結婚して7年、30歳も半ば。妊娠を望むモンモンとした日々。
ちょうど、その頃ドラマ「ロンバケ」にハマって、「セナのピアノ」が弾きたい!
ホーム・センターでピアノ風キーボードを買ってきて練習。
そんな時、ピアノには縁が無いと思っていた友人がピアノを習い始めて3ヶ月、と言うではないか。
しかもクリスマスの発表会で坂本龍一さんの「メリークリスマス・Mrローレンス」を
演奏するので聴きに来てネ♪色々と質問攻めにするとトリで弾くらしい。
「じゃあ、私も習う!」すぐにデジピを購入。
でも、ピアノの先生=(イコール)レッスンが厳しい、コワイのではないか。
でも、彼女の先生はユルい、らしい。何でも、今ドキのピアノの先生は「優しい」らしい。
ので、彼女と同じ門下生に。
その先生は音大ピアノ科と大学院を卒業の28歳(男性)今思えば「破天荒」の先生。
なんたって「弾きたい曲は何だって弾かせてやるっ」て言うんですから。
この私にショパンの「英雄」をやろう!絶対に弾かせてやるからと言う。
「いや、ムリ。絶対にムリ」とブンブン首を横にフリました。だって、絶対にムリでしょ。
でも、今の私なら「やります!」と二つ返事でチャレンジしますがね。
「バラ4」もやりたい「バラ1」だって、「蝶々」も・・・、アレもコレも。
その先生にはG・ウィンストンや映画音楽ばかり習いました。
クラシックには全然興味がありませんでした。
なのでいつも「ポップスもいいけど、クラシックもやりなさい!」と言われ続けながらも
ポップスばかり習いました。
クラシックはバッハの「インベンション1番」とフォーレ「シチリアーノ」
ヘンデル「ラルゴ」しか習わなかった。
もっと、クラシックに興味を持って、何でも教えてもらえば良かった。
そして先生の演奏をたくさん聴きたかった。すごく惜しい事をしたな~と後悔しかありませんが、
その時の私はそうだったから、仕方ないか。
酒井先生、言う事を聞かなくてごめんなさい。
そして、広い心で教えてくれてありがとうございます。
先生には謝罪と感謝を伝えたい。
そして出来ればまたレッスンをお願いしたい。
でも、先生は学校の音楽教師になって頑張っているそうです。
今の私がいるのはこの先生のおかげだと思っています。
私がこうしてピアノを楽しんで「愛の夢」まで弾けるようになった事を伝えたいなー、なんて。
レッスン2年目で妊娠がわかりピアノからは離れたのですが、
いつか絶対にまたピアノを習うぞ、と心に決めたのでした。
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