Lilyのサバ缶

「Lilyの鯖缶　味噌仕上げ」　　魚介系缶詰

　雑誌をパラパラと見ていたら、今「ウチノミ」が楽しいと書いてあった。

あろう事か、自分のウチのみが楽しくて、他のウチは全然楽しくないと言うことなのであろうか!?
自分のウチが楽しいなら、他のウチも楽しくしなければイケナイナ・・と思うのが人の道ではナイカ！それが政治ではナイカ！

そのような利己主義的な記事などを平気で載せるようなマスコミがあるから、現在の日本の格差と閉塞感は益々膨れ上がってしまうのではないか！
「ウチノミ楽しい」は断固として許してはいけない！・・・・と、怒りに燃えて記事を開いたら・・「ウチノミ」とは外で呑まずに、しっかり帰宅して、「ウチ」で「呑む」ことなのでした
・・・当たり前ですネ・・

しかしながら、缶界の人なら、特に缶界のタンフニオトーサンなら、とっくに「ウチノミ」の愉しみなんか知っているのである。今更他人にそんなことを教えて貰わなくても、充分ご存知なのである
年季が違うのである！昨日今日出てきた嘴の黄色いウチノミ人間なんかとは違うのである！

冬はどてらを羽織って炬燵でに入り、夏はランニング＆ステテコ姿で布団をはずした炬燵に入り、毎日テレビに喧嘩を売りながら酒をしこたま呑んでいるのである

つまりタンフニオトーサンは断然修行を積んできたのである！
とても辛くて悲しい修行を積んだのである！今更「ウチノミ」なんぞとでかい顔をされたくないのである！判ったかってんだ?!

おっと、ここで説明しよう！
タンフニとは単身赴任のことが転じて、今では独身一人住まいの人々（例えば学生等も含む）を指す言葉である。言葉自体には男おいどん風のペーソスのニュアンスも含まれている。
しかし、イケメンでセレブな独身独居の男性は「タンフニーノ」そういう女性の場合は「タンフニーナ」と呼ばれ憧れの対象となる。何故、伊太利亜語風にすると憧れの対象になるのかは不明である。

そんな訳で、Lilyの鯖缶・越前味噌仕上げ

　

鯖の缶詰は、タンフニオトーサン達の心の友であります。

日本の鯖缶は、平均的に非常に水準が高いことは誰もが認めるところであります。
その中でも水準が高い鯖缶の一つがコレ！Lilyさんの旬海庵シリーズであります。
製造は近頃世界的知名度の福井県オバマ市の福井缶詰さんであります、
中身は今更説明するまでもない品質です。

ところで、オバマ市で生産される缶詰は、今年から「オバマ大豊漁」シリーズと銘打たれることになりました・・・・ウソです・・Yes We Can!

そんなことを考えながら、タンフニオトーサンは酒を呑むのであります。
酒はやはり日本酒ですね。
タンフニオトーサンは
「サバ缶の味噌仕立てで赤ワインなんぞ呑めるかいってんだ！」
と怒り出します。
タンフニオトーサンは家に帰って一人で呑むときには突然好戦的になっちゃうのであります。誰も居ないから安心して好戦的になれるのであります。
好戦的になって、テレビのチャンネルを次々に変えながら、片っ端から番組に文句をつけるのであります。
だからとても忙しいので、呑むときは箸とコップと酒しか用意できません。
なんせ、文句をつけながら呑むと言うのは、とても忙しいことなのでありますから・・・


オトコはこれでジューブンなの！
炬燵から出るのが面倒なだけなワケではありません

ところがタンフニーノのイケメンチョイサビオヤジ（ちょっとだけ淋しいフリしてるモテル系オヤジのこと）になりますと・・・


大葉とマスタードのカイワレ
こういうの用意しちゃって・・・



こういう風に細く刻んでから、サックリと混ぜ合わせて・・・・



鯖を器に盛り付けてから・・・



燗をつけたお銚子を用意して、
刻んだ大葉とカイワレを、タップリと鯖の上に乗せていただきます。
この大葉とカイワレを刻んだ奴は刺身のツマにも使えます

で、好きな音楽を聴きながら、のんびりと杯を傾けるのであります。

そんな訳で、一手間掛けるとウチノミが楽しくなりますし、厳しい懐の節約にもなります。これからは「タンフニ」からステージUPして「タンフニーノ」を目指しませんか？

「ケッ！いちいちそんなことやるなら、最初っからウチノミなんかしねぇや！」
・・・・・・・・御尤もです