広島鉄道模型友の会 公式ブログ

ここでは、活動の様子や会員の作品を紹介します

競作参加作品の紹介

2024年09月02日 | 会員の作品

今年の競作のお題は

『広島にちなんだもの』

それでは、エントリー作品を順に紹介しましょう。

なお、紹介文は当日の作者のプレゼンより引用しております。

 

第1位 広島電鉄3種 作:吉野線のシェルパさん

【広島電鉄3900形3902】

《製作の動機》

第20回(2019)国際鉄道模型コンベンション出展用として。

《経緯》
・「他の方はこの時代好かんやろ?私は好きやけど」的な車輌を物色した結果。

・宮島口から紙屋町まで乗車した経験も一因。

《概略工作》

・車体工作の後で心が折れると困るので、最初にZパンタを真鍮細工で作りました。

・車体は100均の工作用紙からペーパールーフ構造で製作しましたが、車体幅が想定より拡がったので屋根中 心部から唐竹割りして詰めました。

・動力はKATOのN用ギア付き車軸を利用したMPもどきです。歯車のモジュールが0.3と細かいので調整は面倒です。

・台車は紙の積層で作りました。軸受けにはハトメを使用しています。

・塗色:クリエイティブカラースプレー#80ミルキーホワイト(地色)、#67グリーン(帯)、#52スチールグレー(屋根)、#56パールグレー(屋上機器)、クレオスSG06MSグリーン(裾)

《注目点》

・某模型店の黒いレジ袋を細切りにした車体間連絡用ジャンパ線。

・新品の靴下に付いているT字のタグピンはマスコンハンドルになりました。

・割れてしまったCDケースの側面(ギザギザになったところ)はヘッドライトのレンズになりました。

 

【広島電鉄70形77】

《製作の動機》

第20回(2019)国際鉄道模型コンベンション出展用として。

《経緯》

「他の人と被らない」車輌を物色した結果、外国型を1/80で作る暴挙に出ました。ROCOなどから完成品は出ていますが勿論1/87ですので他の車輛とバランスが取れないことも一因です。

《概略工作》

・車体は100均の工作用紙から切り出したペーパールーフ構造です。前頭部も積層ではなく台形状の小片を組み合わせて作っています。

・動力は試行錯誤の結果モーターを両先頭車に置き、自作の乗り越しギヤを全台車に配置する形になりました。

・パンタグラフは欧米型既製品では似合わず真鍮線で工作しました。

・窓セルは周囲に烏口で黒を引いて外側から貼り付けました。

・塗色:クリエイティブカラースプレー#17アースベージュ(地色)、#19ライトアンバー(下半分)、#25ディープアンバー(帯と屋根肩)

・考えることが多すぎて完成まで1年半かかりました。

《注目点》

・ステンレス針金と紙で作った木製シートと赤字にならない程度に乗ってもらったお客さん。

・スワロフスキーの裏の箔を剥がして光るようになった各種標識灯。

 

【広島電鉄貨50形51】

《製作の動機》

第20回(2019)国際鉄道模型コンベンション出展用として。

《経緯》

・70と3900が完成してまだ時間的余裕がありもう1輌「こんなもん誰も作らんやろ」的な車輌を物色した結果。

・以前製作した阪堺121とタネ車が同じ(大阪市電1600)で竣工図があった。

《概略工作》

・車体は工作用紙ですが一般車と違って側板が貧弱なので内側に高さ10mmx厚さ1mmの真鍮帯板を全長にわたって貼り付けて補強しました。

・台車の首振りは真鍮帯板とハトメによるリンク機構を採用しセンターピンを排しました。

・伝動機構は自作ギヤボックスを使用した「乗り越しギヤ」方式で、動力はギヤが擦り切れて使えなくなった旧パワトラのキドマイティを利用しています。

・手すりと「看板を据えるやぐら」は真鍮細工ですが、これは強度の問題もあって面倒でした。

・塗色:クレオスSG06 MSグリーン。

《注目点》

・Zパンタはフリーストップ式で自作しました。

・花壇の植え込みはAliExpressで買った低木の葉と花をむしり取って木工用ボンドで発泡エチレンシートに貼り付けたものです。

・消火器は「kure5-56」の赤いスプレーノズルの輪切りに真鍮細工で取っ手を付けたものです。

・よければお手に取って車体を裏返し、動力機構・首振り機構をご覧ください。

 

第2位 瀬戸内色の103系2題 作:サロマニアさん

《製作の動機》

 103系好きで広島好きときたら、これを作らない訳にはいきません。

《経緯》

 当初は戸袋窓が閉塞されてWAU102を搭載した編成が作りたくて、モリヤスタジオのキットを組んでいましたが、作っているうちに戸袋窓が残っている編成も欲しくなり、並行して工作することとなりましたので、両編成を出品させて戴きます。

《概略工作》

★戸袋窓閉塞仕様の編成[広E-02]は、モリヤスタジオ製103系西日本仕様車を利用して製作。車番はクハ103-147+モハ103-224+モハ102-379+クハ103-146。側面の電照方向幕は増設されたが、使用開始前でサボを使用している1998年頃の姿を再現。

★もう一本は瀬戸内色103系のトップバッターと言えるセキ[E1]編成を、KSモデルのキットから製作。車番はクハ103-94+モハ103-235+モハ102-390+クハ103-156。1992年5月25日、初の瀬戸内色103系として下関区に配属されたが、翌年3月18日には広島に転属するので、たった9か月の下関区時代を再現。

《注目点》

 今回の工作では特に車体外観には目新しいものは無い。最近の弊社標準仕様である室内灯の充実と乗客乗車(乗車率30~40%)を実施。今回初採用なものは、通常のDC電源でも常点灯になるモーター起動電圧上昇回路を組み込んだ。また、全台車に集電シューを組み込み、編成内は通電カプラーを用いてブス引き通し実施し、室内灯のチラツキは皆無となっている。

 今回特に苦心した点は帯塗装の塗装見切り段差を見えなくしたこと。見切り部を#1700のペーパーで研ぎ、全体クリヤーで段差が見えない様に心がけた。今回、車体色クリーム1号は編成ごとに塗料メーカーを変えており、微妙な色違いがある。

 

第3位 475系 急行「つくし」 作:イスカンダル模型店さん

 1992年カツミ製品(製造はエンドウ)、動力はMPギヤだが床下機器はダイカスト一体の仕様。台車を日光に替えメタルを入れてモアのスノウブロウを付け当時最新のKATOクモハ40のカプラーを中間先頭車に取付たところでストップ、前年の越後交通の塗装を見て「ピンクはいいよなぁ~」今回はこれにしました。

 一昨年の205系同様完成品のグレードアップ、ただし車体はバラバラにしませんでした。

《ボディ》

 シンナードボン、ここで分かったのですが、先頭車と中間車では塗装の順番が逆になっていました、マスキングのやりやすさを考えてでしょう。雨ドイ、縦ドイ、キャンバス止め(エンドウ)、手すり、幌枠(モデル俱楽部)、サボ、仕切25枚!切粉だらけになりました(運転台後の段付仕切はペーパー製)。

 グリーン車椅子は天賞堂製、普通車はエンドウ製、ビュッフェはカウンター.冷蔵庫などプラ材から、腰掛はNゲージサロンエクスプレス東京のソファー!Nのソファーは1/80ではカウンターの椅子に。

 冷房装置、ベンチレーター、ダクトなどはKATO.TOMIXパーツから、サロのAU12はトレジャータウンの冷房台座に取付ています。

 ピンク電車の最大の見せ所の交直流電車の屋根上は既存のパーツを外し配管を施しています。塗装後に取付、天賞堂のパイピング用割付ビスや碍子.燐青銅線で仕上ました。

《下回り》

 床下機器はエンドウ製のホワイトメタルに交換、車体裾と床板が狭いので取付板は自作しました、モハ474の床下機器が一つなく手持ちのパーツでそれらしく並べモーター車に取付ました。

 車体重量が250グラムあるので台車に角線をハンダ付してへの字にならないようにしています。

 動力はMPギヤ、旧パワートラックの集電板を使用して全軸集電にしています、ウエイトは当時なので鉛なので重い、カプラーは中間車はTOMIX TNカプラー。

《塗装》

 プライマーが怖くてヒヤヒヤでした、シンナーを吹いてアトリエピクタのプライマーを吹きました。一色目の薄茶色をジャバジャバに薄めプライマーに食いつかせました?、マスキングで支障するヘッドライトは塗装後に取付ける事としクリーム4号赤11号の順に吹きました、テープを剝がすのが怖い! テープはラッカーシンナーでも糊が残らない「カモ井」の「武蔵」。

 グリーン車の等級帯はくろま屋のインレタを使用。レタリングはKATO165系をメインに日立製にしています。ヘッドライトもここで取り付けます、ヘッドマークはモリヤ製、車体裏にネオジム磁石を取付け簡単に付け替えができるようにしています。

《昔ばなし》

 父が岩日線の根笠に単身赴任した時週末に帰る際にビュッフェを利用していたのだろう、ビュッフェのマッチがあった。

 この季節、光や下松から柳井に親戚を訪ねる際父親がビュッフェに連れていってくれた、冷房が効いていたからかビールが飲みたかったのか?

 ジュース(当時のジュースはワタナベのジュースのもとですもう一杯かプラッシー)を飲みましたが「うどん屋」や電子レンジあったかな?

 妹は当時ちんちくりんで足がたわんで補助椅子でジュースを飲んでいました。

 急行形の153系は普通の80系と色が同じで、ピンクとクリームの475系の方が急行電車らしく見えました。

 子供ながらに「つくし」? 春に生えて佃煮にする「土筆(小学生は漢字知らない)」が名前に? あそこは「筑紫(小学生は知らない…)」だよね。

「つくし」「しらぬい」「玄海」「はやとも」「ぺっぷ」懐かしいです。

 サンライズエクスプレスを見ると「つくし」を思い出すのは年寄りでしょうか?

 

第4位 広島界隈 C521 瀬野  作:呉生まれさん

《製作の動機》

 オクで購入した「中村精密 C52キット組立品」がジャンク同様だったから。

《概要》

 画像はきれいに見えたが、入手後に検品すると、ほぼ不動、給水加熱器の位置が高すぎ、に加え、各所歪み・・・

 しばらく脱力で箱に入れたまま日々が過ぎ・・・お題が広島界隈になったので、再生に着手。

「上回り」

 塗装全剥離、ボイラ・キャブの他は、部品類をほぼ外し再組立て。

 ボイラ・火室の継目も割れたので継板も併せて付け直し。

「機器」

 前後ランボードの平行に注意して取り付け、給水加熱器下側や煙突前の欠き取を広げ、取り付け位置を下げるなど低重心で力強く見えるよう修正して取り付け。

「配管類」

 若干細目にしてボイラ太さを強調。

「下回り」

 シリンダブロック再組立て、ピストンロッド:真鍮→洋白、軸バネ:コイルバネを板バネに変更、動力:通常ギヤを高効率ギヤ・コアレス1725に換装、押して動きます。(広島名物?)

「瀬野八仕様」

 解放梃子操作ロッド取付。サンビーム型ヘッドライトを前後に装備、テイルライトはMVレンズに赤を差して光って見えるようにした。

「塗装」

 黒塗装+ダンブラック上塗り、綿棒で磨いた後、サンド・ラスト・赤さびで軽く汚し、現役機の雰囲気とした。

《製作後記》

 本務機・補機運用双方に対応できるように、前照灯は着脱可とした。少しきれいすぎてC52の獰猛さが若干不足しているように感じる。

 解放梃子操作ロッドが給水配管と干渉してうまく動かないのが残念。

 画像を詳細に見ずに購入し、後悔しきりだったが、押して動く機関車としてうまく再生できたので、まあ及第点。(反省してますよ…)

 

第5位 103系B-10編成 作:ダルマ35号さん

《製作の動機》

 今年の競作のお題は「広島に関する車両」。一昨年前にネコ店主より作りかけの103系キットを譲って頂いておりまして、これがモリヤスタジオ製戸袋窓無しのキットだったんです…なので、今年の競作ネタになるということ、実際に乗車したコトもあるということで広島の103系を製作することにしたのでした。B-10編成にしたのは4両全車がキットの車体に合致するコト、4両全車がAU-75冷改車となっておりクーラーパーツの入手のしやすさなどを考慮して決めたのであります。

《加工ポイント》

 前述の通り作りかけのモリヤキットを加工。まずは抑え金具仕様となっている客扉の交換から。とはいえ、ベテランモデラーのネコ店主がきっちりハンダ付けしている客扉パーツは自力では外せそうもないので、クラブのM田氏にお願いしてバーナーを使って外して頂きました。その後、IMON製のHゴム仕様の客扉パーツをハンダ付けしておきました。

 車体側に表現されたサッシ窓の中桟はキットのままでは不自然に感じたので、コレは切除してエバーグリーン製のプラ帯で別途表現しています。

 また、作りかけのキットにはヘッド・テールライト点灯の為の準備がしてあったんで、普段はやらない光モノの工作もしています。

 クーラー脇のランボードは肩が斜めになった大型タイプをパーツとパテを使い表現。

 モハ103のパンタ配管はいつも通り線材を使いパンタ鍵外し線まで作っておきました。

 塗装はクリームはガイアのクリーム1号を使用、青はトレジャータウンの青20号を初めて使いましたが、結構鮮やかな青で塗り替え間もないイメージになっております。

《苦労した点》

 他の人が組み掛けたキットを完成させたら良かったんで楽が出来ると思ったら大間違いで、やはりこだわりポイントが人によって違いますのでそこらへんを直して行く必要もあり意外と手が掛かりました。もしかしたら一から組み立てた方が楽だったのかもしれません。

 あとはキット付属の排障器パーツがめちゃめちゃオーバースケールで、硬い硬いロストパーツの修正にとても苦労しました。また、そこに付くジャンパ栓受けも同じロストパーツなので、取り付け高さを合わせるためにやはり硬い硬いパーツを削るハメになり非常に苦労しました。今年は酷暑となりなかなか工作をする気になれなかったんですが、なんとか締め切りに間に合いホッとしております。

 

第6位 EF67-103(更新前) 作:西のワムハチさん

《製作の動機》

 鑛鉄道さんの改造パーツ購入がキッカケ

《経緯》

 私は意外にも(?)、超地元ネタであるEF67を持っていませんでした。

 数年前に改造パーツを購入していたことと、今回のお題が広島という、この機会に作るしかない!との思いが7月下旬にようやく芽生え、工作に取り掛かりました。

《概略工作》

 KATOのEF65をベースに鑛鉄道の改造パーツを使って加工しました。他に、テールライトをエコーモデルの外ばめ式に置き換えたり、YAMA模型のテールライトモジュールを用いて点灯化工事をしました。

 塗装について、車体色はガイア:名鉄スカーレット2本と、ファルベ:赤11号1本を用いて調色しています。飾り帯はガイアのサンシャインイエロー、屋根と下回りのグレーはグリーンマックスのねずみ色1号。運転室はクリームやベージュ系で適当に塗装して、雰囲気重視。

《注目点》

 まず、EF67は実車、模型ともに目立つのがヒサシです。このパーツは3Dプリント製で、大変繊細ですから扱いをどうするか悩みました。

 塗装後、ヒサシは車体には接着せずに別途保管しておき、車両保管箱から取り出して走らせる際に差し込む方針にしました。

 もう一つはテールライトです。走行中でなければ意識しにくいですが、実車は後押し・単機回送時どちらの場合でもテールライトが点きます。当初は省略も考えていましたが、実際に走らせると点灯化して良かったと思いました。

 

第7位 115系広セキC-14編成(2004年3月~) 作:しみじろうさん

《製作の動機》

 ハゲタイプが欲しかった。このハゲ~(# ゚Д゚)

《経緯》

 某サロマニア様からでんてつ工房のサハを譲って頂き、さらにフォロワーさんから鉄顔とみかんモデルの側面コレクションを送って頂いたこともあり製作を決意しました。あとは、クハ115-219以外は手抜きできるということもありました(;'∀')

《概略工作》

 要であるクハ115-219に加工が集中しました。まずはレザーソーで大まかに切り、Bヤスで断面を整えました。

 続いて雨樋を削り、シャッタータイフォンに交換した前面と側面コレクションを接着。雨樋部分にエバーグリーンの1/4円プラ棒を面一で貼ります。合わせて屋根がはまるように両端を切り取り、同時にベンチレーターの穴を埋めておきました。

 あとは雨樋部分をツルツルになるまでシコシコ磨き、115系化した元113系の3両と共にクリーム1号で塗装。

 得意技のデカールで帯を貼り、インレタや付属品(ミジンコ含む)を付けて完成しました。

《注目点》

  初の切り継ぎに加え、雨樋張り上げという難工事を実際にやってみると、めちゃくちゃ手間でした。

 40Nの4両を作るぞ!なんて、口が裂けても言えないと思います。

 張り上げ屋根と原型が醸し出す不細工さは、きっとゲテモノ好きな某会長には刺さると思います。

 近日中に同じくハゲタイプを組み込むG-02編成を作られた工場長様と、ハゲタイプで共演出来る予定であり、わくわくしています( 'ω')

 余談ですが我が電車区では種車が底を尽きましたので、でんてつ工房やTOMIXの115系(113系も可)が余っている方がおられましたら、是非安価でお譲りください。

 

第8位 115系3000番台タイプ 作:なかのひがしさん

《製作の動機》

 今回のお題広島に際し何を出品するかを悩みましたが、115系コレクターとしては癖のある番号を検討していたところPLUMというメーカーから115系300番台の発売発表されたことから、中間に117系を改造した115系3500番台を挟んだ岡山編成を作成することを予定していました。ただ、PLUM115系300番台の発売が延期され、競作の締め切りに間に合わないことも予想される上、岡山の115系は227系レッドウイング登場以来、広島県でも運用が備後地区までなので、安芸地区に住む私としてはちょっとやや遠いと感じ、300番台の計画は断念し、3000番台タイプを作ることに致しました。

《経緯》

 今回あえて3000番台タイプとタイトルにしたのは、Tomix117系を改造するにあたり、115系とスソの絞りが違う、客室窓の四隅形状が違う、運転台後ろの小窓から戸袋窓までの寸法・トイレ窓から小窓までの寸法が違うなど、作った後に3000番台ですとはっきり言えない事から、タイプと言わせていただきます。完璧に作ろうと思えば、ペーパーか、メーカー完成品を待つかになることでしょう。今回の競作、この形式は作ったもん勝ちかなと思い、勢いで工作を進めました。

《概略工作》

〇下関側クハ115-3018 米原側クハ115-3118

 車体加工はTomixクハ111の運転台部分とモハ117およびモハ116の客室部分を切り継ぎ、クハ115-3018は トイレ部分と小窓をクハ111から切り出してハメ込みました。

 裾の絞りはパテとヤスリで誤魔化すことにしました。方向幕の移設、屋根をクハ111に交換し、ベンチレータを撤去してます。

 床下は車体と床下をしっかりハメたかったので、オークションで出品されていたクハ116・117床下を台車部分より運転台側をクハ111の床下をつなぎました。

 運転台窓は元のモールドを削ってます、実車は30N更新工事の際金属抑えから接着になりスッキリとしたイメージになっています、このクハ115-3118と3018は運転台窓が細目になってないので、作業の効率を考えこの番号にしました。

〇モハ115-3502 モハ114-3502

 大きな加工はなく、半自動ドア把手と屋上の新鮮外気導入装置の撤去を行いました、この新鮮外気導入装置を撤去した車両は、長いランボードがそのまま残って、いかにも屋根を加工しました感が私の好みです。

●共通部分と塗装について

・クーラーは西日本更新クーラーにイメージが似ているAU725Aに交換、優先席シールはTomix223系の余りから、ドア注意は以前平山君が作成しいただいたものを使用、車内つり革はすずめ工房製、車番デカールは坂本会長作成、クハのランボードは藤原店長から供給していただいたものです。

・塗装は、友の会で115系3000番台をお持ちの人は瀬戸内色、ミュージアムでは広島快速色があるので、今回末期の黄色にしました。

 GMカラー湘南オレンジや黄色5号を組み合わせて調色しています。ただ自分自身、更新車の115系を作る度、その時にベストだと思う末期色を塗装するので、保有する他の115系末期色と色調が合わないのが残念なところです。

 クハの屋根は初めての試みとしてジェイズのスエード調塗料を使用、元ベンチレータ部分をマスキングしてベンチレータ撤去加工をアピール、運転台上の黄色面積が小さくなりグレー塗料が延長された所が楽しいところです。

《注目点(まとめとしました)》

  この115系3000タイプ、モデルとしては異なる点がありますが、私の在籍車両の中でもインパクトがあり、メーカーのプラスチック完成製品も今後期待できないので、作ってよかったと思っています。

 最後に、大仁田厚がプロレスラー引退を過去何回も言ったように、私も115系を買ったり作ったりするのは今回が最後と過去何回と言ってきました。

 この度、最後などと言ったら、中条きよし(うそ)になるので、魅力的な番台がメーカーから出たら増えるかと思います。

 

第9位 荷37レ EF58 2種 作:まろねふさん

《製作の動機》 

 KATOより「EF58 ツララ切り付」の発売予告を受け、加工をして他の番号にできないものかと、出向期間中にずっと考えていたもの。

 新製品のツララ切りパーツを、大窓機に転用できないかと考えていた。

《経緯》

・EF58全機の画像をアップしているサイトを眺めつつ、番号を選定していたところ、いつかは作ってみたかった一体庇付の広島区のカマが目についたこと。

・一体庇のパーツは以前購入したものがあり、これを使えばツララ切りパーツを大窓機に転用できると思ったこと。

・EF58重連牽引で有名だった荷37レを再現してみたかったこと。

《概略工作》

「共通工作」

・エアーフィルターをBONA製よろい戸に交換。

・尾灯は、BONA製(62号機)、エコーモデル製(7号機)に交換。

・パンタグラフは、KATO製PS22へ交換。

・正面ナンバーはTomix製、側面ナンバーと製造銘板はBONA製を使用。

「62号機」

・元々所有していたEF58P型改造機の車体を、新製品の車体と交換。

・暖房用給水ハッチをプラ板で自作。

・SG排風口は、以前改造に失敗した大窓機から転用。

・避雷器はエコー製パーツに交換の上、移設して設置。

「7号機」

・62号機で余った車体を、青大将機改造途中だった車体と振替え。

・避雷器を天賞堂製パーツに交換。

・ホイッスルカバーは、KATO製パーツの流用。

《苦心した点》

・空調が無い書斎での暑さとの闘いと、気力と集中力をいかに持続させるか。

・8月に入って、すぐれなかった体調との闘い。

・7月に入ってから競作参加を決めて、突貫で工作を進めたこと。上記2点の理由

から多くの工作時間が取れず、いつも以上に荒が目立つものとなった。

《注目点》

・パーツの交換は必要最低限とし、表現などはKATOらしさ(?)を極力残したこと。

《今後の野望》

 浜松区、宮原区のEF58は既にいるので、次は米原区と東京区のEF58を作ろうかなと思っているが、しばらくは妄想だけで楽しもうかと。

 

第10位 呉市交通局2000型タイプ 作:シンコーさん

《製作の動機》

 側面がそっくりだから。

《経緯》

 退職後に始めた家の整理が多忙なのと、やりたい事最優先で旅行に行きまくって時間が足らなくなり(自業自得)、29年前に製作した車両を大幅リニューアルの予定であったが、屋根上の塗装や方向幕などの表記の更新に留まった。

《概略工作》

  1995年にハセガワのプラモデルの土佐電鉄600型を窓1個分短縮、正面窓を2枚窓からプラ板で3枚窓に作り替えた。軽量車体で側面窓下に3本のリブがあるので真鍮線を溶きパテで固定して表現した。

 動力装置は乗工社の土佐電用で床板は短縮して利用。

 ビューゲルはカワイ製。避雷器と前照灯はエコー製。バンパーと尾灯はプラ板から製作。

 当時屋根上の資料が無く全部水色にしていたが、グレーのようなので今回グレーに塗装し避雷器を追加した。

 方向幕やワンマン表示は手書きだったのを印刷し行先を変更、局章も追加した。

《注目点》

  都電7000型を模して製作された土佐電600型と、呉市電2000型は側面が窓1個分短いだけでそっくりなので流用できると思い製作。但し実車はもっと屋根が低くバスの様に側窓から上に傾斜が付いており印象が異なり、リベットだらけである。台車も空気ばねで全く異なるので「タイプ」としており、社番も架空の2005号としてある。

 毎年低予算でやっているが今回掛かった費用は完全にゼロ円。


競作参加作品の紹介

2023年09月10日 | 会員の作品

今年の競作のお題は

ナロー

それでは、エントリー作品を順に紹介しましょう。

 

第1位 越後交通モハ216

中学生の時買った朝日新聞発行の「世界の鉄道74」日本のローカル私鉄を見て印象に残った越後交通栃尾線の車両を製作しました。垂直カルダン、融雪機、CTCまであった近代的なナローゲージ路線でした。

当時はロッキード事件=田中角栄=越後交通。

資料はモデル8の本とワールド工芸の側面図ぐらいで当初80分の1サイズで図を書くとあまりにも小さく窓間が100mmだと1.25mm!こりゃあハイテクがないと切り抜く事が出来ないと思いました。

昔、横〇勝さんが「藤〇君!グリーンムーバーが出来たぞ」とОゲージを持ってこられ「モーターしか買わんですまんなぁ」と言われた事を思い出しました。

アルモデルの動力など買ったのですがОゲージにする事にしました。これで窓間が2.2mmになる!

栃尾線の近代型ナロー電車200形は個体差があり216あたりをプロトタイプにしました。車体はいさみやのペーパー、普通は0.3mmですが1/45なので0.5mmを使用、厚いので正面の曲げには苦労しました。

屋根は木製、補強は3×3と4×4の桧棒、正面と中ほどに床板を止める梁として真鍮板を渡しています。マッハのサーフェーサーとソフト99のサーフェーサー(GMスプレーのノズルにすると良い)を使用し表面はタミヤのエナメル溶剤で油研ぎしてツルツルにしました。

ヘッドライトは真鍮パイプとエポキシパテで、テールはエコーのシールドビーム、ベンチレーターはKATOサハシ165のもの。

難関のパンタグラフは、Оゲージで飯田線の旧国を作られた方がが作り方をネットで公開されているのでそのままPS16で製作しました。ただシューは1本にしています。何個かつくればできると思いつつ1個めで出来たのでこれで満足しております。碍子はエコーのワッシャーを組み合わせたもの、パンタ台も真鍮線から。下まわりは金属工作がメインとなりました。

0.8mm厚の真鍮板をウエイト代わりに床板にしたのですが、長いので糸鋸の弓が当たって切れない!ドリルで多くの穴を開けて切断しました。

エアホース.ブレーキシリンダーはエコーのОゲージパーツ、ステップ.床下機器は1/80パーツ。コンプレッサー.制御器.抵抗器.ハンドブレーキホイール.ジャンパー栓はプラや真鍮や木から自作、床下機器は取付板にまとめています。

正面で目立つ鎖はお母さまのネックレスから(涙)。

台車.動力は手抜き、KATOのEF81の動力台車にDT16を取付ただけ、ブレーキシューが当たっていません。

塗装はマッハの西武赤電色を吹き室内は淡緑色、Hゴムは好みで灰色。内装は運転台椅子.つり革はエコーのパーツ、ロングシートはプラ板から、モデルシーダーのヘッド.テールユニット、イモンの室内灯(実車は蛍光灯!)を取付ています。初めてのОゲージ、1.777倍を唱えながら作りました。

続きは再来年のペーパー競作の時かな?

 

第2位 ホッパーのあるミニレイアウト

ナローのお題から、ホッパーの有るミニレイアウトを作りました。
①サイズは600x340、待避線と2本の留置線を持つ車両基地、引込線と引上げ線からなるホッパー をエンドレスで結ぶ線路配置とし(尚、このプランはレイル・マガジン1985BESTトロッコ内のレイアウト製作記事を参考にしました)レールはトミックスのミニレールよりカーブはR140.ポイントも同シリーズを使いました。
②ポイント操作で最大4両の動力車の留置位置を変えられる電気配線にしています。
③ストラクチャーを含む情景は、ホッパーを中心とする岩山、機関庫を中心とするエリアからなっています。岩山は発泡スチロールをベースに隙間を紙粘土で埋めキッチンペーパーで覆い石膏で形を整えアクリル絵の具で塗装、ホッパーと機関庫はエコーモデルのSTウッドをSTカラーで屋根は波板をグレーで塗装後少しウェザリングを加えてみました。その他に給油機、小さな番小屋、ドラム缶、廃材置き場、人形等を加えてます、その他の部分は紙粘土で地面に凹凸を付け複数のテグスチャーペイントを指で塗り付けた後に砂利道、石垣等を加えてみました。
とりあえず完成としましたが、このレイアウトの主役となる杉山模型の車両がスムーズにポイントを通過出来ない状況を改善する事は叶わず今後に課題を残す事となりました、それと共に会の方々から今後の提案も頂き私自身いろいろと妄想を描いていますが、さてどうなるでしょうか?   

 

第3位 近鉄260系

1:プロトタイプ

 今年の競作のお題は「ナロー」。ナローと言えば、皆様ご存知の通り(?)近鉄マニアのワタシとしてはアレを作らないといけませんね。その中でもマルーン一色から脱却した、内部・八王子線用の260系を製作するコトに決めました。2017年にはあすなろう鉄道に変わった後とは言え、実際に乗車した路線なんで馴染みもある車両なんです。

 

2:加工ポイント

 YAMA模型製ペーパーキットを加工。編成はモ264-サ124-ク114を選定。主にN用を流用前提の下回りを正規の形に近づけるコトを目標に加工することにしました。

 また、レーザーカットのキットの為、Hゴムやユニットサッシ枠などがスジボリで表現されているので、ここに薄い紙を貼り足して立体感を出すようにしてみました。

 

3:苦労した点

 まず、設計がかなりタイトで妻板と側板の継ぐ箇所は接着シロがあまり無く、さらに角のRを表現する為に裏側にスジボリがしてあるのですが、実際に折り曲げ後にキレイな曲線になるよう削っていくとスジボリのところがかなり薄くなって穴が開きそうになるなど、ちゃいちゃいっと組み立てられないような構成になってます。

 なので、製作を進めながらそういった予想外の修正を行う必要があり工期が思った以上に延びてしまいました。

 下回りは、モについてはアルモデル製の動力装置等を使うことにしたので大きな問題はありません。クとサについては台車そのものは3Dプリントパーツやアルモデル製の物が使えるのですが、車輪とそれを支える台車枠はアルモデル製の物があるとは言え実に高価です。なので、台車枠は内側支持の物をプラ板から自作、車輪は不動となったNのEF58用を使うことにしました。が、この自作台車枠の精度が悪く台車単体ではそこそこ転がったのですが車体に組み付けるとまあ動きが渋い渋い。その為、競作発表会ではモとクの2両で走行プレゼンを行ったのでした(汗)。

 モの屋上機器もパンタ台が近鉄独特(?)の2段になっており、コレも真鍮板から自作。かなりオーバースケールですが無いよりはマシと思います。

 細かい苦労ポイントはまだまだあるんですが、詳細はワタシのブログをご確認頂ければと思います。

 とにかくやねこいキットでしたが、締め切りギリギリとはいえ競作発表会にエントリー出来て良かったです。

 

第4位 井笠鉄道ホジ12(Oナロー)

オレンジカンパニー製のキットを組立です
ほぼ素組ですが、組みやすいように追具も製作しながら組みました。井笠はホジ8、ホハフに続き3作目です。
このキットはオレンジカンパニーらしい設計がしっかりとしたもので、エッチングやロストもサイズがピッタリ
合うため気持ちよく組めます。逆を言えば少しでもズレたら
合わなくなるという恐ろしいキットでもあります。
 
•苦労した点
★屋根もバラバラの板キットを箱にする難しさ

★大きいぶん、ハンダの熱が届きにくく、流れない

★動力の調整がシビアで走るようになるまで時間かかった

★内装の内張りが窓セル厚を考慮してないので組み立て段階になって入らなくて困った。結局無理やり押し込んだ
もしこのキットを組む方がいらっしゃったら内張りはすべて横を0.3ミリカットして下さい。
 
•その他
今回はじめて「いさみやカラープライマー」を使用しました
手探り状態でしたが上手く塗れたようです。
ライトレンズは平板、プラ板が入っているので、サイズは少し小さいけど
エコーの250w用を入れてみました。
表記はアルプスモデルのインレタ、古いものですがちゃんと転写できました。サボは自作です。
 

第5位 尾小屋キハ2タイプ

【製作の動機】

オクで「ワールド工芸・気動車エッチング板・・・ジャンク品」を見つけたこと

【概略工作】

曲げなしエッチング板のため、折り曲げから開始。車体は、山・谷を間違えないよう慎重に組み立てた。

付属品無しのため屋根端部は木の端材から成型して取付、継目が若干見えるがとりあえず終了。

同じく動力機構も無かったため、エッチング板の床板・動力取付け部は使わず、2×2アングルと百均木材とで台枠・床板を作製

乗工社の西大寺キハ用動力から、モーター取付け部やカプラー取付け部を切除して、ギアユニットおよび台車枠部分のみを使用。非動力台車は片側枠をねじ止めにしてレール追従性を改善、動力台車は、頭削ったネジと薄くしたナットを組合せ床板へ取付、ユニバーサルジョイントを介してコアレスモーター(UNO505)へ接続。

ジョイント接続長さや動力台車の首振りを調整し、手持ち線路では、1.5V程度から起動、R282の連続Sカーブを通過。

床下(エンジン)は、お湯まる型取り・接着剤複製+プラ材・紙

【車体色】

薄茶色と赤色(特急色)で尾小屋っぽく塗り分け。(今年はシンナードボンなし)。土色・錆色・煤色で軽くお化粧済。

(相手はいないが)連結を考え、IMONカプラーを取り付け、一寸目立ちすぎでしたか?

【難点】

初のナロー、造作が細かく、作業中は虫眼鏡が手放せなかった。

屋根の曲げは、手で騙し騙し行ったが、やや歪みが残る。

荷台手摺はエッチング抜きで気に入らなかったのでΦ0.4線で作り換えたが、直角並行が揃わず、失敗。

モーターが大きいので車体内に斜め取付けたため、窓から目立つ。

走行音が大きい(ギアは比較的静か、ジョイント曲がりに起因する振動音が主と思われる)など 

まだまだ修行が足りない。

 

第6位 軌道車+D型台車

ここ何年か、競作会にエントリー出来ておらず「さすがに参加だけでもしなければ!」と、いつもより早めに準備(キット購入)を始めました。
かなりの突貫工事で進めましたが、間に合ったのでヨシとしましょう。
横着をして説明書を読みながら作業をしてしまいました。急ぐ時こそ、パンケーキコンテナのキットは説明書を最後まで読んでから作業を始めましょう(汗)。
 
・軌道車
内容としてはキット素組となります。動力は「トミーテック TM-TR07」を使用しました。
キットはパーツ選択により、実車に合わせた形態に組み立てられます。今回、特定の車両を作るつもりは無かったので、好みのパーツを選択しながら作りました。
塗装は全体にグレーのサーフェイサー→マスキングしたらタミヤのオリーブドラブで塗装→付属のデカールを貼ったら艶消しクリアーで保護→細部に色差し
動力ユニットの取り付けは、そのままだと沈み込み過ぎるので、プラ角棒を介在させて両面テープで固定しました。
 
・D型台車
こちらもキット素組です。
塗装は黒のサーフェイサー→付属のデカール貼り付け→艶消しクリアー→オレンジで色差し
台車を車体に取り付ける際、そのままだと沈み込み過ぎたので、台車のランナー(台車は3Dプリント)に形成されていた円板の部位を切り出し、ワッシャー代わりに使用しています。
 
そして競作会へ…テスト走行無しの一発本番でしたが、流石はトミーテックの動力です。難なく快走してくれました。
しかし、このサイズの模型(ディテールも細かい!)がペーパーで手に入る時代が来るとは、十年前には思いもしませんでしたね…。

 

第7位 VW巡察車と装甲現金輸送車

「VW巡察車」

ナロー路線を保有していないので今回はパスするつもりでしたが、海外オクを眺めていて面白い素材を見つけたので、これで参加決定。

英国から出品されている、VWバン改造の巡察車の3Dプリント車体。サンプル通り赤く塗装し、KATOチビロコ動力を装着。

これだけでは芸が無いので、盆休み中に窓にポリカ板をはめ込んでみた。動力はKATO製なので問題なし。

「装甲現金輸送車」 同じ出品者から、更に面白い素材が出品されていたので、ついでに落札。単装砲装備の軌道装甲車を、退役後に現金輸送車に転用した想定。これも3Dプリント車体+KATO動力で、緑色(軍用車両なので三菱機体色)に塗装。真鍮製の砲身も添付されていたが、実弾を発射する訳には行かないので、放水銃に転用した想定。砲身自体は無改造なので、実弾を装填すれば……おや誰か来た様だ

第7位 錦木電氣(にしきぎでんき)軌道(きどう) 千束(ちさと)線(せん) デハ6

関西急行物語の花巻電鉄サハ3のペーパーキットをベースにフリーの2軸路面電車をでっち上げてみました。でっち上げるつもりがメーカーもそういうキットを出していた事を後から知ったものの価格は倍…

動力はKATOのチビ客車用で、食玩改造の岡電MOMOに履かせていたのを転用しました。

車体は正面の枠はゴチャゴチャするので省いた以外は素組みです。屋根のペーパーの積層は初めてやりましたが、瞬間接着剤を盛って削るの繰り返しで何とかなるものですね。この方法考えた方は凄い。

ポールはハゼガワのプラモデルの江ノ電100型の余りパーツを流用、前照灯は天賞堂の大型テールライトで合うレンズは無いからハイグレード模型用セメダインを充填、尾灯はエコー。連結器はなぜか持っていた乗工社のナロー用連結器。新たに購入した物は980円のペーパーキットと缶スプレー赤青2缶とサフ1缶と今年もお金は掛けていません。

本来ならOナローでボギー車を作りたかったのですが、動力装置や集電装置が調達できそうもなかったのでHOナローにしたものの、あまりに小さすぎてやねこいのでHOナローは最初で最後になりそう。

 ~以下妄想~

錦木電氣軌道千束線

国鉄瀧奈駅前から千束までの6.34kmを街道沿いに走る762mm軌道の路面電車で、途中駅は瑞樹・久留実・美加・布木・真島・吉松がある。沿線には彼岸花、鈴蘭、立葵、風船葛などが咲く事が有名。終点の千束の先の山中には公的機密機関が存在するという噂がある。

真島駅付近でのアクシデントで車両不足に陥った為、急遽休車中のデハ6を復活させたが小型すぎて輸送力に問題があり、現在では完全に予備車となっている。

社名・駅名・車体色・広告などは分かる人にだけ分かるという事で…

この様にフリーの作品の背景まで深く考えたのは初めてで、ジジイが何言ってんだキモイと言われそうだが、元ネタにハマっちまったものは仕方ない…

 

第9位 屋猫井鐡道 屋猫井駅

遠く北関東の地から、オンラインで参加しました。競作参加は、いつ以来だろう…?

今回のお題は『ナロー』ということもあり、屋猫井鐡道シリーズのお立ち台として、地面で参加しました。

お立ち台と言えば、車両のお立ち台を想像されるでしょうが、今回はあくまでも『建物』のお立ち台として、線路はいたってシンプルに配置させ、建物を目立たせるようにしました。

【建物】

建物は、梅桜堂の上神梅駅とトイレを使用。キットは塗装の必要が無いペーパーキットですが、自分の好みとして、柱や壁は全てSTカラーで塗装しています。

組立は特に工夫することなく素組で、組立後にタミヤのウェザリングパウダーで軽く汚しています。

【地面】

地面は近所の100均で現地調達したA4サイズのコルクボードです。

コルク面を道床面として、レールは広島から持って来た、シノハラ製のフレキシブルレールを2本敷いて、行き違いか側線、どちらにも見えるようしてみました。

ホームはバルサ材を使用し、ホーム高さまで嵩上げ、ホーム面から駅前広場まで段差なしとしました。

ホームと広場との境界には、バルサ材を切り出して古枕木、STウッドを帯状に切り出して、柵を表現してみました。柵の根本付近は、荒隠しも兼ねてコースターフ等を撒いて草むらを表現してみました。

現在住んでいる社宅には、プリンターが無いので、文字類が一切作ることが出来ません。故に何ら味気のない駅となってしまいましたが、広島に戻ったら追々手を付けようと思ってます。

【最後に】

今回は建物中心に地面を作成しましたが、制作時間が短く完成度の低い作品となってしまいました。

広島に戻ったら、少しずつ手を加え完成度を上げていきたいと思っています。

 

 


競作参加作品

2022年08月28日 | 会員の作品

今年の競作エントリー作品を紹介しましょう。

1人10点満点で採点し、190点が最高得点となります。

では、1位から順番に紹介します。なお、プレゼン内容については作者本人が作成しました。

第1位 205系山手線8連

エンドウ製205系山手線を塗装剥離してグレードアップしました。

☆エンドウの205系とは?

ステンレス車体の表現にエッチングを使用、MPギヤを初採用、ただしモーターはEN22でなくNゲージ用モーターを2個使用、床下器具はエッチングで軽量化、床板も薄手の真鍮板をプレスしたもので軽量化。1986年発売。

☆加工点

【車体】

エッチングでしか表現していない雨樋(横樋、縦樋)を帯板で表現。妻板の貫通扉の表現がないのでくり抜いてドア取付、ホロ座はトレジャータウンのパーツを使用。手すり取付、国鉄.製造銘板は黒で目立つので塗装後に取付。

【屋根上】

クーラーはトミックス製に交換、信号炎管はイモン、避雷器は天賞堂のLA16、パンタはフクシマのPS21、パンタ台はエコー。細かい配管は完成優先でしていません。

【床下】

床板は特殊な形状でTNカプラーの取付が不可能、アルミ板で新製。カプラーはTNカプラー。床下器具はエッチングで表現していて、箱になっていない物は、箱にしてエポキシパテを充填。

【足回り】

動力はEN22モーターによるMPギヤ、台車はなぜかすべてプレーン軸なので軸受メタルを入れてピボット軸化=24軸=48穴、クハにはスピードメーターケーブル取付。

【塗装】

プライマーが心配で帯は実物同様シールで表現する事にしました。

①いさみやのカラープライマー

②マッハのクリーム10号(下塗)

③クハは運転室の薄緑、正面の黒、共にマッハ。

④ガイアライトステンレスシルバー(室内も,ドアはステンレスなので)

⑤つや消しクリアー

⑥窓下はダークステンレスシルバー+ライトステンレスシルバー1:1窓縁.ドア縁にも同色

⑦インレタ(日立製の車番)

⑧クリアー

⑨最後に屋根の塗装で終了。

工程が多かったのですが梅雨が短く助かりました。帯はパソコン用のシールを複数買ってガイアの塗料を塗装して最適と思われるAone製フィルムラベルシール インクジェット用を使用、それにF MODELの黄緑6号を塗装し切り出し車体に貼り付けました、その数96本!

☆内装

室内灯を取付ける予定だったので内装は気合いをいれたのですが。ドア以外はペーパーにクリームを塗装した内装板を取付、妻面も通電金具隠しの為取付ています。天井も室内灯取付断念後取付ています。ロングシートはエバーグリーンの組み合わせで計76個。

☆終わりに

8両は数が多くて大変でした、室内灯が取付られず残念。同じ構造のカツミの211系が8両おるんですがどうしましょう。

【205系量産車試運転】 撮影:生野屋プロダクション

1985年7月16日 下松駅 試9521M

山陽本線 島田~岩田

 

第2位 381系やくも

アルミステンレス車両のお題から、谷川模型の381系で現在の「やくも」ノーマル編成を作ってみました。

製作において現行に近づける為に手を加えた箇所は、ホイッスルカバーと側面の票差しの撤去、クモハの大型スカート化、キットで表現されてない妻面のジャンパー栓受け、ルーバーやドアコックなどはマッハのエッチングパーツを使用、先頭車前側の台車には車体傾斜装置の組み込み等です。

特にクモハの大型スカートは鐵鉄道さんにお願いした3Dパーツをロストパーツに置き換えました。

塗装については、市販の塗料が無いので自分で調色していますが、画像を見ながらの自己流ですの自信はありません。

今回は、車体完成と塗装に手間取り内装はまったく手を加える事が出来ず多くの課題が残りました。

更に、まだ手元には手付かずの381系もあり、体力がある限り作り続けるつもりですが、さてどうでしょうか?

 

第3位 211系中京色

プロトタイプはデビュー当時の中京色と呼ばれる青と白の帯が入った姿。

アクラスのプラキットを使用。台車は日光、パンタ・クーラーはトミー製品を使用。カプラーは前面がTNカプラー、連結面はIMONカプラーを使用。

動力は天賞堂のコアレスパワトラを2台使用。

とにかくまともに組むことすらままならないキットで、屋根の分割修正、前面の屋根カーブの修正、成型不良によるヒケの修正等製作を進める度に何か問題点が出現する状況でした。

塗装はGM青20号、白3号、ガイアのライトステンレスシルバーとダークステンレスシルバーで塗り分けました。

また、今回は初の試みとしてキット付属の導光材と手元にあったLEDを使い室内灯を装備しましたが、チラつきや光量不足など苦労した割にあまり上手く行きませんでした。

室内灯を装備した為、キットのパーツやKATO12系の座席を利用して室内も再現してみました。

アクラスならぬ悪辣なキットだけあって、完成させただけ良しとします。

 

第4位 EF81 301、EF81 303

〔きっかけ〕
Twitterで「競作テーマに沿ってEF81の303作りたいけど、ボナのステンレスパーツも無いしなぁ…」と呟いたところ、匿名希望様よりK先輩にメールが。聞くと、ペアーハンズのコルゲートをロハで譲るというお話でして、大喜びして製作を開始しました。

〔車体の加工〕
種車はどちらも、TOMIXの青箱時代のものです。1両はIMONの委託品のレインボーを、もう1両はKRP(かっぱリサイクルパートナーズ≠ヤフオク)でジャンク品を落札してもらいました。車体はそれぞれの飾り帯と電暖表示灯の取付け穴を埋めました。最終的にコルゲートは瞬間接着剤で取り付けましたが、実車と比べると段差が目立ち、製品には敵わないと思いました。スカートは不要なジャンパ栓を埋めて、エアホースを植えてEF66の余剰品のKE70をつけています。今回は、『富士ぶさ』と並べることを考慮して、バランサ点検蓋は付けていません。また、301は常磐無線アンテナの台座を屋根上に取り付けました。

〔塗装〕
301は更新後の姿とするため、乗務員扉を銀にして、側面に更新帯を入れました。車体は西武ラズベリーを吹きました。
303はミスターカラーの銀を吹いただけですが、ステンレスっぽくなり良かったです。
それぞれ、JRインレタを貼り付けています。ナンバープレートは苦戦しましたが、303はフォロワーさんから譲っていただき、シャープになりましたが、301は付属のままなので、お持ちで譲っていただける方やどこかで見かけた方は、引き続き情報をお待ちしてます。

〔おわりに〕
ひょんなことから2両同時作成が始まり、なかなか苦労しました。相変わらずの仕上がりですが、また2つお気に入りの機関車ができたので満足です。機会があれば、451や407等、クセが強いものを作って四重単を再現したいと思います。第5位 215系幻の増結編成

215系が製造された際、計画されたて実現しなかった幻の附属編成を製作しました。

Tomixの製品が発売されたため、それまで発売されていたマイクロエースの製品が、中古市場でお手軽価格で手に入るようになったので製作しました。

上り方のクハを切接いで製作しましたが、切接ぎ位置を厳密にすると、ステンレス車は後が大変なので、僅かにずらして目立たなくさせたため、若干長くなってしまいました。

第6位 オリエンタル製EB30

約28年前に入手した、古のオリエンタルのEB30のプラモデルを動力化しました。
入手後早い段階で車体のメッキを落とし、軸距35㎜の電機用パワトラを取り付ける細工までしたのに永い眠りに…

製品はEFからEBへのショーティ化で圧縮され、屋根上の配置もそれっぽくなっているだけ、ドアハンドルや区名札差しなどが左右逆など、かなりアバウトな設計です。

それを手直しするとなると収拾つかなくなり、加えてモデラーではなくズボラーな私には根気も腕も無いので早々に諦め、そのまま組む事にしました。

加工場所ですが基本的に車体は無加工。前照灯のレンズと電車用テールライトを入れた程度ではめ込みガラスもワイパーも省略。

屋根上は天賞堂の碍子を塗装し0.4mmの真鍮線を這わせただけ。パンタはカツミのED58に付いていたと思われる古い物で、選んだのは単に手持ちの中で取付穴が合うのがこれだけだったから。

連結器解放テコとナンバープレート類は天賞堂のパーツでここだけ妙にリアル。

塗装は缶スプレーのアルミシルバー、新たに購入した物は缶スプレーと1.2mmの割付ネジ2袋程度で、残りはいつものように手持ちの物で安く済ませています。

 

第6位 キハ261系5000番台ラベンダー編成

Tomixの261系の塗り替え、北海道のキハ261系5000番台のラベンダー編成です。

実物を見たことが無い中で、ネット上の写真が頼りですが、明るさの加減で、全く異なる色に見える写真もあり、なかなか色が決まらず。また、家でコンプレッサーは使えない…ということで、缶スプレーの類似色を何色かプラ板に試し塗りして、コントラストを含め、ある程度似た色を吹いたのですが思った以上に2色の変化が出ませんでした。

ヘッドマークは北海道の知人から頂いた写真を印刷して貼りました。

競作に参加するか最後まで悩みましたが、枯れ木も山の賑わい! っと思って頂ければと思います。

近日、分解されて、EPA風呂に入ることになるも?(笑)


鉄道ジャーナレ・ホキ4700

2021年11月29日 | 会員の作品
来月例会テーマは「ほき」にしようか…という話になり、以前ホビーモデルのセキを改造してホキを作ったのを思い出しました。

☆形式の選定

ホビーモデルのセキ6000に屋根を付けて作れそうな形式を探すと、ホキ650かホキ4700あたりが良さそうです…で、黄帯のホッパ車を作ってみたかったので、生石灰専用車のホキ4700に決定。

雰囲気重視、なんて考えつつ遊びたかったので、結局はお得意(?)の架空の車両製作に決定(笑)
あとは手を動かすだけ!

☆キット組み立てと加工

途中の写真を全然撮ってません…。



このキットは何? 何処を基準として接着して行けば良かったのでしょう?

今まで組んできた車両達とは別方向の難易度といいますか、とにかく後先の事も考えながら作業するのでハードな頭の体操になりました。
車体を組み終えたら太めのプラ棒やプラ板で、屋根の土台を井桁状に設けます。後で屋根が抜けると悲しいですから…

屋根はプラ板を貼り付け、積み込みハッチは1ミリ厚のプラ板、蝶番はチャンネル型のプラ棒で表現。大味ですが雰囲気は出せたと思います。積み込みハッチ周りにはエコーモデルのアミメ板を貼り付け。

台車はトミックスのTR-41がお気に入りですが、コレをそのまま使おうとすると車高が高くなってしまいます。
キットの梁のボルスタを一旦削り、ドーナツ状の部品(組立図中の11番)を接着して対応しています。

☆塗装

黄帯の黄色→黒色の順番で塗装しますが、黄色の発色を良くするため、今回は下地処理を兼ねてピンクサーフェイサーを試してみることに。



このピンク色は、星のカー○ィですな…



黄色はファルベの黄色1号です…いい色合いですね。



右は黒色で、真ん中と左は退色表現としてジャーマングレーで塗装。画像はウェザリングまで済ませています。
ハッチ周りと、車体裾にガイアのニュートラルグレー1を薄く吹きつけ。

☆妻面



右がブレーキハンドルのある側、左がその反対側です。
ホキ4700は荷降ろしの際、扉の開閉をモーターで行うため、プラ棒を貼り付けてモーター箱の表現としています。その電源として、連結器横にジャンパ栓を追加。


☆側面



架空の車両ですので、車番はホキ4785、4786、4787。所有者も架空で、昭和石灰鉱業としました。
社紋は採鉱地の地図記号であるツルハシ、カマボコのような枠線はヘルメットを表しています。
遊んでますね(笑)。



完成した車両を、有福口駅のモジュールで撮らせていただきました。

DD13に牽かれてのんびりと…有福口駅近くで石灰でも採れるのかな?




競作エントリー作品

2021年10月30日 | 会員の作品
【1位】キハ391 
 


10年以上前に購入した、ホビーモデルのキハ391へ車体傾斜装置を組み込んでみました。

このキットは動力台車が実車と逆となっているため、「TMS誌913号」の記事を参考に、M2車を動力車へ改造する事から始めました。

動力は、入っていたモーターを使い、シャフト.ジョイントを可能な限り短くすることで無理矢理組み込みました。2モーター仕様を1モーターで、尚且つ2軸駆動としたので、負荷を少なくするため、全ての台車に軸受メタルを埋め込みました。



車体傾斜装置は、以前ムサシノモデルから出ていた車体傾斜装置(斜めになったボルスター上面と床板に斜面を作ってそこにセンターピンを通す方式)を参考に、ボルスター上面と床板に4x5のアングル材を取り付け、斜めになった面にセンターピンを繋ぐことで車体が傾く様にしました。
床板が2.5mm高くなり強度面で不安があり、台車部分の床板は別としました。

上回りは、自分なりに気になった箇所に手を加えております。
特急シンボルマークとヘッドライトは、エンドウ製に変更、プレス表現だった車側表示灯は削り、エコーモデルのプラパーツを埋め込みました。
M2車は、私の好みで登場時の防風板が無いタイプにしたため、新たに排気口を作りました。

長い熟成期間経て、いざ製作に取りかかると、部品が紛失してたり、3度も塗装の塗り直し等失敗の数々…なんとか、競作発表会に間に合わす事が出来ました。
いくつかの課題も残りましたが、皆さんから高い評価を頂いた事はとても嬉しく、今後の模型作りの励みとなりました。

【2位】D52準改装…「ギミック」:前照燈が点きます



Oゲージで紹介されていた、逆駆動ギアをHO用に設計し直してもらい組み込みました。
手で押すと、常識では考えられないくらいの軽さで機関車が転がります。





ギアからモーターに回転が伝わり、その起電力で前照燈が点燈します!

鉄道模型を始めて50年くらいなのですが、初めての体験です。



現在3両に改装済みですが、他の機関車にも適用予定です。

【3位】ROCO HO 操重車のDCC化




ROCO製の操重車のブーム回転、上下、吊り上げ動作を個別のモータでDCC制御するギミックを自作しました。


【4位】マニ30(2代目)

マニ30(2代目)のキットを組みました。実車も2代目ですが、実は模型も2代目…初代は伝説のアレ…(謎)



フジモデルのキットを眺めながら、荷物扉の開閉が出来ればウケるだろう…キットのパーツ構成が、これまでと違うこともあり、マニ30を選びました。
但し、扉が開閉するのは1箇所のみ…実物とは違って「ふすま」方式です。



組み立てはオーソドックスに行ない、台車はトミー製、床下機器はBONA・エンドウ・エコー製を、クーラーはトミー製、ベンチレーターはKATO製、アンテナは、トレジャー製を使いました。

塗装では、いさみやのプライマーを使用しましたが、定着が悪く、塗装後にタッチアップが多くなってしまいました。

何時の日か、リムーバーの海に浸かることで、稼働する扉もキットの状態に戻るのではないかと…


【5位】ワキ5000オリジナルカスタム

最近、夢に出てきた車両が、お題と一致したので、久しぶりに競作に参加しました。



ホビーモデルのワキ5000をベースに、こんな車両が実際にあったら怖いなぁと思いながら手を動かし、完成に至りました。

苦労した点は、車両に入るロケットの確保と、開閉式屋根の強度の確保でした。

ロケットの方は、某大型ホビー店の店員に相談し、車両に合うサイズのモノを確保でき、屋根を含めた車体の強度確保は、プラ棒などを使用することで強度を確保しています。



特に意味はありませんが、完成した車両をモジュールに乗せてみました。

移動式のロケット発射台は、線路等を痛めるので、このようなモノが使われることが無ければいいのにと思う今日この頃でした…


【5位】トップリフター&フォークリフト~キャブを移設した和風仕立て

キブリのキットをベースに作成しました。



キットは、関東方面の何故か日本語が通じない(?)某模型店と、度重なるやり取りで苦労の末、入手しました。
当初は、購入したトップリフター1台の予定でしたが、ヤフオクでポチってしまった2台目が来たと思ったら、たまたま見たメルカリにフォークリフト…気づけば3台の陣容になってました。

加工は、如何に和風にするかということ主眼に置き、キャブを移設して塗装は日本貨物鉄道風にしました。デカールは特注品で、識別番号は適当に家族の誕生日と名前のイニシャルにしました。

ゼブラは、エコー製のデカールを泣きながら切り刻みましたが、めちゃくちゃ厚みがあり、あまり気持ちよくありませんでした。



トップリフターにはネオジム磁石をつけて、コンテナを脱着可能にしています。

おもちゃ感は拭えませんが、上下左右に動くので、一応レギュレーションは満たしていると思います。

鑑賞距離は1m以上…ソーシャルディスタンスを保って鑑賞してください。