ここ「ニーム」もローマ時代からの町ですから、ローマ時代の遺跡が沢山あります。
前々回にお見せした、水道橋ポン・デュ・ガールのある水道の最終地点はここニームです。
今日はニームで面白かった所、そのうちの2ヶ所をご覧に入れます。
その1・古代神殿、メゾン・カレ
紀元前16年頃に建設された古代神殿ですが私たちが行った時には何か音楽関係のイベントの後片付けが終わった時でした。
「古代神殿跡で音楽のイベントなんかやるんだ~」と驚きましたが、大きな壁の上の方にある像は古代ローマ初代皇帝のアウグストゥスの像で当時のままの様です。
写真は神殿の裏側の壁で、古代ローマの最も美しい壁の一つと言われているそうです。フランスはこの頃はまだガリアと呼ばれてローマの属州でしたから、2000年以上も前の建築物がフランスの田舎町にも残っているのでしょう。
その2・円形闘技場
これも、ローマ時代のものです。私たちが訪ねた時に闘技場の中で若いカップルが闘牛の練習をしていました。
それを観客席で小学生くらいの団体が先生の説明に耳を傾けながら見ていましたが、授業中のような雰囲気があり・・闘牛を、え?・・意外な感じがしました。
建物だけでなく皇帝の像まであるんですか~!!
増してや私たちの使用する暦の八月(AUGUST)は彼の名前から付けたと聞いています。
ローマ帝国の歴史は深いですね~。
日本ですと、弥生時代の後期頃ですね、静岡県の登呂遺跡[復元したもの〕ですが、高校生の頃、史学クラブで見に行った事を思い出しました。