AKB48の旅

AKB48の旅

欅坂46に学ぶ、若者の熱を社会貢献に取り戻す方法

2017年04月20日 | AKB
欅坂46に学ぶ、若者の熱を社会貢献に取り戻す方法
http://diamond.jp/articles/-/125149

というわけで、NPO業界もCSR業界も独善に陥っているからこそ、若者の社会貢献熱が冷めていっているのではないかと思う。だから僕は、社会貢献業界の人たちは一度、「欅坂46」というアイドルグループに向き合ってみたほうがいいと思っている。CSR/社会貢献とアイドルグループに何の関係があるのか、と疑問に思うようではダメなのだ。社会貢献もCSRもメッセージ性が重要だが、そのメッセージ性をいかにメジャーな世界で展開するかを考えた場合、欅坂46には学ぶべきことが非常に多い。

 知らない人はわからないと思うが、欅坂46はAKB48のたんなる派生グループではない。日本のアイドル史上で初めて「メジャーで成功した、メッセージ色の強いアイドルグループ」なのである。デビュー曲の『サイレント・マジョリティ』では、そのメッセージ性とともに、「アイドルなのに笑わない」という表現が、多くのアイドルファンに衝撃を与えた。最新作の『不協和音』はそのタイトルどおり、同調圧力がますます強くなっているこの日本の社会に対する「強力なメッセージソング」である。音もダンスも『サイレント・マジョリティ』からさらに先鋭化し、攻撃性を増している。そして、キッチリとオリコンチャートで1位を獲得している。


長いけど、古くて新しい問題意識が語られてる。良記事と言って良いと思うけど、そこに欅坂46が例示として紹介されてる。意外と言えば意外だし、当然と言えば当然だし、そこに個々人の立ち位置とかが反映されることになる。

それだけで終わらせても良いんだけど、クリエーターサイドへの言及も少しぐらいあっても良いんじゃないかとか、いらぬ一言を付け足し。

「AKB48裏ストーリー 小嶋陽菜、卒業が遺すもの」

2017年04月19日 | AKB
CSの完全版を見てからの方が良いのは分かってるけど、先走り。

よく練られた内容だとは思うけど、ある程度以上AKBについて詳しい人にとっては、新味がなかった、あるいは食い足りなさが残ったとも言えそう。小嶋さんの特性については何度か取り上げたけど、敢えてむりやりの比喩だけど、そのホログラフィック原理のような存在様式を、この番組では取りこぼしてるような。そんな中、襲撃事件とにゃんにゃん仮面の関係性は、言われてみれば当たり前なんだろうけど、ちょっとだけ目から鱗だった。

実際に小嶋さんの発言なのか、それとも番組サイドが用意したのか分からないけど、「道がないなら作ればいい」という小嶋評は微妙に外してるように思うし、一方で高橋さんの「蛇口のひねり方が上手」という小嶋評は、さすがにその一面を言い当ててるなあと感じる。その他、いろんな「小嶋評」があったけど、いかにも群盲像を撫でる的ではあったかな。

完全版がもう少し掘り下げた内容になってることを期待。

「真夜中」

2017年04月18日 | AKB
「指原の乱」のパクリ希望とか書いちゃったけど、なかなかどうしてとんでもない。そんな勝手な要望を遙かに越える、洒落た大人の深夜番組だった。パクリではなくてリスペクトの上での「指原の乱」バージョン2とでも言うか、あるいは「指原の乱」換骨奪胎バージョンとでも表現するか。フジだってやればできるんじゃん。

なにより言葉のキャッチボールが心地よい。間違いなくアドリブのはずなのに、そこここに名言のオンパレード。「アフターか不倫」「道ばたで口説かれる」「アパホテル社長」「真夜中の正装Tバッグ」「片足上げて股洗う」などなど。そこだけ抜き取ってもアレだけど、この会話はリリーさんと指原さんじゃないと、そもそも成り立たない。一つ一つの言葉の意味が、指原さんであるが故に特別なものとなる。

以前にも書いたけど、かつての指原さんには「中2」的な、あるいはJK的な下品さというかキタナさみたいなものの残渣があって、それが今現在も抜けきっていないように感じられる。それが良い方向で生かされていたのが「指原の乱」だったんだけど、この番組は何よりそこが違ってるように感じる。リリーさんの大人のゲスさに誘導されるかのように、下品さがバージョンアップして、キタナさが「味」へと変換されるとでも言うか。

「指原の乱」を遥かに超えて大人の階段を上る、さらなる高みというか「外」を目指す。「企画協力」の名目で秋元氏の名前も入ってはいたけど、これまたまず間違いなくそうと意図したわけでもなく、それでも神の見えざる手の如く、指原さんのなんちゃってプロデューサー修行の第2章が開始されたのかも知れない。

AKB48SHOW#148 欅坂46SHOW!

2017年04月17日 | AKB
いつ撮影されたものか、オープニングコントがゆいちゃんずなのがなんとも。これを見る限り、今泉さんに目立った変化はないようにも見えるのだけど。

「不協和音」のフルが素晴らしい。21人のフルメンバーなのも有り難みが増すというもの。毎度ながらに凄いものを見せられてる感とともに、何度も見返しながら感じ入ったのが、「サイレントマジョリティー」以上に、この曲こそ平手さんがいなければこの域に達することはない、成り立たないというあからさまな事実。正に平手さんの存在があればこそ、そしてその平手さんを担ぎ上げる欅坂メンバーがいてこそ、この楽曲は、そしてこのパフォーマンスは生み出され、現前している。気がつかれにくいかも知れないけど、究極のレア感。

以前、秋元氏は戦う女性が好きなのかなという考察をしてみたことがあるけど、クリエーターとしてこういうのが作りたかったんだろうな、そしてとうとう作れるだけの素材を得たのだなと、勝手に「忖度」したくなってしまう。それくらいに、この「不協和音」の背景からは、クリエーターの雄叫びのような思いの丈が透けて見えるような気がする。

NHKBS「秋元康X女性社長300人」
http://blog.goo.ne.jp/ichthyophagi/e/d2b2942c918777681a513a6ae08b4ff5

あとは「割れたスマホ」と「僕たちは付き合ってる」だけど、なんと言うか、批難する意図はないよといつもの前置きだけど、この「不協和音」を見た直後ということで、前者はキレイなおねーさんのコスプレ、後者は普通のグループアイドルという感想しか持てなかったりする。

「チーム8のあんたロケロケ!」第10回の太田奈緒さん

2017年04月16日 | AKB
番組冒頭から一人だけグラビア撮影のドッキリ(もどき)を仕掛けられるという、言わば特別扱い。しかもドッキリの内容説明の過程で光文社の青木編集長の口から、当初は"AKB48 Team 8 3rd Anniversary Book"の太田さんインタビューページは予定されてなかったこと、小栗さんのページを削って入れらたとする話が明かされた。

つまりは、この「あんたロケロケ!」によるドッキリグラビア企画がなければ、不肖私も褒めさせていただいたところの、太田さんのインタビューページは実現しなかったことになる。

もちろん、この話がすべて事実であるかどうかは分からない。やらせというかネタである可能性は否定できないと思う。けれども、事実としてこうしてドッキリグラビアのシーンは放送され、太田さんのインタビュー記事と写真が"AKB48 Team 8 3rd Anniversary Book"に載ったわけで、これは逆に太田さんがいかに現場で愛されてるかが伝わったことになる。

NOTTVは見てなかったけど、実際に今回の「あんたロケロケ!」を見るにつけ、太田さんにはいろんな意味で好印象しかないし、トップリードさんも実にやりやすそうだったし、番組としても素晴らしく盛り上がってオモシロくなってた。

そして、資質なのか立場なのかは分からない、たぶん両方なんだろうけど、そんな太田さんの言動や姿からは、どことなくかつての高橋みなみさんを彷彿とさせるものがあった。あとは新妻さんの「たなおのくせに!」は、指原さんのことが視野に入ってるとは思わないけど、相似形にして太田さんの資質を言い当ててるのかも知れない。