広島鉄道模型友の会 公式ブログ

ここでは、活動の様子や会員の作品を紹介します

『里に降りた山スカ』製作日記…3

2009年05月28日 | 会員の作品
☆モハ72再製作
 
失敗した型紙はあっさり廃棄し、新しく型紙を作り直しました。製作法は前回と同じなので詳しくは書きません…
作業に慣れてきた為か、だんだんと効率よく製作できるようになりました。何事も失敗を繰り返して大きくなるんですね(と、言い訳ですが…汗)



☆Hゴムに再チャレンジ
 
失敗で終わったのが、とても悔しかったので、断念した筈の別張りHゴムに再チャレンジです。用紙は前回のカレンダーと違い上質紙を使用しました。カレンダーだと瞬間接着剤が染み込み難くいんですよね…
因みに私が使用したのはコクヨの方眼紙です。普通の印刷用上質紙でも良いのですが切り出すときの目安になるので、あえて方眼紙にしました。そして、印刷したらHゴムの『外側』ではなく、『内側』を切り出します。



 切り出したら裏側のみ瞬間接着剤を染み込ませます。



染み込んだ瞬間接着剤が硬化したら、今度は外側を切り出して行きます。切り出したら1.5丸ノミで角にRを付けていきます。

瞬間で硬くなっているとは言え、幅が0.5ミリしかないので取り扱いには注意が必要です。



切り出しが全て終れば、いよいよHゴムを貼り付けていきます。接着には『タミヤセメント さらさらタイプ』を用いました。この接着剤だと、下地のサフェが解け合ってしっかりと接着できますので、瞬間接着剤での補強は必要ないみたいですね。



画像はモハ72673です。何故か一番ヘタクソに仕上がった場所を撮影してしまいました(汗)

Hゴムの幅が0.5mmでは若干太いようですが、これ以上細くすると切り出しに苦労しそうなのでこれで良しとしましょう。

『あっ! なんだかHゴムがねじれているような…?』

ま、見なかった事にして、とりあえず本日はここまで…(笑)

自分ではHゴム別張りに成功(?)したと思ってます。しばらく足踏み状態でしたが、やっと先に進めそうです。


5月例会

2009年05月24日 | 月例会報告
先日、5月例会が開催されました。今月は参加者も少なく少々寂しい運転会でしたが、ギャラリーでは“地面”の工作が盛大に…。



まずはI藤氏の初地面がお目見えしました。当会のK野氏に手解きを受けて、仕上げに入られました。



百均ハサミで、草をチョキチョキ。草は麻紐を植えたとか… 



その隣ではI田氏の自作ターンテーブルが。この日は機関車が自走して回転部分に載り、転回する段階にまで進みました。いやぁ、見ていると飽きないものですね(笑)



チョキチョキが終れば、彩色に入ります。パレットにはスーパーの食品トレーの再利用を用いています。いろんな色を微妙に混ぜ合わせて彩色します。この方法にはちょっと驚きました。

運転会なので、この日の車両の紹介を…


D51と9600…

うしろは勿論、セムやセラ…

I田氏は九州の石炭列車をイメージした編成でした。石炭貨車はアダチ、モデル8、マックス製です。一部セムはオーバースケールで、マックス製セラとは大きさに差がないとか… 長大編成が見てみたいですね。頑張ってくださいI田さん!…って何を?(爆)


山陰の通勤列車

会長は久々の旧型客車で参加。山陰線の通勤列車で出雲市発浜田行“521列車”風での参加でした。先頭の機関車はKATO製品をお手軽に非重連タイプに改造した車両です。画像では判りませんが2両目は同じくKATO製品を半重連タイプに改造した500番台です。

K野氏は車両ではなく、ホーム用のストラクチャーを持ってこられました。


柳井駅のかな?

岩国駅の立ち食い

長距離列車ホームの必需品

右端の赤い物体は、本人曰く『マケン』だそうです。これを聞いて一同ひっくり返りました(爆)


おまけ…(笑)

今月は寂しい運転会でしたが、地面工作において大変有意義な例会となりました。これを見て他の会員も刺激を受けて、それぞれの個性ある地面が出来上がると面白いかも…(笑)

『里に降りた山スカ』製作日記…2

2009年05月02日 | 会員の作品
遅くなりましたが前回の工作の続きです。

☆モハ72673の製作

せっかく同じウグイス色を作るなら、『モハ72673も一緒に作ってしまえ!』と思い、こちらも製作することにしました。既に窓は切り抜いていたので、車体を切り出すだけで済みました。

まぁ、これも山スカではないんですが…(汗)



切り出しが終わったらサフェーサーを吹きます。訳あって屋外で塗装が出来ないので室内で塗装をしています。色々と気を使っているのですが、妻や娘から苦情が来ますね。マニキュアと同じ様な匂いの筈なんですけどねぇ… 

余談ですが(既に入ってる…?)私が使用している塗装ブースは、エアテックスの『ブラックボックス』です。個人的感想としては力不足かなと思いますね。だから、妻や娘から…(黙)



この後、これらの作業が全て無駄になるとは… 

☆Hゴムの製作

Hゴム(と言っても、“極薄”とか“イボ付”とか“バナナ味”ではありません…謎)の表現は、烏口で書くか別張りで表現するかを悩みました。色々考えた挙句、別張りの方が格好良いのではと思い、あえて難しい方を選びました。

まず作図を行い、薄い紙(私の場合カレンダー)に印刷します。



印刷が終ればこれらを切り出します。Rは1mmで切り出したのですが1.5mmの方が良かったみたいですね。少しでも強度が出ればと思い裏側だけにサフェを吹いてます。



車体に貼って内側を切り抜きますが、問題発生! 

画像を見ていただけばわかるのですが、線が太すぎるし幅も揃ってません。かなり気を使って貼ったつもりなのでが… 何だかB級の出来となってしまいました。整形しようと色々試みましたが、薄い紙なので直ぐに崩壊するし、それを修正したら汚くなる。なんとか細く整形できても幅がうまく揃わない、今更ながら『やるんじゃなかった…』と後悔しました(涙)

もう修正は無理なので別張りは断念…烏口で表現する事に変更しました。そして貼り付けたHゴムを外そうとしたら車体までべリッ…

『あ゛~っ!』

ショックの余り1時間泣きました。結局、始めから作り直すハメに…(涙)

モハ72934と一緒に、窓に致命的な寸法間違いが発覚したモハ72673も作り直す事にしました。以前まろねふさまからリクエストのあったクハ79も一緒に印刷しておきます。あくまでも印刷しただけですよ…



全てが振り出しに戻りました…なかなか箱になりません。退屈な作業が続きますが、もうしばらくお付き合い下さい。

つづく…