嵐の前の静けさ・・・
うぁ~い 特別警報級の台風だとぉ~
最大瞬間風速70mって聞いた事ぁなかバイ~
恐ろしかばい またまた未曾有だぁ~
ちゃんと電線を地中化しときゃ
電柱折れと停電の恐怖は避けられとったろうになぁ~
月曜日、殆どの会社は休みらしい・・・
そりゃそうだろう 外出は本当にヤバいべ。
コロナもショックだったが
買い物行った時ャ~ 皆、貯め買いで
ごった返し 大混乱しとったよぉ~
九州人としちゃ~台風慣れはしとるつもりだが
正直、恐怖を感じとりますバイ。
昔・・・
一度だけ 最大瞬間風速45mを受けたことがあった
うる覚えで定かでないが 小学生の時だ。
あん時ャ~家がガタガタ揺れだし 屋根がぶっ飛ぶ
んじゃないかと・・・暗闇の中 薄暗いロウソクの
光を囲み 家族皆 不安な顔がボヤ~っと
映し出されたのを思い出す。
たまに ロウソクの火が揺れだすと 人影が
わかめの様に頼りなく震えだし それが又、
心細さを誘ったのである。
宗教大嫌いの父が、初めて 仏壇に手を合わせて
祈りだしたのにゃ~驚いた記憶がある。
私も母も、宗教にカブレ取ったからねぇ~
その父の姿をみて 家が吹っ飛ばされる恐怖の中
「父さんにも信仰心があったんだ」と
ホッとした事があった。
良かった 一闡提じゃなくてと・・・
※一闡提=仏法を信じず誹謗する救われない人の事
罰で脅されていた宗教だったので 救われた気持ちに
なったのだった。
当時の父は豪傑だった・・・
子供心に 父は化け物が出ようもんなら
引きずりだし 捻りつぶしてくれる
織田信長の様な雰囲気を持っていた。
※私は 家紋が同じだからか 絶対にかなわないと
思っている人間を信長の生まれ変わりじゃ~
ないかと思ってしまう。
その父が神仏に手を合わせている姿を
目の当たりにした時の恐怖と不思議な安堵感は
子供心、余計に信仰心に拍車をかけたのであった。
自然災害は 人間の力じゃ勝てない・・・
古い家屋に住んでいる方達は大丈夫だろうか・・・
もうこれ以上 人々が災害で不幸に見舞われる姿を
見たくはない
何事も無きように祈るのみ。