草庵の記

弓部大動脈、腹部大動脈、腸骨動脈、冠動脈にステント11本。
私の体はサイボーグ

血管が無い!!! 血管が消えた???

2019-02-24 13:21:58 | 循環器内科検査

以下 2012年6月12日記録


2012-06-12 22:21:04 | 循環器内科検査

空蝉さん 血管が無いんですよ!


さて、今日は予約の時間より早くに姉夫婦が迎えに来てくれ
病院に到着したのは30分以上も前。

受付を済ませ待合へ。
いくらも待たず名前を呼ばれました(中待合へ)

前の患者さんが早くに終わったのになかなか呼ばれません!?


やがて呼ばれました(診察室へ)
造影CT画像の検査結果 発表!

おおお!!!

私の右冠動脈のバイパスに使用した静脈が消えていた。

造影CTの写真のどこにもその血管が見えない。



バイパスに使用したのは脚に通る静脈、
耐久年数は一般的には12年が限界だと、
かつてNHKの健康番組で見た。

私はまだ術後2年半。

どの時点でこれが起こったのか???


医師が言うには
「このバイパスは全面的に詰まってしまったのでしょう」

「まあ、まあ、まあ、元の木阿弥ということですね」

あの右冠動脈は高糖度の詰まりが3か所以上、
それでも少しばかり機能していた。
今は全く機能していない、残る左回旋枝の2本だけということ?

いくら待っても最初から最後まで呼吸が楽になることはなかった。
つまり最初から即行詰まったということだ!


「 詳細を知るにはカテーテル検査しかありません。
  やりますか?? 」

「 え? でも人工血管の人にはカテーテル検査はリスクが大きいと
  先生にも、外科医にも言われましたし 」

「 止めておきます! 止めたら…心筋梗塞で終わりますよね 」

「 はい。でも、出来ないことではありませんよ。
  通常の人より時間は掛りますが 」

「 先生、私の余命はどのくらいでしょうか?(愚かな質問)」

「 それは判りません! 」

「 放置するとどのくらいで心筋梗塞が来るでしょうか?」

苦しいだけでなかなか死にませんよ!


そうだよね、この間外科医が仰ったよね。

空蝉さんのような方は中々死にませんよ、
血色は良いし、ふっくらして…… 云々


この「苦しいだけでなかなか死なない」
は今の私には一番つらい言葉。

ここでカテーテル検査を受ける決意をしました。

検査だけでも、人工血管にカテーテルを通すし、
脳梗塞のリスクもあるし……。

検査の結果、バルーン手術も無理かもしれない。。
私の血管は細すぎるらしいから。。。

「 来週検査を受けますか、日帰り入院です 」


生還できるか否か? 
検査を受けたから手術を受けられる保証は無い。
帰宅して……幸せ気分となった。

ああ、人生楽しかったなあ。
幸せだったなあ

あれだけ人生を嘆き、ぶ~垂れていた私だったが…
振り返ると何と楽しかった、面白かったことだろう

ああ、良い人生だったあ。

すっかり逝ける気の能天気な私…

そんなことを考えたけれど…このまま命は続くかもしれない

誰にも分からない。。。


※ 苦しいまんま2019年現在まだ生きてる



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