秋の京都旅行part3 ～雨の詩仙堂～

京都2日目は朝から雨が降り出して、午前中には本降りに。朝食を摂り事前に決めていた詩仙堂へ向かいました。

京都駅バスターミナルから乗り換えなしで行けますが、早めに並んで正解、私たちは座って行けましたがバス

は始発時点ですでに混んでいるのに、途中で乗り込む人でさらにぎゅうぎゅう詰め。



一条下がり松バス停で降りて坂を上っていきます。入口は控えめな感じで質素、趣きがあり、構えが大きくない

分、逆に期待してしまう。



拝観料500円を支払い。入室して振り向くと石畳が濡れていて情緒たっぷりです。



うす暗い広間に入ると目の前に眩しいような紅葉の光景が広がっていました。縁側に陣取り撮影大会ですが、大

人な人が多いので順番にスッと立って場所を開けてくれます。



広間の奥に座って庭を眺めると違った雰囲気になります。広間も結構広いのでゆっくりしてしまう。



広間から移動しても撮影大会は続きます。大き目の望遠を付けたカメラ、スマホを向けて皆さん写真を撮り続け

ています。



外に出て、雨のそぼ降る庭を散策。庭側から詩仙堂を撮影。



旅行前に雨が降る予報を知って、この日の詩仙堂行きを決めましたが、本当によかった。雨に濡れた紅葉も美し

く、堂内から眺めた庭はしっとり落ち着いていました。雨の京都もいいものだと。

秋の京都旅行part2 ～仁和寺～

大混雑の東寺・弘法市を楽しんで、とりあえず荷物を宿泊予定のホテルに預け、仁和寺に向かいました。京

都はバスで各所を廻る事が出来るのでとても楽です。



ホテルに近いバス停から仁和寺迄乗り換えなしです。結構狭い道も通り着くと沢山の人が並んでいました。

御所庭園コース800円を支払い、御殿入口へ向かいます。



白書院からお庭を眺めると気分が落ち着き雑念が払われていくのが分かります。紅葉している樹も見ること

が出来て、オンシーズンに京都に来るのもいい！



ふと見上げると赤く色づいた樹が覆いかぶさってくるよう。黒い屋根とのコントラストが効いている。



いつも思うのですが京都の神社仏閣のお庭は立体的で、色々な角度から眺めて楽しむことが出来ますね。



最近はおみくじもかわいい造形のものが流行っていて、よく見かけます。こちらの猫のおみくじも大人気で

女子が「かわいい！」を連発していました。



中門を抜けて金堂を目指します。ここは撮影スポットになっていて、参拝の人たちがあちこちで記念撮影を

していました。



五重塔も大勢の人がカメラを向けていました。仁和寺は撮影に適した所が多く、私もズイブン撮ってセレク

トが大変でした。時間をたっぷりとって見て回ることが出来たので大満足。

秋の京都旅行 ～東寺・弘法市～

久しぶりの京都訪問は11月21日、雲の中に晴れ間も見える東寺・弘法市へ、近鉄・東寺駅を降りると沢山

の人の流れが真っ直ぐに東寺に向かっています。途中露店がいくつか出ていますが立ち止まるのは諦めて

ずんずん進みます。



コロナ禍で密を避ける生活を続けてきましたが、ここは驚くばかりの人だかり、店の人が「2年ぶりです」

と嬉しそうに言っていました。



境内の銀杏も色づいていて季節がドンドン進んでいるのを感じながら、沢山の人たちは楽しそうに露店を

冷やかしていきます。



金堂の前にも沢山の店が並んでいます。いそいそと参拝を済ませ、再び人混み中に入り様々な品々を眺め

物色。



五重塔も紅葉に彩られて、写真を撮る人が多数。皆さんそれぞれに撮影スポットを確保してシャッターを

押し続けます。



突然、講堂の扉が開き僧侶が並んでお経を唱えながら出てきます。近くの人は皆さん手を合わせ始めて、

私たちも慌てて一斉に手を合わせ頭を下げて迎えます。



弘法市は本当に沢山の面白い物が並べられ居ましたが、これなどは昔のストーブでしょうか？どこかのお

父さんが興味深げに眺めています。あまりの人出に圧倒されながら興奮冷めやらずに東寺を後にしました。

忘れられた巨人 カズオ・イシグロ

舞台は６，7世紀頃のブリテン島（イギリス・グレートブリテン島）。主人公は老夫婦のアクセルとベ

アトリスの二人、彼らは傷ついた少年と若き騎士と一緒に旅に出る。さらに登場するのは悪鬼、雌龍。

旅の途中で出会う老騎士。まるでゲームの世界ではないか。しかし読めば読むほど入り込んでしまう。

作者の文章力はリアルで力強い世界を構築していく。経験したことのない古い過去の荒涼たるブリテ

ン島を目の前にくっきりと広げて見せてくれる。


老夫婦も村の人々も老いでも病でもなく、自分達の記憶を常に失ってしまう。過去の記憶が失われて

いる世界は怖いものだが、そのことに気が付かなければ怖さもない。それでも老夫婦は断片的な記憶

が時々思い出されるので、過去への興味が表出し息子を探しに行くという行動に移る。旅に出ること

で記憶が戻されていくので、過去の楽しいことも、嫌な記憶も辿ってしまうのは二人に厳しい現実を

突きつける。


ブリトン人とサクソン人の確執は未だに人類が解決できない移民の問題である。老夫婦や村人たちの

記憶の喪失は移民間の争いを忘れさせている。この作品のテーマはそこにある。大いなる困惑と共に

不可思議な余韻を残す長編小説だった。


　　　　　　　忘れられた巨人　　　カズオ・イシグロ　　　　　　　　早川書房

Led Zeppelin - Whole Lotta Love (Official Music Video)

神奈川の空は一面雲で覆われています。隙間から日も垣間見えますが今日は一日曇天でしょうか？

この季節は雲っているとかなり肌寒いですね。ご自愛ください。


Led Zeppelin - Whole Lotta Love (Official Music Video)



中学生位から聴き始めたレッド・ツェッペリンの中で一番好きなのがこの曲です。未だに聴いてい

て気持ちがノッてきます。嫌なことが有った時には大音量で聴いたりしてしまいます。PVも最高！