今朝は家族うちで ラーメンの麺の硬さで
ちょっとした、口論が起こった。
私:「昔は硬い麺が好きやったが うまかっちゃん
に関しては 茹で時間の長い やわらか麺も
ありやぞ!」と講釈を垂れながら インスタント
ラーメンを煮る。
妻:「あっ!パパ そんなに煮込みよったら
のびてしまって 美味しくないよ
爺さんに なりよっちゃないと?」
私:「馬鹿者! 爺さんとは何事だっ 無礼者!
普段、博多ラーメンを食いつけて
いるから そのような発想になるのだ
独身生活で うまかっちゃんを数ヶ月
食ってきた男には 釈迦の耳に念仏だ
すっこんで おりゃれ!ドルーピー殿」
何故か 知らぬが うまかっちゃんの麺だけ
煮込んでも 透き通った麺のようになり
美味しいのである。(試しにやってみそ!)
娘:「あっ それ わかる!柔麺も美味しいよ!」
私:「それ 見ろ!そち(妻)は生粋の博多の
おなごやけんバリカタ信仰者だろうが
江戸で産まれた このワシは 感覚がちがうのだよ。
そちとは 芸術性と文化という点では
何処ぞの国の農村部の村民とイタリア人位程の乖離が
あるのだぞ」
妻:「育ちは 殆ど 福岡の癖して・・・」
ちょっと まあ~エキサイトしてしまったがぁ~
確かに 「うまかっちゃん」に出会う迄 私は
麺の硬さは硬めと決めておった。
親元におる時は、父が「柔麺」を好んだので
母に「硬麺」を所望すると
「お父さんが嫌がるやろうがっ!」と
頭をこづかれた・・・
又、父も 麺が硬いと
「硬て~!歯が折れるかとおもった!」と
不機嫌になったものだ。(折れるかちゃ!)
青年期 硬麺への憧れ・・・また
博多ラーメンを愛する者として 硬麺にこだわり
あんまり「バリカタ バリカタ!」言うもんやけん
店主が何を勘違いしたか
殆ど生茹だりの麺を出され よく腹をくだしたものだ。
博多んモンのラーメン通は
麺の硬さに拘りがある。茹でた麺は少し
芯が残るくらいが良いと言う・・・
(パスタじゃね~って!)
発端の理由は 茹で時間が待って居られないらしく
せっかちな人の要望で 固麺が始まったとの事。
所謂「バリカタ麺」だ。
博多の麺は機能的で 麺が細い。
茹で時間が少なくて済むってえのも 同じ理由から
きているらしい・・・
実は 不肖、此の私めも 博多麺を自作した事が
あるが 加水率が極めて少ない為、手ごねでは
無理と悟り断念したのであった。
「かん水」が無いので 重曹水でアルカリ水溶液を作り
腰のある 黄色い中華麺を作ったが 博多の麺は
あんなに黄色くないところを見ると かなり奥深く
余程、完成度が高い麺なのであろう・・・
うまかっちゃんと本格的なラーメン屋さんの麺は
別物だが、企業がいくら 商品化しようと思っても
博多のラーメンは絶対に無理だ。
作り置きなんぞ不可能だ 企業が量産できぬから
職人が手間をかけて作るラーメンは 価値があり
多くの人々に愛され続け 観光に一役買っておる
のだ。でも・・・企業が量産を目指し
博多のラーメンを目指したから
こそ インスタントでも 別物のラーメンとして
美味しく存在しておる事は確か・・・
おお~秀樹、感激~っ!って・・・お前
何が言いたかったのだ アホか・・・