金賞

　「秋の匂い」　　　　金賞

　「夕日を浴びて」　　　　野上　弘子（水戸）



まるで抽象画の様な写真ですが、「抽象作業」とは象徴的なものを抽出することですからエッセンスを取り出すということに他なりません。
この作業が上手く行けば、解りやすい作品になる訳です。
そんな意味でこの作品は秋と夕日のエッセンスを上手く取り出しています。
画面から、澄み切った秋の空気と夕日とが刺す様に伝わってきます。


明日から、「自由課題」のベスト10を順に発表して行きます。

銀賞

　「秋の匂い」　　　　銀賞

　「ススキと諏訪湖と富士」　　植木　繁行（笠間）



諏訪湖を望むススキの高台からの雄大な眺めです。左後方にある富士山はこの大きさでは見難いかも知れませんが、美しくスケールの大きな作品になりました。
タイトルにある「ススキ」がもう少し見える工夫をすれば、一段と力強い作品になったことでしょう。

銅賞

　「秋の匂い」　　　　銅賞

　「冷え込む」　　　横堀　義一（笠間）



霧の朝の出来事と思いますが、良い時間帯にナイスポジションで決めてくれました。
よく見ると蜘蛛の巣が複雑に絡み合っていますが、適度にボカした絞りの設定（f8)が見事で、主役の草が凛とした姿に見えます。

４位

　「秋の匂い」　　　　４位

　「🎵どんなに上手に隠れても」　　小松崎　登（笠間）



花びらの透過光の陰になって、向こう側の花と虫さんとの陰がとても面白く、タイトルにもそれが上手く生かされています。
背景の選択がこの色の花にはぴったりで、爽やかな秋の匂いが伝わってきます。

５位

「秋の匂い」　　　　５位

　「収穫を終えて」　　　　福田　義康（笠間）



今回提出された課題作品では、彼岸花と稲の刈り入れの組み合わせがかなり多くありましたが、モミ焼きとその煙を入れてこんな良いバランスの作品はこの作品だけでした。
そして、彼岸花、煙、コンバインと人物たち、それぞれ的確な大きさに配したレンズワークが素晴らしく雰囲気のある作品に仕上がりました。