今日は朝から、青空の晴天で、最高の温度が26度になるといっているが、朝の散歩
では、19度で最適だ。歩いているといろいろの花が目にとびこんでくる。やはり
令和の時代に入った日の春なのだ。新天皇の即位式が頻繁にほうじられているが、
つい最近読んだ本に、西村京太郎の(吉備古代の呪い)の小説から、面白いお伽ばなし
の伝説で、天皇家がからんでいることを知った。この伝説は、桃太郎の鬼ヶ島をたいじ
する話であるが、いまでも、岡山に行くと桃太郎のお祭りが盛んである。この桃太郎とは、
吉備の真備が遣隋使で有名になる前の雄略天皇の時に、この吉備の豪族の一部と朝鮮の
百済から逃げて来た鬼と称する大将の一団が結託して、鬼の城において、大和朝廷と
戦うのであるが、最初の戦いでは、朝鮮から持っているて来た鉄剣の力に、日本の
それまでの鉄剣では負けてしまい、その後、直ちに、朝鮮から伝えられた精錬法を
取り入れ、同じ強さの鉄剣で、その鬼の城を攻め落とすのである。この戦いで、活躍した
のが、天皇から派遣された、吉備の国の吉備津彦命と言う人で、このひとが、その後、
桃太郎になっている。これは、この雄略天皇までの天皇家は、今だ、日本のすべてを
統一していなかったのであり、地方には、出雲、日向、吉備の豪族が、しばしば、
大和朝廷を脅かしていた。この地方の一つが吉備で゛あり、この伝説のようして、
統一を図っていくのであるが、この伝説は、この後の中国には、立派な歴史書
があったが、日本にはなく、この歴史書を古事記、日本書記として残している。
ただ、日本においては、その統一には、激しい戦争の跡はなく、全ての地方の豪族
を姻戚や出雲大社を認めるなどの手段とにより行っている。このことが、現在まで
天皇家が日本の象徴として、国民から慕われていることに繋がっているのであろう。
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