佐土原なすとは・・・
・名前の由来
佐土原藩(佐土原町・新富町・西都市及び宮崎市の一部)を中心に栽培が盛んにおこなわれていたため、藩の名前に由来するものと思われる。
・特徴
黒色は本来黒紫色であるが、環境条件に敏感であり、夏季には赤紫色となることがある。 食感は、果肉が柔らかく甘いので舌の上でほぐれるような食感があり、焼ナスのようなシンプルな料理に合う。焼ナスとしての最高の肉質が評価されている。
・需要
県内における終戦までの品種のほとんどは、「佐土原」で、子ナスは一夜漬け、成熟したものは焼ナスや煮付けなどで広く利用されていた。しかし、戦後の見栄え重視の市場の中で、黒紫色の収量性の優れた一代雑種(F1品種)の時代が到来し、昭和55年には生産現場から姿を消すこととなった。
http://www.machi-ichi.jp/make/backnumber/bn1008.html こちらか転載
先日の新聞に、この佐土原ナスのことが記事に出ていたのだが、
何故絶えたかというと、形がそろわなかったためらしい。
一度は絶えたと思われたこのナスのタネを、農業試験場の方が保存していたそうです。
その数粒の種から、今では10軒ほどの農家さんが植えているとか。
あとでわかったことに、30年間自家採取の種を育てていた農家のナスもこの佐土原ナスだったそうです。
形なんてどうでもいい、このような美味しい御当地野菜を揃えてみたいな!