金賞

　「梅雨の頃」　　　　金賞

「雨の通学」　　　野上　弘子（水戸）



先ず、赤い傘の女学生が目に入ってきます。
高い位置から俯瞰し、この赤を起点にして傘の波が延々と遠くまで続いている様をワイドレンズ、縦位置のフレーミングで構成しました。
階段下の広場も雨に光って、梅雨の季節そのもの。
梅雨を植物などの自然のものを通して見るのとは違った形で表現したことを評価します。

銀賞

　　「梅雨の頃」　　　　銀賞

　「雨上がり」　　　植木　繁行（笠間）



アジサイの一輪を花の裏側からクローズアップしての作品です。
透過光を効果的に使って透明感のあるみずみずしい花びらに仕上げました。
後方の丸ボケもきれいで、文句無しの作品になりました。

銅賞

　「梅雨の頃」　　　銅賞

　「青の世界」　　　新名　喜久夫（笠間）



神秘的なブルーに目を惹かれます。
これはカメラのホワイトバランスを白熱灯にして撮影されたものです。
写真が作り上げた人の目では見えない絵ですが、こんな工夫をすることで新しい美しい世界が広がります。
フレーミング（構図）もなかなか斬新で素晴らしい！

４位

　「梅雨の頃」　　　４位

　「霧雨の中で」　　　米畑　義三郎（笠間）



どんなテクニックを使ったのでしょうか、ちょっと見には、ブレてボケているように見えますが、ピントはちゃんと来るべきところには来ていて、霧雨に煙るアジサイの感じがよく出ています。
ここでも、梅雨時の雰囲気をうまく表現しながらの、人の目とはちょっと違った絵が素敵です。

５位

　「梅雨の頃」　　　５位

　「初めての梅雨」　　　　加倉井　克己（水戸）



カタツムリ、アジサイ、雨、梅雨の役者は全部揃いました。
光の捉え方、絞りを含むレンズワーク、フレーミング、シャッターチャンス、これ等もすべて決まっています。
それに熱意が加わって、やっぱりいい作品になりますね。