローが押してハナへ行き、2番手にディープが追走でスンナリ。テン3ハロン34秒4は京都スプリント戦では平均。3角でディープら後続が早めに競りかけ、直線で横一線の叩き合い。最後は馬場の差がモロに出た。

ハンデ戦で本命馬不在の混戦模様に加えて、内を通った馬が壊滅状態の馬場。それを象徴するかのようなゴール前。勝ったのはタマモホットプレイ。好発を決めると道中は中団の外目を引っ張りきりの手応えで中団追走。追走に精一杯だった昨年のセントウルSが嘘のよう。3角で外目を通ってポディションを上げていくと、直線は馬場のいい大外へ持ち出す。そこからジワジワと一完歩毎に伸びて2着馬との競り合いを制した。前走は雨に泣かされただけに良馬場でうっ憤を晴らした。気難しい馬で以前は調教時に馬場入りを拒否したりしていたが、この中間はスムーズだった。真面目に走れば今回くらいは走れる能力を秘めている。雨で上滑りする馬場は苦手だが、時計の掛かる馬場は得意。本番へ向けては中間の攻め過程にも注目したい。

2着のマイネルアルビオンは下見どころから気合が乗っていた。道中は中団の外目。勝ち馬と併せ馬の形で、3角で外目を通って進出。直線でも馬場のいい大外へ持ち出しての叩き合い。わずかに屈したが、準OPを勝ったばかりで54㌔のハンデとはいえ、力のあるところを示した。

3着のアイルラヴァゲインは道中、5番手の外を追走。だが、持っていかれ気味の追走でスムーズとはいえない。4角で手応えが残っていたものの、いざ追い出されるとジリジリとしか伸びず。着差はわずかだが、上位2頭とのゴール前の脚色の差は歴然としていた。鞍上によれば『もう少し後ろで競馬すれば良かった』と。直前の攻めで今ひとつだった影響もあるか。スピードが身上の馬だけにパワー馬場よりも高速馬場向きか。

コパノフウジンは前2頭を見ながら3番手と絶好位からの競馬。終始、引っ張り切りの手応えだったが、直線で追い出してからはジリ脚。先行していたことで馬場の悪い3分どころを通らされた影響もあったろう。流れを考えればチャンス十分だっただけに惜しかった。以前より行きっぷりが良くなっている。

タイキジリオンは久々の芝。馬場を考えれば大外枠は良かった。道中は中団の外をジッと追走。3角で勝ち馬とともに外目を通ってポディションを上げいく。直線入り口では勝ち馬と同じ位置。そこからの追い比べになったが、切れ負け。馬場と展開を考えればもう少し迫ってほしかったが、久々の芝を考えれば十分だろう。

ディープサマーは2番手。3~4角で早めに先頭へ競りかけると直線は馬場の悪い内を通る。早めに失速すると思ったが、最後の最後まで粘り強い脚で応戦した。内、外で差のない馬場だったら勝っていただろう。

カネツテンビーはゲート入りをゴネて体力を消耗。道中は相変わらず引っ張り切りの手応えだったが、直線でさっぱり伸びず。鞍上によれば『荒れ馬場が合わなかった』とのこと。

キーンランドスワンはテンに行きたがった。直線で馬場の悪い内目を突いて伸びなかった。


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日曜日の狙い

2006-02-05 08:38:26 | 最終結論
〝強烈なカミソリ脚を武器にクラシックへ!〟

◎マッチレスバロー
○アドマイヤムーン
▲フサイチリシャール

【見解】
少頭数だが、クラシックを見据える好素材が終結した。本命はマッチレースバロー。前走のひいらぎ賞、新馬戦で見せた終いのスパートは強烈。かなりの切れ味を秘める。それ故、1ハロンの距離延長と東京コースが不安視されそうだが、ここはそう速い流れにはならず、ジックリ脚を溜められる。強敵相手でも楽しみだ。相手にはアドマイヤムーン。前走のラジオたんぱ杯2歳S2着はサクラメガワンダーとの競り合いに屈したが、抜け出す時の脚は速かった。この馬の瞬発力もなかりのもの。ライバルを見ながら競馬できる点もいい。フサイチリシャールも前へ行けるスピードがあって終いもいい脚を使う。府中1800㍍もレコード駆けしている。この3頭の三つ巴。


京都11R シルクロードS
◎カネツテンビー
○タマモホットプレイ
▲コパノフウウジン
△ディープサマー
×アイルラヴァゲイン
×キーンランドスワン

【見解】
京都は外差し馬場へと変貌した。いかに直線でうまく外目へ持ち出せるかが鍵を握る。本命はカネツテンビー。前走のCBC賞2着は道中、抑え切れないくらいの行きっぷり。直線で外目へ持ち出すと鋭い末脚で迫った。折り合いに不安があり、馬場が悪いと全くダメと難しい馬。ただ、嵌れば重賞でも通用する決め手を持っている。前走から2㌔減の53キロで外目へ持ち出して差し切る!

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土曜日の狙い

2006-02-03 23:22:42 | 最終結論
〝攻め強化と持久力で格の違いを見せ付ける!〟

小倉11R 小倉大賞典
◎ビッグゴールド
○マイネソーサリス
▲ロードマジェスティ
△エイシンドーバー
×ローマンエンパイア
×アサカディフィート
★メイショウカイドウ

【見解】
内からメジロマイヤー、外からビッグプラネットと速い馬が揃った。小回りということで有力どころも早めの競馬をしてくる。持久力ある流れ。これならビッグゴールドが台頭する。前走の万葉Sは中間の攻めが緩く粘りがなかった。この中間は2週続けてDWでビシビシ追われた。距離が忙しい小回り1800㍍だが、バテない末脚を行かせる速い流れが期待できる。テンに中団あたりに付けられれば。マイネソーサリスも持久力ある流れなら台頭できる。53キロの軽量を生かせれば。


東京11R 白富士S
◎スムースバリトン
○アサクサキニナル
▲エアシェイディ
△ユキノサンロイヤル
×スズノマーチ
×カンファーベスト

【見解】
B着用で最内枠を引いたコスモオースティン。同型メジロマントルもおり速い流れになりそう。素質馬スムースバリトンの復活に期待。復帰後は苦戦が続いているが、東京スポーツ杯2歳Sを一気差しした決め手は侮れない。この中間は絶好の攻めを見せているようで期待は大きい。


京都11R 山城S
◎シュペリユール
○マッハシュウクン
▲ニシノデビュー
△コスモシンドラー
×シンデレラボーイ
×リボンアート

【見解】
逃げ馬不在で発馬を決めればシュペリウールの一人旅。前走の新春Sは発馬で後手を踏み、中団の外目追走。直線で大外から伸びそうで伸びなかった。それでも勝ち馬からコンマ3秒差。やはり行ってこその馬。前々で運べる有利さを生かす。


京都10RエルフィンS
◎ソリッドプラチナム
○シェルズレイ
▲フサイチパンドラ
△ナイスヴァレー
×サンヴィクトワール

【見解】
良馬場でソリッドプラチナムの決め手を見直したい。前走は道悪で前残りの競馬を外から差してきた。良馬場の瞬発力勝負ならこのメンバーでも。


京都5R 未勝利戦
◎ゴールドステイブル

【見解】
初戦を使われたゴールドステイブルの変わり身で資金を作りたい。中1週ながら意欲的な攻め馬。一長一短のこのメンバーで先手を奪えれば。

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根岸S(GⅢ)回顧

2006-02-01 11:58:30 | 回顧
2006/01/29 1回 東京 2日目 晴(良)
11R サラ系4歳以上 根岸S(G3) ○国際○指(別定) ダ1400
【馬場状態】かなりパワーの要る馬場状態。スピード優先の馬では苦しい。

12.2 - 10.8 - 11.6 - 12.1 - 12.3 - 12.2 - 12.5
H(34.6-37.0)(46.7-49.1)

【展開】内からアグネスジェダイ、外からシルヴァーゼットの隊列でテン3ハロン34秒6。馬場を考えれば、やはり速い。最後はパワーを要する流れ。

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勝ったリミットレスビッドはダート重賞連勝を飾った。道中はアグネスジェダイの作る速い流れを中団のインをロスなく追走。課題だった折り合いもピタリ。直線で手綱を激しく押して外目へ出す。残り300㍍地点で満を持してステッキを入れるとグイグイ鋭い伸び脚。後続に2馬身差の圧勝。これでダートへ矛先を向けてから2連勝。速い流れで展開が向いたことは確かだが、決め手は相当なレベルにある。また、鞍上のソツのない騎乗も光った。本番でも折り合いがポイント。それがクリアできればマイルも問題ない。

2着は連勝馬のタイキエニグマ。前走同様、発馬一息で後方から。そこから慌てることなく脚を温存。直線入り口で大外へ持ち出されると、一完歩毎に詰め寄った。メンバー最速の上がり36秒2を繰り出すも勝ち馬には及ばなかった。パワフルな末脚が武器だけに力の要る馬場も向いた。強敵相手でも、末脚が通用することが分かった。課題は発馬だろう。

3着のトウショウギアは発馬後、無理な競り合いを避け、スッと好位へ控えた。テンに頭を上げて行きたがる。その後は何とかなだめられて、直線入り口でも抑えるのに苦労するくらいの手応え。最内を突いてステッキを入れられてからはジリジリとしか伸びなかった。やはり、抜群のスピード性能を生かすにはハナへ行くのがベストだろう。

4着は1番人気のサンライズバッカス。攻め一息で仕上がりが不安視されたが、増減はなかった。発馬一息で後方から。道中は後方のインを追走。3角で外へ持ち出したかったようだが、タイキエニグマらに被されて包まれた。腹をくくって直線でも最内を突くが、バテた逃げ馬を捌くのに苦労してスムーズに追えなかった。勝負どころでスムーズに外へ出せていたら、もっと際どかっただろう。及第点の内容。叩いて攻め内容に注目。

5着のシルヴァーゼットは渋太い。外枠発走からスッと2番手へ取り付く。速い流れでも余裕の追走ぶり。4角で同型のアグネスジェダイが早々に手応えが怪しくなるも、同馬は持ったまま。そこから渋太く抵抗するものの、坂上で脚色が鈍ってしまった。さすがに府中は厳しかったか。それでも、スピードとパワーのあるところを示せた。小回りなら。

6着のニシノコンサフォスもスッと2番手を奪ったように、抜群のスピードを誇る。直線での追い比べでもジワジワ伸びて2着馬とは小差。力を付けている。直線の短いコースで改めて。

7着のメイショウボーラーはハナへ行かず好位から。4角で手応えが怪しくなると、直線での負い比べで劣った。パワーを要する馬場で59㌔は苦しかったか。復帰後は本調子を欠いている。

マイティスプリングは初の重賞挑戦で前へ行けず中団から。直線でも見せ場なく惨敗。ペースの違いに戸惑った。

予想は△→◎→▲、馬連的中!

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京都牝馬S(GⅢ)回顧

2006-02-01 11:39:02 | 回顧
2006/01/29 2回 京都 2日目 晴(良)
11R サラ系4歳以上 京都牝馬S(G3) ○国際牝□指(別定) 芝1600

【馬場状態】A→B1週目。だが、馬場の悪い内目を避けて大外を回る馬が多い。時期的なものもあり、若干力の要る馬場。

12.6-11.0-11.8-12.1-11.7-11.1-11.3-11.9
S(35.4-34.3)(47.5-46.0)(61.0-58.1)  1:33.5

【展開】好発を決めたマイネサマンサがハナへ。2番手のトーセンハピネス、マルターズヒートが控えたことでスンナリのスロー。前々で流れに乗った馬有利。

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勝ったマイネサマンサは、下見どころでは毛艶一息で気配平凡。好発を決めると押し出されるようにハナへ。本来なら折り合いを欠きやすいケースだが、鞍上が絶妙な逃げを打ち、終始、スムーズな折り合い。残り3ハロン地点から11秒1と加速すると、直線入り口で突き放す。最後は筒一杯になりながら押し切った。本来は中団から競馬するタイプ。確たる逃げ馬がいた方が力を出しやすいし、想定外のハナへ立っての競馬で結果が残せたのは収穫。マイルなら切れる脚を使える。

2着は同着で2頭。チアフルスマイルは道中、中団馬群からの追走。スローの流れで後方の馬たちには辛い流れだが、直線で馬場のいい大外へ持ち出されると、メンバー最速の上がり33秒6を繰り出して猛追。勝ち馬には及ばなかったが、先行馬有利の展開を後方から唯一差してきた牝馬特有の切れ味を秘めている。

3着はメイショウオスカル。道中は外枠から、うまくスローの流れに乗って好位へ。中間に口カゴを使用した効果で折り合いも許容範囲。直線入り口で持ったままの抜群の手応え。本来なら確勝のケースだが、追ってからジリ脚で勝ち馬に詰め寄れなかった。それでも、折り合いが付いたことは収穫。1600㍍~1800㍍で。

ヤマニンシュクルは下見どころでは小走りが入り、テンション高め。道中は中団前目。だが、直線での追い比べでジワジワ伸びるものの、ビュッといい脚を使えなかった。やはり、マイルは少し短い。上がりの掛かる展開向きで、スローの競馬も合わなかった。中距離の平均ペース以上なら強い。

5着のディアデラノビアは休み明けの前走(マイナス4キロ)に続き、今回もマイナス6㌔。腹が巻き上がり気味だった。道中は最後方かからの競馬。テンに若干、行きたがる。直線で馬場のいい外目にうまく持ち出してメンバー最速の上がり33秒6を繰り出すも、届かず。スッと反応できるタイプではなく、もっとペースが速くなってほしかった。マイルの瞬発力勝負は向かない。やはりベストは中距離。ゆったりの追走が合っている。もっとフックラしないと。

レクレドールは人気を裏切った。下見どころで、やや集中を欠いた。道中は中団前目の追走。3角で若干、折り合いを欠く。そして、直線での追い比べで完全に劣った。切れる脚が使えず、ジリ脚。瞬発力勝負の流れでは辛い。前走の阪神牝馬Sのように上がりの掛かる展開にならないと。

オースミハルカはここが引退レース。中距離レースばかり使われていたためにハナへ行けず、持ち味を生かせなかった。59㌔も常識的に考えて無謀だった。いい産駒誕生を期待したい。

アズマサンダースはテンに折り合いを欠いた。この流れでは致命的。久々の影響もあったか。

予想は△→◎→○、馬連、3連複的中!

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