My旅行記

家族旅行の記

怒涛の全国割活用8~海の口温泉「和泉館」

2022年12月28日 | Weblog
 コロナの副産物である「全国割」。チープな旅を趣味とする私にはうってつけの事業であり、10月から毎週のように興味のある宿を利用してきた。年末年始による中断ぎりぎりのタイミングで、JR小海線沿いの海の口温泉の一軒宿「和泉館」に泊まった。子どもが小さいころなど八ヶ岳・清里方面に向けドライブするとき必ず目にし、鄙びた温泉があるんだなあという認識で興味を持っていた宿だった。全国割を利用するからこそ、ほぼ負担なしで泊まれるこのチャンスに利用を決めた。
 12月26日(月)
 藤岡市での出張を16:00に終え、上信越道吉井ICから一路中部縦貫道八千穂高原ICへ。17:20和泉館着。この時点で気温-1℃。雪こそないが、底冷えする日だった。
 週始めの平日利用だが、客は5,6組いたように思う。自分同様全国割の滑り込み利用者か、けっこう人気があるのかもしれない。昔は数軒あったという海の口温泉の旅館も今は一軒のみ。外見以上に奥行きのある建物は、古いがゆとりのあるつくりで部屋数も多かった。明治の頃の写真もあったが、かつてはかなりの利用者があったことがしのばれる。
 温泉は冷鉱泉だと思う。源泉が注がれる小浴槽・冷水の小浴槽・ぬるめの温水(真水?)の大浴槽の3つがあり、洗い場が広々とした浴室。老朽化は著しいがそれがまた趣深く、茶色の源泉はかけがえない特徴。また、低温サウナも立派に稼働していたが、発汗には相当時間がいるように思えた。
 夕食は、川魚の塩焼きと馬刺しは期待通り。天ぷら5種に、陶板焼きなど品数豊富。後から出てきた汁はシチューであり、体が温まった。「こういうのもいいじゃないか」と、心の中で孤独のグルメ風につぶやいておいしく完食した。朝食は、若干さびしく見えたが、独特の味付けのおかずが並び、そこそこおなかいっぱい食べられた。
 チェックアウト時に女将さんが温かく見送ってくださった。聞けばこの冬一番の冷え込みらしく宿を出るとあたり一面霜で真っ白。車の温度計は-10℃だった!食堂も部屋も実は一晩寒かったのだが、この冷え込みでは仕方がない。夏の避暑向きの宿かなと思う。
 1泊2食・温泉付き、信州割利用でおよそ6,000円。3,000円のクーポンがあるので、実質負担は3,000円ほどだった。
 運転免許の書き換えの受付時間に間に合うよう、早々に出発。7:20宿発、上信越道・関越道利用で群馬県交通センター9:10着。碓氷峠でも群馬側は、気温5℃くらいだったから、長野は寒いんだなと改めて思った。
 全国割は、令和5年も1月中旬宿泊より再開されるが、割引率が少なくなりメリットも少ないので、このたびの、私の「怒涛の全国割活用」キャンペーンはこれをもって終了。得だとはいえ出費やかける時間も決して少なくはない。しかし、自分の趣味の充実におおいに役立ち、おかげで張り合いのある2か月を過ごした。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 怒濤の全国割活用7~西上州... | トップ | そば処「いち川」~高崎・剣崎 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿