AKB48の旅

AKB48の旅

「君の名は希望」の当て書き

2018年04月25日 | AKB
「変わり続けるのも乃木坂の美しさ」生駒里奈の卒業コンサートが示したアイドルと“変化“

初期の代表曲であり、生駒が“私の代名詞“と表現する4thシングル『制服のマネキン』(2012)、そしてアイドルソングとしては極めて異質な世界観を描き、それ故に乃木坂46の方向性を決定づけたとも言える5thシングル『君の名は希望』(2013)を経たことで、後続のセンターはAKBグループとは異なるこの新しいアイドル像を提示ながら進んでいく。(なお、作詞を手がける秋元康氏は、コンサートに寄せたメッセージで『君の名は希望』が生駒に当て書きしたものだったことを明かし、「卒業しても、みんなの希望でいてください」という言葉を贈っている)。

正直、かなり驚かされた。「君の名は希望」が生駒さんへの当て書き。

かつてから持っていた「違和感」の正体と、この曲が生田さんのもとで意味づけが決定的に変えられていく、その過程との不思議な重ね合わせ。こうやって「歴史」なるものが生み出されていくんだな。

「スカパー!音楽祭」の欅坂46

AKB48SHOW#183の「横山総監督のはんなり相談室」は岡部麟さん

2018年04月24日 | AKB
相談メンバーは岡部麟さんだったけど、何より感じたのが華があるなあということ。

まずは一声、二顔、三姿がそれなりに揃ってる。何を今更だけど声には強い個性があって、なおかつ煌びやかさが感じられる。顔は言わずもがな。立ち居振る舞いについては、たぶん改善の余地がありそうだけど、女性らしさという点では既にして十分に素敵。話し方には、意思の力と知性が感じられた。その上で華がある。

小嶋陽菜さんがアイドルとのことだけど、たぶん強く意識してるんだと思うけど、表情の作り方や話し方に、小嶋さんを彷彿とさせるものが感じられたと思う。それも単なる真似とかではなく、そもそもマネしてできるものでもないわけで、こうして華が現れるまでの才能と見ても良いんだろう。小嶋さんのレベルにまで近づけるという希有な才能。

チームAキャプテンに指名されたワケがよく理解できた。現場のスタッフさん達がさすがによく見てることが納得された。

これもまた「構成力」

2018年04月23日 | AKB
HKT48 指原、NMB48 吉田&村瀬、“ぺろりん先生”こと鹿目凛…SNS使いがうまいアイドル

しかし、それだけに留まらないのが指原ならではのInstagram。おしゃれな画像が続くと、たまに「浄化」としてフットボールアワーの後藤輝基が登場する。それが“お父さん”のような自然さで、どこか微笑ましい。バラエティでは気さくなイメージだが、Instagramで見るプライベートはおしゃれでかっこ良く見えるというのは、アイドルの理想像の一つと言えるかもしれない。特別なテクニックを使っているわけではないが、盛り過ぎずゴテゴテしていない、“見せる”ということを充分に理解している写真が人気の理由なのだろう。

指原さんの言語知性と空間知性、そしてその両者を自由自在に行き交う構成力の人並み外れた冴えについては、過去ログで嫌と言うほど書いてきたけど、今回も同じことを繰り返し述べるしかない。

勝ち越しの思想、その2

2018年04月22日 | AKB
秋元康、指原莉乃が手がけた=LOVE(イコールラブ)の歌詞をガチ採点!「うまく書けてるなぁ。だけど……」

また、この日は、指原莉乃がプロデュースするアイドルグループ、=LOVEの新曲を自らメディア初解禁。最初にオンエアされたのは、全形態に収録される表題曲「手遅れcaution」。オンエアを受け、リスナーからの「秋元先生的に指原さんの歌詞は何点ですか?」という質問に対して「80点から90点? うまく書けてるなぁ。だけど指原らしいのがきっともっと書けると思う。点数は30点だけど、耳に残るものとか」と秋元康が回答すると、指原も「これまでも秋元さんからは歌詞のお話をたくさんしていただいていて、本当ありがたいです、もっと頑張ろう!」と決意をあらたにしていた。

これも実に秋元氏らしい。正に「勝利条件は勝ち越し」の変奏曲。

指原さんは今のところクリエーターとしては全勝状態。楽曲に話を絞っても、まだ「失敗曲」と言えそうなものはない。けれども、失敗の向こう側にこそ真に偉大な創造は立ち現れるもの。秋元氏の言う「指原らしいの」とは、そんなクリエーター指原莉乃へのエールにして、ホンモノはホンモノを知るということかと。

子どもがアイドルになりたいと言ったら? カンニング竹山「精神病み、引退する子が増えてる」

2018年04月21日 | AKB
子どもがアイドルになりたいと言ったら? カンニング竹山「精神病み、引退する子が増えてる」

だから親御さんたちには伝えたい! 芸能界を夢見るのは結構ですし、やってみなきゃ売れないからやったほうがいいと思う。でも覚悟しなきゃいけないのは、カタギの世界じゃないところに娘さんや息子さんを送るんだよってこと。我々がよく言われた「売れなかったら、ホームレスだぞ」って言葉は、真実だといまは思う。

 最近は、子どもたちのなりたい職業にユーチューバーが上位にランクインしているって言われているけど、それだって外野が想像しているより楽して食える仕事じゃないと思いますよ。自分で企画考えてロケやって、編集までしなきゃいけないんですよ。みんな忘れがちですけど、編集って大変なんですよ。テレビ番組も編集しているディレクターは朝までずっとこもって作業していますから。それでテレビってできているわけです。

 まあ、売れたら売れたで悩みはデカくなって、この仕事をしている人は春と秋の番組改編の時期はみんなドキドキしてると思います。春だと1月ごろ、秋だと7月ごろから出演が終わったり、新しい番組が決まったりする。番組ってナマモノで、ディレクターというクリエイターがいて、その人が作りたいものが番組になっていくわけです。それに合うか合わないかだけですから、タレントができることって無いんですよ。

 唯一あるとしたら礼儀正しくきちんと自分の仕事をするとか、人間性みたいなものだけでしょ。誰だって嫌なやつとは仕事したくないわけですから。歌い手だったり、俳優だったり、コメディアンだったり、それぞれ自分の仕事を全うするしかないんですよね。それを真剣にやってるやつしかチャンスは来ない。それを信じてやるしかないんです。

 みなさんが期待しているほど番組改編って裏がないし、タレントがやれることは無いんですよ。


これは至言であると同時に、いろいろ過渡期かも知れないくらいは言っても良いんじゃないかと思う。「編集権」の問題は、このカンニング竹山さんが語る範囲から逸脱しつつあるかも知れないし、確かに「裏」はないかも知れないけど、既得権と電波行政のせめぎあいは、けっこうクリティカルにまでに到るかも知れない。