先日、ＮＨＫの「ざわざわ村のガンコちゃん」という番組を、娘は神妙な顔で見ておりました。
話の内容は、お祖母さんが編んでくれたマフラーをガンコちゃんはなくしてしまいました。
でも、いつか出てくるだろう位の気持ちでいたガンコちゃんは、あまり真剣に探さなかったのですが、お祖母ちゃんや周りの人は「どこに行ったんだろう」と心配しています。お祖母ちゃんは「また、新しいマフラーを編んであげる」と言ってきたのです。
ガンコちゃんは、あまり探してない事を言わずに、もう少し探してみると伝えて、また同じ状況になりました。
さすがにもう正直に話すほかなく、「実は、あまりよく探してなかったの。でも、もう一度よく探してみる」とお祖母ちゃんに約束したのです。
マフラーは見つからない・・・夢でマフラーさんが「ガンコちゃんは、私はもう必要ないんでしょう？！だから、他の世界に旅立つの」と出てきました。
ガンコちゃんは、大切にするから行かないで～と泣きながらお願いするとマフラーは出てくる・・・というような話でした。
それから、娘はお片づけをしないと「他の世界に行っちゃうよ～」と言ってせっせとするようになりました。（自分が大事にしているものだけ）
でも、先日はさみを使ってそのままにしていました。
私が、「はさみ危ないから片付けた方がいいんじゃない？」と言うと全然話を聞かず知らん顔して、再度促すと「片付けない」と言うのです。
「じゃ、はさみは違う世界にいっちゃうね」とその後はさみを隠してしまいました。
それから、はさみを使いたい時「はさみ・・・違う世界にいっちゃったんだぁ」と言って約束するからはさみ頂戴というのです。
「ママは知らないの。でも、はさみさんに大切にするから戻って来てってお願いしたら？」と言いました。
はさみ等は危ないのでなるべく片付ける癖をつけて欲しいのですが、親の心子知らずで全く片付ける気配ゼロ。
そんなわけで、まだはさみは隠したままなのですが、はさみを片付けるような絶妙のタイミングで出したいなぁと考えているのです。
なぜそんな意地悪・・・と思われるかもしれませんが、娘は今まで「お約束するから」と出してはまた片付けないを繰り返している常習犯なのです。
この番組はいいきっかけなので是非片づけをしてくれるようになるといいなぁ。←自分が楽したいだけ？って気もするが・・