初めまして、肥後ボギーと申します。
よっしーさん、さかいさん、カノープス木村さん、かっこうさん、と
星空の思い出のリレーが続き、大いに触発されました。
この肥後ボギーにも、何かなかったか?
うむ。1つある!
今までの3人とは違い少し変則ですが・・・。
幼い頃は宇宙が大好きでした。
土星の環が、この上なくカッコ良く思えて画用紙に絵をかいたり・・・
宇宙の果てって、どうなってるんだろう?
とよく大人たちに質問をしたり・・。
(みんな困っただろうな)
お年玉をコツコツためて
「中学生になったら天体望遠鏡を買おう!」
と夢を膨らませていました。
ところが成長していくにつれ、興味の対象があちこちと移り・・・
お年玉は、天体望遠鏡ではなく、ビデオデッキに化けてしまい・・・
いつしか宇宙への夢が薄れていきました。
それから20数年の時を経て
飲み会の待ち合わせ前、時間つぶしに立ち寄った本屋。
そこで何気なく手に取った本に・・・
運命の星空があったのです。
それは宇宙空間に浮かぶ巨大望遠鏡。
ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた1枚の写真。
「ハッブル・ウルトラ・ディープ・フィールド」
1万個の銀河のサブタイトルが付いたその写真には
数えきれないほどの銀河の姿がありました。
自分が宇宙から興味を失ったこの20数年の間に、
科学は人類をこれほどの神秘に遭遇せしめたのです。
この銀河の1個1個に数百億、数千億個の星が!
宇宙にはどれだけの星が?
宇宙はどれだけ広いんだ?
そして宇宙の果てはどうなっている?
この瞬間、子どもの頃に失った宇宙への夢と情熱が甦ったのです。
それからは失った20数年を取り戻すべく
【放送大学で宇宙の勉強】
【今度こそ本当に天体望遠鏡を買う】
【あちこちの天文台めぐり】
そして
【星の館のボランティアになる】
星の館のボランティアスタッフになって9年・・・
本当に人生は分からないものです。
多くの仲間たちと出会えたのはあの
「ハッブル・ウルトラ・ディープ・フィールド」
という星空があったから・・・。
これがなかったら全く違う人々と出会い、
全く違う人生を送っていたのでしょう・・・
「写真」という変則ではありましたが、
これが自わたしの「思い出の星空」です。
次の人のおはなしを楽しみにしております。
肥後ボギー