自分の意図しない所で、先生が代わっていくので、そのピアノ教室をやめました。
その後、しばらくノクターンを独学。
左手の伴奏をワルツではなく「ズン、チャーチャ」となるように練習を重ねました。
ピアノ仲間と「ショパン生誕コンサート」の計画があったので、私はどうしてもノクターン9-2を演奏したかった。
シンプルで短い曲だけど、とても有名だし、
小さい頃から、洋画「愛情物語」のテーマ曲が大好きで、何よりも「ショパンらしい」曲だと思っていたからです。
だいぶイイ感じに仕上がってきたので、ピアノ教室を紹介するHPで先生探しを始めました。
条件は
- 車で10分以内の地域。
- 講師歴が長い、25年は欲しい。
- グランドピアノでレッスン。
- 4年制音大のピアノ科卒。
講師歴が長い、という事はたくさんの生徒を教えてきた、と勝手に解釈。
∴私のような生徒でも広い心で教えてくれるのでは、と思った。
4年制音大卒、というのはまだ妊娠前に初めてピアノを教えてくれた先生(今は中学の音楽教師)
が根気強く教えてくれたので。その先生と同じような学歴がいいのかなーと・・・。
よし、この先生にしてみよう、というピアノ個人教室を見つけて早速、電話で申し込んだ。
私 「あの~、ピアノを教えて頂きたいのですが」
先生 「ポピュラー?クラシック?」
私 「クラシックです」
先生 「弾きたい曲はあるの?」
私 「ショパンのノクターン9-2です」
先生 「ピアノの経験は?」
私 「えーと、ポピュラーを中心に約3年習ってました」
あえてエレクトーンの事は言わなかった。
前の先生の「エレクトーンだったしね」のセリフが気になっていたので。
先生 「う~ん・・・、3年でノクターンは・・・・。あははは・・・」
私 「小さい時、音楽教室に行ってましたぁ・・・」
先生 「・・・う~ん・・・・・・・・」笑いながら悩んで困っている様子。
「練習はしているの?」
私 「はい!」
先生 「じゃあ、いらっしゃい」
という訳で初めてのレッスンに行きました。
運転しながら「またいきなり怒られたらどうしよう・・・」
とか「そんな先生だったら、今度はさっさとやめてやるっ」
とか「ピアノの先生なんて星の数ほどいるさ、フン」
などとハンドルを握りながら、実は怖くて涙目になってました。
続く