百笑館・但熊・素晴らしき農業

農産物直売所 卵かけごはんの店

卵の話

2007-02-01 19:06:53 | 百笑館
「クリタマ」の名前の由来は、但東町栗尾の卵だからクリタマです。
1970年につけました。それまでは福知山の卵問屋さんのレッテルで、丸の中
に福が書いてあるものでしたが、それでは美味しい卵でも何処の誰かが判らない。

そこで、「クリタマ」と命名し生産者名も記入するようにしました。
当時、小さな産地でそんな事をした所はありませんでした。
京都の問屋さんに出荷してました。京都の卵関係者の中では結構有名でした。

その頃から、いかにして美味しい卵を作るか?一所懸命でした。
グループには、17名位の生産者が居て、100羽からせいぜい2.000羽
位で、全体で20.000羽位いたんでしょう。

その頃は、全国至る所に農家養鶏のグループがありました。
研修会や研究会も盛んに行われました。

利益を上げるために、皆色々考えますが、グループの特色が出ます。

1.いかにして、コストを下げるか・餌代を安くするかに懸命なグループ
2.鶏の管理技術を高めて、どれだけ高産卵を続けるかに懸命なグループ
3.特異性のある美味しい卵で、高卵価をねらうグループ

どれも達成するのが好いのは、皆判っているんですが地域性やお国柄なんでしょうね。色々ありました。

栗尾のグループは当然3.のグループでした。
だから、「クリタマ」の美味しさのこだわりには、長い歴史があります。
それがなければ、たかだか1万羽余りの養鶏場が存続出来なかったと思います。

第一話は「クリタマ」の歴史を簡単に書きました。
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