輪舞曲(ロンド)
水に落ちたトーン 空に跳ねた魚 うつりゆくからこそ 知りえるのだと知る 傷は華やかに ...
last call
砂埃にまみれ辛苦が戯れの様に五感を食い荒らす午後に 憧れを見事に統率したままのお前の...
浸透と官能という真実の概念の緩やかな交わり
君は長い長い弛緩のあと、おいそれとは手に入れられない感覚を用いて俺に謎かけをひとつし...
ようこそ、捨てられたピッツァ
存在しているようで存在していない架空の街で 俺はヤゴに似たタクシーを捕まえた ヤゴっ...
蒼の下、時の墓石にて
地団駄の夕方に哀歌を吹きながら 誰の影も無いうち捨てられたビルの踊り場で ひとつの季...
悲鳴
カタログの隙間を縫って、最も共鳴するものを見つけ出せばいい それはいつか君を果てしな...
マグリッドすら分からない
トゥ、トゥルルッと 無邪気な口笛 まるで何にも知らない、ゆえに美しい ゴムとびに興じる...
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