稲田写真塾*ギャラリー*

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事件とは?

2011年02月28日 18時29分00秒 | ノンジャンル
初めてのことが起きました。
坂部さんが金賞、銀賞を独占、一人ワンツーフィニッシュとなりました。
さかべっち、おめでとう!
このコーナーは私の独断で作品の「内容」で選んでいきますから、理論上は一人で金銀銅賞独占もあり得るわけです。

さて、いよいよこの課題最後の写真です。
出初め式での放水が終わった後、大人達は仕事が終わってさっぱりしてもう帰るだけといった風情です。
一方、元気な子供達はまだまだ帰る気などさらさら無く、放水が作った反射光が美しい水溜まりをピッチャピッチャと足で踏みつけて遊んでいます。
この大人と子供との対比を、絶妙なカメラポジション、フレーミング、レンズの選択、シャッターチャンス、タイトル、・・全てほぼパーフェクトに近く処理することができました。文句なし!です。
見に来た人も、撮影に来た人も、普通は放水が終われば帰りますが、最後まで油断をせずにねばった根性に、あっぱれ!

私の採点では金賞銀賞の2点はほとんど同点でしたが、以前この放水の写真と似たアングルのさかべっちだったか、岩間のけんちゃんだったか、または他の誰かだったかの写真が頭に残っていたので放水の写真を2位にしました。

課題  「正月の絵になるショット」  金賞

タイトル  「水遊びだ~いスキ!」  坂部 史子(笠間)



ホームページ更新しました。(明日の日付になってますが)
個展へのコメント、「おしゃべりサロン」へどしどしお寄せ下さい。

銀賞

2011年02月27日 16時12分00秒 | ノンジャンル
出初め式の放水を逆光で撮影しました。
逆光ですから虹こそ写ってはいませんが、放水されている明るい水と霧と水溜まりがきれいなこと、そして手前で放水を思い思いのポーズで楽しんでいる(特に、左で空に向かって手を突き上げている子が良い)シルエットで見える子供達とのコンビネーションがさらにきれいです。
少し雲にかかる太陽も立派なポイントになっています。
消防士の方は写っていないも同然ですが、勇壮な放水から、ホースを持って踏ん張っている姿が目に浮かぶようです。
この時は本当に迫力満点だったのでしょうね。

課題  「正月の絵になるショット」  銀賞

タイトル  「迫力満点!」  坂部 史子(笠間)



次回はいよいよ金賞の発表ですが、この「ベストテン・コーナー」がスタートして以来、初めての事件が起きます。

銅賞

2011年02月26日 18時27分00秒 | ノンジャンル
いよいよ、3賞になりました。先ずは、銅賞の作品です。

「どんどん焼き」の準備も終わった頃、気がつくと陽は落ちて西の空はやや赤味を帯びて、どんどん焼きの本体はシルエットになりました。
と、その時まだ火がついていない「どんどん焼き」の頭の部分を飛行機が雲を引きながら横切ります・・・まるで真っ白な髪飾りを差したように。
こんなに美しいどんどん焼きの写真を私は見たことがありません。
多分、このどんどん焼きの会場には沢山の人や色々なものがごちゃごちゃとあったと思うのですが、主役と脇役と背景の空とのシンプルなエッセンスだけを取り出したギリギリの選択(トリミング)の見事さが光ります。
頭部の竹を切り取って本体を少し左に寄せた構図(フレーミング)もスキがありません。

課題  「正月の絵になるショット」  銅賞

タイトル  「どんどん焼きの髪飾り」  福田 義康(笠間)



4位

2011年02月25日 20時24分00秒 | ノンジャンル
この一瞬を逃さなかったシャッターチャンスの的確さ、まったく無駄のないフレーミングの見事さ(群衆の顔や頭のトリミングの見事さです)、それと主役の人物の眼鏡と腕の位置関係、どれをとっても文句なしです。
背景となる笠間稲荷の本殿もお正月一色に着飾って、周りも大変な賑わいで人々のざわめきが聞こえてきそうです。
暮れの前からずっと日本経済も迷走気味で、景気回復、商売繁盛を神様に願わずにはいられない気持ちが伝わってきます。
日本のリーダー達は、何をしてるんでしょう!

課題  「正月の絵になるショット」  4位

タイトル  「景気回復、商売繁盛」  盛田 守(笠間)



5位

2011年02月23日 16時43分00秒 | ノンジャンル
この作品も魚眼レンズを効果的に使えています。
ご承知のように魚眼レンズは180°の広い範囲が写ることだけではなく、色々な特徴があります。周辺に行けば行くほど直線でも画面センターを中心にした円形になってしまうこと、被写界深度が深いので近距離から遠距離までピントが合ってしまうこと等です。
がなんといっても、このレンズの特徴は寄れば寄るほど主役を強調できることですから、魚眼レンズで寄らなければこのレンズを持つ意味がありません。
この写真はお正月用の卯の衝立にグッと寄って12年に1度の主役を強調し、力強い作品に仕上げました。
付け加えると、衝立の左下半分に影があること、画面に良い変化を加えています。

課題  「正月の絵になるショット」  5位

タイトル  「12年に1度の主役」  柴田 直美(笠間)