英国王室直系ラノク公爵令嬢ながら、相変わらず貧乏なレディ・ジョージアナの今回の物語の
始まりは、意外にも優雅な生活。アインスフォード公爵の屋敷でこれ以上望むべくもない完璧
な午後を実感しながら「退屈で死にそう」な日々に耐えていた。そんなところに車でやって来
たのはジョージーの母、豪華客船での旅という魅力的な提案にジョージーは飛びつきます。
ジョージーの母クレアの目的は今の恋人との結婚の為に、アメリカに向かい離婚手続きをする
こと。ところが船中で有名な映画監督に口説かれ、元女優の母は俄然乗り気になり、行き先は
ハリウッドへ。しかし船内ではまたまた事件がジョージーを待っており、愛しいダーシーとも
再会しながらも不安が湧き上がる。
ハリウッドでの快適な生活を満喫しながらも、当時の映画人たちの自由奔放さに、撮影はトラ
ブル続き、ジョージーは新聞記者に追いかけられたり、有名俳優に口説かれたり、さらにチャ
ーリー・チャップリンの登場には驚かされる。
ごたごた続きに嫌気がさした映画監督は自身のお城へとスタッフを自ら招き入れる。そこに付
いてきた貴族ではあるけれどドジなアルジー、そして親友ベリンダと賑やかにいつものメンバ
ーが揃ったところで殺人事件が起こる。暗めなイギリスから陽気なハリウッドへと舞台を移し、
ジョージーとダーシーの活躍が始まります。
貧乏お嬢さま、ハリウッドへ リース・ボウエン著 田辺千幸訳 コージーブックス
たまには、こんな本もいいですよね。
お邪魔してみたら、遊園地みたいな
素敵なドタバタ話のご紹介🌸
ワクワクと楽しく読みました。
暗い話題が多いご時世で、こういう話は良いですね😊