総務省が、「ICT戦略会議」の設置を発表しました。「日本が直面している諸課題を解決する切り札としてICTを利活用する方策」や、「ICT企業の国際競争力の強化等を通じて日本再生に寄与するための方策」などについて検討するための会議です。主宰は、樽床伸二総務大臣。第一回会合は11月27日に開催される予定です。
総務省の発表によれば、戦略会議が検討する課題は以下の4点:
- エネルギーや水といった生活資源の安定的確保問題へのICTの貢献方策等
- 震災対策やスマートタウンなどICTを活用した街づくりの推進方策等
- 超高齢社会におけるICT利活用の推進方策等
- その他、ICTを活用して「日本再生」に寄与するための方策等
各課題について専門的に議論する分科会を開催し、分科会の検討結果を踏まえて戦略会議が政策課題を取りまとめるとか。今後の展開が楽しみですが、またぞろ国内の足の引っ張り合いを促進するような矮小化された議論にならないように注視していかないといけませんね。