・・・分からなかった。
網走から札幌のサービス付き高齢者住宅(サ高住)に
連れて来た日のお義母さんの言葉。
「みんな(子供たち)、近くに住んでいるから、
すぐに会いに来れるから、
大丈夫だよ」
としか言えなかった。
後から調べたら、環境を変えるのは一番やってはいけない事なんだそうです・・・。
5月17日、網走から一気に短時間での移動で疲れ切ったお義母さんは
その夜、転倒して肋骨を折りました。
それから2週間の間に
足元がおぼつかず、またも転倒。
この時はカチューシャ型のヘアピンが
頭に突き刺さり出血。
髪の毛の薄くなった頭皮にズラリと並んだ出血跡が痛々しかった。
その数日後、朝食に向かう途中エレベーター内で倒れた、
と連絡が入り、すぐに病院に連れて行き、
そのまま入院。
診断書には「傾眠、全身倦怠、」
年齢も年齢なので心臓も問題アリ。
傾眠のせいで車いすに乗っているのも辛そう。
病院のスタッフに頼んでベッドを貸して頂きました。
認知症もあります。
昨日は「お金が必要だから持って来て」と電話があったので
すぐに用意して持って行ったら、
「お金なんか、使う事も無いから必要ない・・・」(゜∀゜ )
そしてサ高住の部屋から「バッグを一つ持って来て欲しい」
で、持って行ったらバッグの中から財布がいっぱい出て来た。
それを順に開けて中身を確認して、バッグに入れて
「あれ、まだ財布がある・・・」と、中身を確認して・・・、
と、エンドレス(⌒-⌒; )
私の事も、顔は知っているけれど名前はわからない、と言う。
去年の秋まではしっかりと独り暮らししていたのに。
ゴミ出しの時に転んでひざにヒビが入り、入院。
冬には良くなったものの、季節も季節なので
入院先の経営するサ高住でお世話になったら、
一気に足腰が弱くなり、認知症になってしまった。
自分の役割や責任がなくなると、一気に・・・なっちゃうんですね・・・。
まぁ、四捨五入したら100歳だしね。
夫が身元引受人なので、何かあった時にはすぐに連絡が来ます。
そして車いすに乗せて病院に連れて行きます。
いつ施設から連絡が来るかわからない。
緊張、です。
・・・とりあえず現在は何かあっても病院に居るので安心ですが。
でも、あと数日で退院予定です。
お義母さんが、網走からもって来た物は
ハンドバッグが6つ、お財布が10個以上、
腕時計や指輪もたくさん。
病院でも検査のためベッドで移動する時、
「腕時計がない、腕時計がない」と騒いでいました。
(検査なので外しますよ〜と伝えられた事を忘れている)
指輪や時計も一つ一つ思い入れがあるようで。
質素なお義母さんだと思っていましたが、
バッグやらお財布やら貴金属やら・・・。
やっぱり「女なのね~」と思いました。
私も将来、
バブルの時に買ったヴィトンだのシャネルだののバッグを
引っさげて施設に入所するんだろうか・・・(⌒-⌒; )