(127) 失意の修一
四百字詰原稿用紙換算8枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。
登場人物
真菜(18)13話~登場。180㎝。3年生。スタイル抜群の美人
栗栖(18)2mの巨人で恐ろしい人相。3年 生。かっては修一の敵だったが今は親友
佐治(21) 64話に登場した佐治の双子の兄。2mの巨人、蛇のような目。スキンヘッドの頭に顔も含め全身に耳なし芳一のように漢字の入れ墨をいれ、なんともいえず不気味な顔。修行僧のような黒い法衣を着ている。
N=ナレーション
日光仮面の扮装の修一を見て呆れ、
栗栖「その格好で戦うつもりか?」
修一「センスが先端を行きすぎて観客に理解されんかのう?」
栗栖「(呆れ)おまえには脱力じゃ・・・」
修一「そうにべもない事を申されるな」
修一「では適度に盛り上げてチャッチャと二人を倒して参る」と佐治と審判が待つ真ん中に向かう。
栗栖「こらわしらに出番は回ってこんで。帰ろか?」
真菜「まって、修ちゃんの技を見て参考にしなきゃ」
栗栖「あいつの場合、そんな技とかゆう高尚なもんとちがうで」
栗栖「生まれつき恐れるゆう神経をもっとらんのが強さの秘密やと思うがのう」
試合場の真ん中で目を閉じ右手を胸元に立てて念仏を唱える佐治と修一が対峙し、審判がなにやらルールを説明してるのをロングで描いた絵に司会声、
「なんと岩城が先鋒とは驚きました」
司会者「となれば栗栖や真菜選手の出番なく試合が終わってしまう可能性があります」
司会者「相手をナメきったコスチュームですが実際に強いので誰も文句はいいません」
全員ノーパン(京子だけパンツ着用)でチアリーダーの衣装を着た優子達が客席の最前列に立って修一に手を振り、
優子「修ちゃん、がんばってー」
愛 「お願いだから怪我しないでねー」
久美子「そんなタコなんか秒殺やー」などと黄色い声援を送る。
横にずらり並んで飛び跳ねたりしながら応援する彼女達のノーパンの後ろ姿のアップ。
優子達をちらっとみて、
修一(とりあえずは応援してくれてるみたいじゃが油断は禁物・・・)
修一(試合後に三下り半を叩きつけてくるんじゃろうのう・・・)
優子達の真後ろにいる観客達が彼女らがノーパンである事に気づき各々が、
「げーっ、の、ノーパン・・・?」
「やっぱりさっきのどさくさに全員が脱がされたんだ・・・」
いやらしそうなおっさんが房江を見つめ、
「匂い立つような色気を発散してる房江さんのパンツが欲しかった・・・」
他の客が京子だけがパンツを履いてるのを見て、
「なんで京子ちゃんだけがパンツ履いてるわけ?」
目を閉じ右手を胸元に立て不気味に、
佐治「厭離穢土欣求浄土(おんりえどごんぐじょうど)この世はいやだー、あの世にいきたいー」
司会者「地の底から響くような声と相まって、なんと不気味な経でありましょうか・・・」
司会者「佐治の怪異な風貌がそう思わせるのか身の毛がよだちます」
目を閉じ拝むように左手を胸元に立て、
修一「毎日幸せですか?南無阿弥陀仏ー」
修一「これが今生の別れかと思うと、思わず手も合わせたくなるというものです」と唱える絵に司会声、
「例によって岩城も経で応じ返します」
うっすら目を開いて佐治を睨み、
修一「知っちょるぞ」
佐治、うっすら目を開く(すごく不気味な顔)。
修一「われ、念仏の意味わからんと唱えちょろうが?」
佐治、赤面して狼狽する。
修一「わかっちょるんならそのぶさいくなツラに書いとる経の意味をゆうてみい」
真菜の膣に触れた指を嗅ぎながら、
栗栖「相変わらずエグイやっちゃのー」
栗栖「こんな大観衆の前で恥かかしたるなや」
真菜、栗栖が指を嗅いでるのに気付く。
栗栖の指を掴んで鼻から遠ざけ、
真菜「(恥じらい)ほんとにまだ匂うの?」
指を嗅ぎながら、
栗栖「匂いも鮮度もまったく衰え知らず」
栗栖「風呂に入って匂いが消えるの惜しいから指サックで保存しようおもてるねん」
恥じらい、
真菜「恥ずかしいからもう嗅ぐのやめて」
栗栖「そない言わんといてえな、もう中毒になってしもたんや」
控室で栗栖と真菜がセックスしてる場面を再現した絵に栗栖の声、
「匂い嗅いでたらまだ真菜さんの中に入れてる気になれて気持ちええねん」
真菜「(恥じらい)そんなに気持ちよかった?」
栗栖「(頷き)真菜さんはええなあ、いつでも好きなだけ嗅げて・・・」
赤面し、
真菜「わ、私はそんな事しません」
女達が各々修一に手を振り、
房江「修ちゃーん、がんばってー」
京子「そんなハゲ、左一発であの世に送ったりやー」
陽子「社長さーん」(勝って早くブチ込んでくださーい)
陽子(煮え切らない彼と二カ月前に別れて以来、わたし飢餓状態なんですー)
などと、声援を送る彼女達の後ろの男達が皆必死の形相で彼女達の股間をスマホで撮りながら、
(一生のお宝・・・)
若い男が愛を撮り、
(愛さん、あなたの物でぼくを突きまくってください)
別の若い男がエミを撮り、
(写真集で犯しまくったエミちゃんの本物のマ○コを撮れるとは・・・)
同じ男が怪訝そうにスマホの画面を確かめながら、
(バージンの筈なのに、なんかマ○コがこなれた感じがするのは気のせいか・・・?)
さっきとは別のおっさんが優子の股間を撮りながら、
(壮絶に使い込んだ貫録のオマ○コで超おれ好み。ピンクがいいなんてヤツはまだまだガキだね)などと呟いている。
右足のかかとで佐治の爪先をグリグリねじり踏み、
修一「はよ経の意味をゆうてみい」
佐治「うぅぅ・・・」と怒りが爆発寸前の形相。
栗栖「(呆れ)岩城もたいがいしつこいやっちゃのー」
栗栖「そんな事どうでもええからはよ試合はじめや」
修一を凝視したまま感心し、
真菜「相手をイラつかせる高等戦術ね」
真菜「さすが修ちゃんは一流の格闘家だわ」と言う真菜を見て呆れ、
栗栖「どこが高等やねん?戦術もなにも、ただタコをおちょくっとるだけやで」
隙だらけの、ぼーっとした顔で、
修一(ああー、もう誰もヤラせてくれんのか、死んだ方がましじゃー・・・)
栗栖に不安げに、
真菜「そんな事ないわよ、でもガードがガラ空きなのが気になる・・・」
突然修一の額に「ガツ」と猛烈な頭突きをくらわせ、
佐治「調子こくんもたいがいにさらせーっ」
真菜「(驚愕し)きゃっ!」
栗栖「ほれみてみい、いわんこっちゃない・・・」
修一、白目をむき、棒立ちのまま後ろに倒れかける。
修一、あと十㎝で後頭部を床に打ちつけそう。
優子達慄き、
優子「きゃーっ、頭が・・・」
つづく
四百字詰原稿用紙換算8枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。
登場人物
真菜(18)13話~登場。180㎝。3年生。スタイル抜群の美人
栗栖(18)2mの巨人で恐ろしい人相。3年 生。かっては修一の敵だったが今は親友
佐治(21) 64話に登場した佐治の双子の兄。2mの巨人、蛇のような目。スキンヘッドの頭に顔も含め全身に耳なし芳一のように漢字の入れ墨をいれ、なんともいえず不気味な顔。修行僧のような黒い法衣を着ている。
N=ナレーション
日光仮面の扮装の修一を見て呆れ、
栗栖「その格好で戦うつもりか?」
修一「センスが先端を行きすぎて観客に理解されんかのう?」
栗栖「(呆れ)おまえには脱力じゃ・・・」
修一「そうにべもない事を申されるな」
修一「では適度に盛り上げてチャッチャと二人を倒して参る」と佐治と審判が待つ真ん中に向かう。
栗栖「こらわしらに出番は回ってこんで。帰ろか?」
真菜「まって、修ちゃんの技を見て参考にしなきゃ」
栗栖「あいつの場合、そんな技とかゆう高尚なもんとちがうで」
栗栖「生まれつき恐れるゆう神経をもっとらんのが強さの秘密やと思うがのう」
試合場の真ん中で目を閉じ右手を胸元に立てて念仏を唱える佐治と修一が対峙し、審判がなにやらルールを説明してるのをロングで描いた絵に司会声、
「なんと岩城が先鋒とは驚きました」
司会者「となれば栗栖や真菜選手の出番なく試合が終わってしまう可能性があります」
司会者「相手をナメきったコスチュームですが実際に強いので誰も文句はいいません」
全員ノーパン(京子だけパンツ着用)でチアリーダーの衣装を着た優子達が客席の最前列に立って修一に手を振り、
優子「修ちゃん、がんばってー」
愛 「お願いだから怪我しないでねー」
久美子「そんなタコなんか秒殺やー」などと黄色い声援を送る。
横にずらり並んで飛び跳ねたりしながら応援する彼女達のノーパンの後ろ姿のアップ。
優子達をちらっとみて、
修一(とりあえずは応援してくれてるみたいじゃが油断は禁物・・・)
修一(試合後に三下り半を叩きつけてくるんじゃろうのう・・・)
優子達の真後ろにいる観客達が彼女らがノーパンである事に気づき各々が、
「げーっ、の、ノーパン・・・?」
「やっぱりさっきのどさくさに全員が脱がされたんだ・・・」
いやらしそうなおっさんが房江を見つめ、
「匂い立つような色気を発散してる房江さんのパンツが欲しかった・・・」
他の客が京子だけがパンツを履いてるのを見て、
「なんで京子ちゃんだけがパンツ履いてるわけ?」
目を閉じ右手を胸元に立て不気味に、
佐治「厭離穢土欣求浄土(おんりえどごんぐじょうど)この世はいやだー、あの世にいきたいー」
司会者「地の底から響くような声と相まって、なんと不気味な経でありましょうか・・・」
司会者「佐治の怪異な風貌がそう思わせるのか身の毛がよだちます」
目を閉じ拝むように左手を胸元に立て、
修一「毎日幸せですか?南無阿弥陀仏ー」
修一「これが今生の別れかと思うと、思わず手も合わせたくなるというものです」と唱える絵に司会声、
「例によって岩城も経で応じ返します」
うっすら目を開いて佐治を睨み、
修一「知っちょるぞ」
佐治、うっすら目を開く(すごく不気味な顔)。
修一「われ、念仏の意味わからんと唱えちょろうが?」
佐治、赤面して狼狽する。
修一「わかっちょるんならそのぶさいくなツラに書いとる経の意味をゆうてみい」
真菜の膣に触れた指を嗅ぎながら、
栗栖「相変わらずエグイやっちゃのー」
栗栖「こんな大観衆の前で恥かかしたるなや」
真菜、栗栖が指を嗅いでるのに気付く。
栗栖の指を掴んで鼻から遠ざけ、
真菜「(恥じらい)ほんとにまだ匂うの?」
指を嗅ぎながら、
栗栖「匂いも鮮度もまったく衰え知らず」
栗栖「風呂に入って匂いが消えるの惜しいから指サックで保存しようおもてるねん」
恥じらい、
真菜「恥ずかしいからもう嗅ぐのやめて」
栗栖「そない言わんといてえな、もう中毒になってしもたんや」
控室で栗栖と真菜がセックスしてる場面を再現した絵に栗栖の声、
「匂い嗅いでたらまだ真菜さんの中に入れてる気になれて気持ちええねん」
真菜「(恥じらい)そんなに気持ちよかった?」
栗栖「(頷き)真菜さんはええなあ、いつでも好きなだけ嗅げて・・・」
赤面し、
真菜「わ、私はそんな事しません」
女達が各々修一に手を振り、
房江「修ちゃーん、がんばってー」
京子「そんなハゲ、左一発であの世に送ったりやー」
陽子「社長さーん」(勝って早くブチ込んでくださーい)
陽子(煮え切らない彼と二カ月前に別れて以来、わたし飢餓状態なんですー)
などと、声援を送る彼女達の後ろの男達が皆必死の形相で彼女達の股間をスマホで撮りながら、
(一生のお宝・・・)
若い男が愛を撮り、
(愛さん、あなたの物でぼくを突きまくってください)
別の若い男がエミを撮り、
(写真集で犯しまくったエミちゃんの本物のマ○コを撮れるとは・・・)
同じ男が怪訝そうにスマホの画面を確かめながら、
(バージンの筈なのに、なんかマ○コがこなれた感じがするのは気のせいか・・・?)
さっきとは別のおっさんが優子の股間を撮りながら、
(壮絶に使い込んだ貫録のオマ○コで超おれ好み。ピンクがいいなんてヤツはまだまだガキだね)などと呟いている。
右足のかかとで佐治の爪先をグリグリねじり踏み、
修一「はよ経の意味をゆうてみい」
佐治「うぅぅ・・・」と怒りが爆発寸前の形相。
栗栖「(呆れ)岩城もたいがいしつこいやっちゃのー」
栗栖「そんな事どうでもええからはよ試合はじめや」
修一を凝視したまま感心し、
真菜「相手をイラつかせる高等戦術ね」
真菜「さすが修ちゃんは一流の格闘家だわ」と言う真菜を見て呆れ、
栗栖「どこが高等やねん?戦術もなにも、ただタコをおちょくっとるだけやで」
隙だらけの、ぼーっとした顔で、
修一(ああー、もう誰もヤラせてくれんのか、死んだ方がましじゃー・・・)
栗栖に不安げに、
真菜「そんな事ないわよ、でもガードがガラ空きなのが気になる・・・」
突然修一の額に「ガツ」と猛烈な頭突きをくらわせ、
佐治「調子こくんもたいがいにさらせーっ」
真菜「(驚愕し)きゃっ!」
栗栖「ほれみてみい、いわんこっちゃない・・・」
修一、白目をむき、棒立ちのまま後ろに倒れかける。
修一、あと十㎝で後頭部を床に打ちつけそう。
優子達慄き、
優子「きゃーっ、頭が・・・」
つづく